よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

論語の「矩を踰えず」

2017年04月19日 | コラム
吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順(したが)ふ。
七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず。




自身を省みれば、

学を志すことも、
学で身を立てることもなく、
未だ迷い多く、
天命も知らず、
人の意見を素直に聴くことも不完全だ。

ただ、自分のしたいことを極めても、人の道を踏み外したことはないと思っていた。
いたのだが。

この「矩(のり)」の範囲が曖昧だということに気づいた。

略奪、盗みなどの行動は取っていないが、優先席に座ってしまうことはある。
(しかし妊婦さんや高齢者がいれば、優先席でなくても席を譲る)

業腹な事象について、たまに女性トークで毒を吐くこともある。
(一応、最後は綺麗な言葉でまとめるように心がけている)

こうしたことも「矩(のり)」だとすれば、まだまだ道は遠いかもしれない。


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