よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

当たらない易者に当たると嬉しい理由

2017年06月07日 | 運気アップ
ある男性から「彼女が占いに嵌りすぎたのが原因で別れた」という話を聞きました。

月に10万円近くを占いにつぎ込んでいたので、一緒に暮らせないと思ったそうです。


稼いだお金をどう使うかは、その人の自由なのですが
そんなに占いが好きなら、なぜ自分で易学を勉強しないのか不思議です。

食べるのは好きだけれど、作るのは苦手。
人に料理してもらうのがいい――に近い心理なのでしょうか。

あるいは、自分の事を誰かに客観的に裁いてもらいたいのでしょうか。
「自分自身は占えない」というジンクスを鵜呑みにしているのでしょうか。

…自分の運気リズムは、体調同様にわかりますけれどね。



初歩の易学は、それほど難しくありません。
本を数冊読めば、宴会で披露できる程度にはなれます。

ただ、書物の限界は「パーツの説明」しかできないということです。

姓名判断なら画数。

手相なら、○○線や丘等の説明。

…でも私たちが「人相」を見る時、部分だけで判断しますか?
「ぱっちり目」「白い歯並び」の写真だけ見て、美人と断じたりしません。

トータルの組み合わせで、美醜や雰囲気の良さを感じます。

姓名判断も手相も同様で、画数や線の意味だけ覚えても、それは初歩の初歩。

吉数であっても、良い線であっても、
その他の組み合わせによって、凶となることもあるのです。

大事なのは「部分」でなく、「総合」です。

その組み合わせの数は…ほぼ人の数だけあると思ってください。
書物で網羅できる規模ではありません。

ですので、易学を極めることはとても難しいのです。

正直、街の占い師さんも概ね「統計」の域を出ていません。
「この線があるから」のようなパーツ説明をする易者さんに頼るなら、
自分で勉強したほうがマシというものです。


でも、当たらない占い師さんに見てもらうのも一興です。

「あなたの仕事場、ひどいわね。皆が冷たいのよ。
 カネカネカネカネ…儲けることばっかりね!」

この占い師さんの話。笑いをこらえるのに必死でした。

チャリティ収益が思いのほか多く、それをどう使うか
優しい皆でアイディアを出し合って侃々諤々していた時期だったのです。
(こういう職場も珍しいでしょうけれど)


ある心理カウンセラーの方が、隣席の方を相手に
「あなた15画だね。運勢は良くないね」と飲み会の席でやり始めた時も
失笑しそうになりました。

なぜ頼まれもしないのに易学を披露し、
しかも後ろ向きなことを伝えるのかと感じたのです。

(ちなみに単品で見たら15画は吉数です。
 組み合わせで悪くなる時もあります)


こういう易者さんやカウンセラーさんに当たると、嬉しくなります。

このくらいの易なら、私でもできる。
もう少しやわらかい傾聴もできるし、的を射たアドバイスも可能。

そう思うと、妙にワクワクするんです。
ああ、結構やれることがあるんだなあと、楽しい気分になるのです。


多少、易の心得はありますが、実際に人を占うことはいたしません。
依存症を増長させるのは、当人のためになりませんから。

それよりも、運気を強くする方に興味があります。


実際、私は生まれつき強運だったわけでなく、
試行錯誤を重ねて、今の厄除強運体質をつかんでおります。


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