よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

集合意識はおそろしい

2017年06月20日 | コラム
「神社は集合意識の蓄積であり、そこにアクセスすることが運気向上につながる」という説を仄聞する。
集合意識(集合心理)が苦手な私は、ライブも祭りも避ける。

この前の高幡不動尊での護摩修行も、
周囲にシンクロせず、独自の祈り方をしていたのだが
―――私の場合は、このほうが運気があがるのだ。



さて霊的な話ではなく、集合心理はおそろしいものである。
なべてマイノリティを駆逐する。

「熱狂的なファンの気持ちを逆なでする言動は、
例えていうなら
フランス革命のパリ市民の前で
『マリー・アントワネット万歳!』
と絶叫するようなもの」と呟いたら
知人が「すごく良い比喩だね」と褒めてくれた。

そう、集団意識というのは排他的なのである。
そして同時に暴力的だ。

セミナーやライブでも、舞台に立つ人を崇め奉り
それができない人を排斥する傾向にある。

私は、それが苦手なのだ。

人を尊敬はできても、崇拝はできない。

誰でも不完全な存在だから、
「ここは腑に落ちるけど、ここは納得できない」
という面がある。

良い面も、悪い面もきちんと目を向ける。


熱狂的に誰かに耽溺できる人は、それはそれで
幸福なのだと思うが、やはり自分は俯瞰的な
スナフキン気質を大事にしていきたいな、と思う。

「みんな違ってみんないい」
これも好きな言葉のひとつだ。


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