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天の川の太陽を読んで

2016-01-22 13:34:25 | 随筆

黒岩重吾先生の本です。

天の川の太陽を読んで

天武天皇、大海人皇子の物語です。

時は、飛鳥時代686年、兄は天智天皇(中大兄王子です)天智天皇は時の実力者蘇我入鹿を鎌足(後の藤原鎌足)と組んで入我を殺害します。(乙巳の変)

天武天皇、大海人皇子は兄の(中大兄皇子)に使え、兄の娘姉の大田皇女、妹の鵜野皇女と結婚します。妹の鵜野皇女は後の持統天皇です。

昔は、近親結婚が多かったのですね。

兄弟、従妹の恋が複雑に絡んでいきます。また勢力争いが絡んでいきます。

持統天皇の物語は、(天上の虹)里中満智子さんの漫画でしりました。

当時の実力者蘇我入鹿は、中大兄皇子に殺害されますが、蘇我入我は聖徳太子様の子、

山背大兄王を自殺に追い込み、聖徳太子一族を滅亡させた人です。

天皇をめぐる勢力争い、有間皇子も鎌足の罠にかかり殺害されます。

紀州で読んだ歌は有名ですね。

家にあれば筒に盛る飯を草枕旅にあれば椎の葉に盛る

そして、この時代に登場する、額田王は天智天皇の弟の天武天皇との愛人です。

茜指す紫野行き標野行き野守見ずや君が袖振る

額田王は最初、弟の天武天皇の愛人でしたが、兄の天智天皇に取られます。

この歌の意味が良く分かりました。

天皇の地位を巡り、繰り広げられる勢力争いおとしいれや殺害もあります。

万葉集の歌と共に、飛鳥時代の天皇家の人物像がわかりました。

大阪から奈良は近いので、飛鳥など歴史を思い散策したいと思います。