東京02日 18:53現在、円は、107.44、ユーロは、121.25/1.1285、豪ドルは、74.41/0.6926、英ポンドは、134.46/1.2514近辺 . . . 本文を読む
■株小反発(22145)。「米中の景気指標の改善を背景に投資家心理が改善。ただ2日に明らかになった東京都内の新型コロナウイルスの新規感染者が2カ月ぶりに100人を超えたと伝わると、国内での感染拡大への懸念や緊急事態宣言の再発出に対する警戒感が強まり、積極的な買いが手控えられた。この日の相場は感染拡大を巡る思惑で揺れた。午前の取引開始時には、米国での感染者増への懸念から一時売りが優勢となった。一方、中国の好調な景況感や中国政府の景気刺激策への期待でアジア株が上昇すると、連動するように上げに転じた。午後の取引直後に都内の感染者数が拡大したとの報道を受け、再び下落する場面があった。6月の米雇用統計が発表されるのを前に様子見姿勢も強く、日経平均は前日比のプラス圏とマイナス圏を行き来する展開。東証1部の売買代金は概算で2兆2366億円。売買高は13億5725万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は753、値下がりは1343。変わらずは73銘柄」。
■債券堅調(利回り低下0.030%)。「財務省が実施した10年物国債入札が「順調な結果」、債券需給が引き締まるとの見方から10年債には買いが優勢。財務省が実施した10年債(新発359回債)入札で、応札額を落札額で割った応札倍率は3.66倍。最低落札価格は100円39銭と、市場予想の中心(100円35銭)を上回った。市場では10年債への旺盛な需要が確認できたとの見方が広がり、長期金利は一時前日比0.020%低い0.025%まで低下した。午前には前日比0.010%高い0.055%まで上昇する場面も。米経済の持ち直しを示す経済指標の発表が相次ぎ、投資家のリスク回避姿勢が和らいだことで、国内債券市場では比較的安全とされる債券に売りが先行していた。償還までの期間が10年を超える超長期債の利回りは上昇した。新発30年債利回りは一時前日比0.015%高い0.645%と、2019年1月31日以来、約1年5カ月ぶりの高水準を付けた。新発20年債利回りは同0.015%高い一時0.450%と、19年3月6日以来の高水準を付けた。超長期債は日銀による買い入れ額が中長期債に比べて少なく、国債増発に伴う需給の緩みへの懸念が続いている」。
(為替)昨日とは若干円高、対ユーロは若干円安。本日夜の米雇用統計に注目。 . . . 本文を読む
理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳」が、計算速度などを競う世界ランキングで「4冠」を獲得した。使いやすさを探求した富岳は、海外勢が開発を急ぐ次世代スパコンに先駆けて稼働し、計算速度では2位を大きく引き離した。新型コロナウイルス感染症の研究でもいち早く成果を出すなど実績を上げつつある。
スパコンは生き物の頭脳にも例えられるCPU(中央演算処理装置)やGPU(画像処理半導体)を大量に使って計算能力を大幅に高めた計算機だ。複数の要素を同時に扱う計算が得意で、現実世界で行うことが難しい実験などをシミュレーション(数値計算)で求める。1秒間あたりの計算回数が多いほど、得られた答えの精度は高くなる。米国や中国を筆頭に世界で開発競争を繰り広げている。
富岳は、高速コンピューターに関する国際専門家会議が発表したランキングの最新版で、(1)1秒間の計算速度(2)実際に分析に使うソフトに近い計算の速度(3)ビッグデータの処理速度(4)人工知能(AI)にデータを学習させる速度――の4部門で世界一になった。計算速度は毎秒41.5京回(京は1兆の1万倍)で、2位の米IBMなどが開発した「Summit(サミット)」に2倍以上の差をつけた。
国産のスパコンが首位を獲得するのは「京(けい)」以来、8年半ぶり。京が記録した1秒間の計算回数は8162兆回で、2位の中国製スパコンの3倍以上の速度になる。世界一になった日本のスパコンは6機目だ。日本のハードウエア技術の高さを改めて証明したが、京では課題もあった。使い勝手が悪かったことだ。
京では開発を担った富士通製CPUの基本設計を活用したため、利用できる基本ソフト(OS)が限られていた。そのため利用者が京を使う場合には、基本ソフトを自ら変換したり新たに開発したりする手間がかかった。国費を投入して開発するスパコンにはユーザーが使いやすい設計が求められていた。(以下略 原文をご覧ください)
(* 日経 記事より 図も) . . . 本文を読む
■ダウは反落(25734)。「良好な米経済指標や、ワクチン開発が順調との観測で買いが先行。ただ、感染「第二波」への懸念は根強く、買い一巡後は前日終値近くでもみ合う展開。取引終了にかけて売りが優勢。ADP6月の雇用者数は前月比236.9万人増と市場予想(250万人増)を下回ったが、5月分が276万人減から306.5万人増に大幅に上方修正。ISM6月の製造業景況感指数は52.6と、市場予想(49.5)を上回り50超。ファイザーが新型コロナワクチンの初期の臨床試験(治験)で良好な結果を得たと発表。ファイザー株は3%上昇。一時ダウはが200ドル超上げたが。買いの勢いは続かず、次第に伸び悩み、前日終値を挟んでもみ合う展開。アップルが米国内の30店舗を新たに再閉鎖。NY市はレストランでの店内飲食の再開を延期。景気敏感株が売り優勢。ボーイングや銀行株・石油株、インテルの下げが目立った空運株も売られた。一方、ハイテク株への買いは続いたナスダックは3日続伸し、1万0154.63と過去最高値を更新。テスラが時価総額でトヨタを抜いた。アマゾンやネットフリックスも上場来高値」。
■原油は反発(39.82)。「ISM6月の製造業景況感指数を受け、需要増への期待。米国原油在庫の減少も相場を支えた。EIA石油在庫統計で原油在庫が減り、減少幅は市場予想を大幅超。協調減産で輸入が大きく減少、精製施設の稼働率の上昇も寄与。需給改善の観測が広がった。ただ、EIA統計でガソリン消費がやや減少、発表直後は失望売り。また、アリゾナ州の1日当たりの感染者数と死者数が過去最高」、●金は反落(1779.9)
■米国債は続落(利回り上昇0.67%)。「好調な景気指標に米国債は売り優勢。FRBが午後に公表した6月のFOMC議事要旨では、「イールドカーブ・コントロール(YCC)」の導入に対して参加者が慎重姿勢を維持。市場の一部で広がっていた早期の導入の思惑が後退、長期債の売りを促した。2年物国債は0.16%」。
■日経平均先物夜間の引けは、22200。
■(為替)ユーロが(対ドルで)買われ、円も若干連れ高。ドル現金需要がやや収まったのでドル売りとの報道。
14:20更新 . . . 本文を読む
香港警察は1日、6月30日に施行された「香港国家安全維持法」に違反した容疑で男女あわせて10人を逮捕した。施行から1日足らずでの初の逮捕者で、香港の統制強化を進める中国当局の姿勢が鮮明になった。違法集会や武器所持など同法以外の容疑も含めて逮捕者は約370人に上った。
警察は逮捕した10人の一部が「香港独立」や2019年の大規模デモのスローガンだった「光復香港 時代革命」の旗やプラカードを所持していたと発表した。街頭での荷物検査でかばんなどの中から見つかり、逮捕されたケースもある。警察によると、最初に逮捕された男は香港島の繁華街、銅鑼湾(コーズウェイベイ)で取り調べを受けた。香港メディアによるとバックパックの中に「香港独立」と書かれた旗を持っていた。
「国家の安全を脅かすごく少数の者にとって国家安全法は鋭い剣になる」。中国政府の出先機関トップの駱恵寧氏は香港が中国返還23年を迎えた1日午前、記念式典でこう演説した。法施行前は欧米など国際社会の批判や市民の懸念を意識して慎重に運用するとの観測もあったが、さっそく法律の威力を見せつけた。詳しい容疑は分かっていないが、国家分裂を企てた罪に問われる可能性がある。特定の旗やプラカードを持っているだけで逮捕されるのはこれまでの香港では異例だった。言論の自由が損なわれ、民主派の政治活動を萎縮させる懸念が早くも現実になった。
1日は若者ら1万人超が香港島中心部で同法に抗議するデモに参加した。警察は新型コロナウイルス対策を名目にデモを禁止し、放水砲や催涙弾で強制排除した。一部の若者は警察の制止を振り切って道路を行進し、障害物に火を放つなど過激な抗議も展開した。警察は大型商業施設の中でも取り締まりを進め、繁華街は終日混乱した
(* 日経 記事より)写真は1日、香港でデモ隊を取り締まる警察官=ロイター(別の日経記事より) . . . 本文を読む