元気をもらった朝鮮初級学校の公開授業と
人間性を取り戻せる映画の紹介
6月に「大阪朝鮮第4初級学校」で一般公開授業がありました。
そもそも、民族教育とはどうして始まったのでしょうか?
日本が朝鮮を植民地支配していた時代、朝鮮人は「日本人
になること」を強制されており(同化・皇民化政策)、朝鮮語
教育をはじめ民族教育は禁止されていました。
1945年8月15日、解放を迎えた在日朝鮮人たちは、まず
自分たちの子供に母国語を教えるために、各地で朝鮮語講習
会を開きます。これが朝鮮学校の始まりです。
ところがその後、1948年にGHQの指示を受けた文部省は
民族学校で学ぶことを禁止して、日本人学校への入学を強制
しました。それに対して、「朝鮮学校を死守しょう」のスロー
ガンのもと在日朝鮮人は立ち上がります。阪神教育闘争です。
そして、現在も、日本政府は「高校授業料無償化」適用除
外や補助金不支給など、日帝時代と変わらないことをして
います。
このような中で、朝鮮学校への理解を広めようと、毎年
一般公開授業が行われています。
年長組、年中組、年少組、1年生から6年まで、どの教室
も自由に出入りして見学することができます。
子ども達はみんな元気で生き生きしています。
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次に映画の紹介です。
1980年光州事件の「タクシー運転手」「一九八七、ある闘い
の真実」に続き、1997年、金大中氏が大統領に就任した時に
実在したスパイを主人公にした「工作」が上映中です。スパイ
映画と言っても、内容は祖国愛、同胞愛を描いています。日本
の政治家たちの「反韓」「嫌韓」の汚い言葉があふれている中
にあって、人間性を取り戻せるような映画です。