「寝屋川 平和と市民自治の会」のブログ

平和に人間らしく生きるために「寝屋川 平和と市民自治の会」が取り組んだこと及び今後の予定を知らせます。

映画「ソソンリ」寝屋川上映会の案内

2018-12-04 16:04:44 | 映画会

韓国・THAAD(サード)ミサイル基地建設阻止の闘いを伝える

ドキュメンタリー映画「ソソンリ」寝屋川上映会

12月9日(日)

1回目上映14:00~16:30

2回目上映17:30~20:00

寝屋川市民会館4階研修室 

参加協力券 当日1200円 前売1000円

学生・非正規雇用・無職・65歳以上・障がい者 当日800円 前売700円

韓国の山村「ソソンリ」で米軍のTHAAD(高高度防衛ミサイル)基地建設が強行されています。基地建設阻止の闘いが日常となったハルモニの姿を描いたドキュメンタリー映画を寝屋川市民会館で上映します。首脳任せにせず、韓国、沖縄、本土の民衆の連帯こそが、東アジアの平和を実現する道ではないでしょうか。寝屋川市民会館への上映会に参加お願いします。

問い合わせ先 寝屋川 平和と市民自治の会 TEL/FAX 072-813-2913 携帯090-3927-6382



PAN11月号4ページ

2018-12-04 15:25:14 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

11月号4ページ

高麗青磁に寄せて

 中之島の東洋陶磁美術館で「高麗青磁―ヒスイのきらめき」が開催されています。 高麗王朝は918年から1392年で、日本では平安中期から鎌倉時代、室町時代初期のころになります。

 「コリア」という呼び方は「コーライ」からきたと言われています

 250点もの高麗青磁が所狭し、と展示されていて、その色の美しさ、形の繊細さ

に圧倒され、高麗王朝の文化の高さが偲ばれます。

 あの豊臣秀吉が朝鮮侵略したのも、高麗青磁や李朝白磁を手に入れたかった

からだと言われています。そして多くの陶工たちを拉致して日本に連れてきて、各

藩に窯をつくって、陶磁器をつくらせました。毛利藩の萩焼、黒田藩の高取焼、鍋島藩の唐津焼、有田焼、島津藩の薩摩焼等々。

 有田焼の「陶祖」として李参平は今もあがめられていますし、薩摩焼の現在の15代沈寿官氏は多方面で活躍されています。

 この時期から日本の「焼き物文化」が飛躍的に発展しました。

 また、初期の朝鮮通信使は秀吉に拉致された人々を捜し出し、国に連れ帰るの

が目的でした。しかし見つけ出すことができなくて、家族が離ればなれになってしまった悲劇も多くあったようです。 

話がそれてしまいましたが、とにかくこれほどたくさんの高麗青磁が見られる機会はあまりないので、朝鮮半島に思いを馳せながら「本物」の良さを味わってください。美術館のすぐそばの「バラ園」もちょうど見頃です。11月25日まで開催中

です。                         2018.10.21 井 哲子


 

ドキュメンタリー映画「ソソンリ」寝屋川上映会

12月9日(日) 

1回目上映14:00~16:30

2回目上映17:30~20:00

寝屋川市民会館4階研修室 当日1200円 前売1000円


東アジアに平和を!武力なき平和のためのZENKOスピーキングツアー大阪集会

12月16日(日)

13:30~

国民会館・大ホール(京阪天満橋駅下車徒歩6分)

当日600円 前売500円




「PAN」11月号3ページ

2018-12-04 15:17:36 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

「寝屋川 平和と市民自治の会」の会報「PAN」11月号の3ページ

軍隊は国民を守らない、むしろ国民を破滅させる

2018年11月5日 寝屋川市 Hさん

 秋たけなわの10月21日(日)澤野義一氏の講演会「世界の戦争違法化の歴史と日本国憲法」を聞き思ったことが二つある。一つは、軍隊は国民を守らない、むしろ国民を破滅させるということ。もう一つは、日本国憲法第9条こそ、世界中で繰り返し勃発した戦争の惨禍の被害者として、辛酸を舐め尽くした無数の人々の平和を求める悲願の結実であるということだ。今回は一つ目について述べ、二つ目の論点については次の機会に触れたいと思います。

 

 私は「軍隊は国民を守らない、むしろ国民を破滅に追いやる」と思う。まず従来の自民党政権が言ってきた専守防衛の自衛隊だ。専ら自国の防衛だけに専念する軍隊というのだ。自民党政権は専守防衛の自衛隊は違憲でないとして自衛隊を拡大強化してきた。その中で専守防衛の範囲も拡大解釈され、ついに集団的自衛権を法制化した。その結果、自衛隊は世界6位あるいは7位と言われる本格的な、拡大し続ける軍隊として周辺の国にとって脅威となっています。

 国民を破滅させた例

最近の戦争の歴史をみると国民を守るという大義で創設された軍隊は国民を守るどころか国民を破滅させてきた例が大多数だ。

何よりもまず、軍隊は人間を殺人機械に変える。軍隊として行動する兵士は、人を殺すという任務を冷静に遂行する殺人マシーンと化す。例えば優しい好青年が、命令に従い、人を殺すこと、残虐行為を行うことに疑問を感じなくなってしまうのだ。

また権力が国を守るという口実で侵略戦争を正当化する。国を守る概念が徐々に拡大され侵略戦争が国を守る自衛戦争とされてしまうのだ。

更に権力は軍隊を、兵士を、国を守る英雄として美化するために学校教育を利用する。マスコミも利用する。社会全体が軍隊の英雄化と侵略戦争の賞賛の高揚の中で歯止めのきかない戦争マシーンと化す。行き着く先は屍が累々と横たわる焼け野原、生活のすべてを破壊され路頭にさまよう人々、居場所もなく食料を求め、病気に苦しみ、餓死してゆく人々、とりわけ幼くして親を失った孤児の運命は悲惨だ。ドブネズミのように忌み嫌われ、食料もないままに、ある者は飢えて、またある者は病気にかかり、道端で、誰にも相手にされないで息絶えていく。

これが、国民を守るはずであった強大な軍隊を持った国が行き着く先、国民の地獄図、であったのだ。

軍事大国、大日本帝国も同様の運命をたどった。

 権力者は軍隊で国を守るというが、どの国も戦争を始めると国民を強制的に戦争に駆り立て軍隊に徴兵し、多数の犠牲者と悲劇をもたらす。例えば第二次世界大戦を回避していたら、どれだけの国民が死傷しないで済んだんだろう。どれだけ敵国民が死傷を免れただろう。また、より強大な軍隊を持つことによって、粘り強い話し合いで国際関係を調整しょうとする発想はますます薄れていく。そして、安易に軍隊を使い多くの自国民と敵国民を地獄に追いやるのだ。

 また、武器の生産は関連企業に大きな利益をもたらす。軍隊が巨大化すると軍需産業も巨大化する。ここに軍需産業と権力の癒着が起こり軍隊の強大化と戦争の危機の激化がおこる。また軍隊を持つと軍が力を持ち政治に影響力を持つことは珍しいことではない。軍事独裁政治は国民の基本的人権を奪い国民を戦争に駆り立て自国と敵国を問わず人を殺し環境を徹底的に破壊する。

 専守防衛という言葉にだまされてはいけない

結局、軍隊は国民を守らないどころか国民を弾圧し、膨大な軍事費で国民の生活を破壊し、国民の生命を奪い、国民の環境を破壊し尽くすのだ。専守防衛の軍隊という呼称にふさわしい軍隊は本質的に存在しないのだ。専守防衛はという言葉は権力が軍隊の保有と強大化を正当化する常套句として使われてきた。だまされてはいけない。軍隊を持ってはいけないのだ。


PAN11月号2ページ

2018-12-04 14:34:12 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

「PAN](「寝屋川 平和と市民自治の会」の会報)11月号2ページより

10月21日(日)トーク・カフェの報告

「自民党改憲案に対案出す必要はない。9条自身が対案」

(澤野義一さん 下の写真の左側)

「世界の戦争違法化の歴史と日本国憲法」というテーマで澤野義一さん(大阪経済法科大学法学部教授)にお話をしていただきました。1、①自衛戦争も含めすべての戦争放棄と②侵略戦争のみ放棄の2つの考えがあり、この2つの思想が競合しながら1928年不戦条約(戦争放棄に関する条約)が成立。 3、「戦争を違法化する要素と各国憲法」という項目では、軍縮、常備軍不保持、非核、集団的自衛権の制限・禁止、平和的生存権の保障などの要素を憲法に取り入れている国が27か国存在していることに言及されました。4、9条に対する世界の注目、世界化運動の項目では、軍隊のないスイスをめざすグループ、アメリカの9条の会など説明していただきました。5、安倍政権の9条改憲と安保政策は世界の戦争違法化に反するという項目では9条への自衛隊明記論は自衛隊合憲化、9条2項の空文化であり、安保関連法を正当化し戦争違法化に逆行すると明快に述べられました。

 休憩中に7人から提出された質問用紙に書かれている質問に休憩後、丁寧に答えてもらいました。その後、交流の時間ということで参加者全員が活発に発言しました。自衛隊を明記するだけというが、改憲は問題。9月22日の翁長樹子さんのスピーチに感動した。知事選の応援に行きましたが市民の反応が良く勝てると思いましたなどの発言が続きました。澤野さんの講演はビデオ撮影されユーチューブにアップされています。ご覧ください。

憲法9条 1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使 は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

 


「東アジアの平和をともにつくろう!」11/4団結まつりの報告

 

秋空の下 怒りあり、笑いあり、熱気と感動あり

 

「寝屋川 平和と市民自治の会」は11月4日扇町公園で開催された「団結まつり」(主催:平和と民主主義をめざす全国交歓会)にグランド企画の餅つき大会とつきたての餅入りぜんざいの模擬店を出しました。

 

ぜんざいは好評でした。餅つき大会も子供たちがたくさんついてくれて大いに盛り上がりました。

   

ステージでの山城博治さん

「体をはって闘い続ける。」

辺野古座り込みリーダー山城博治さんを囲んで

 

韓国からのゲストの方も餅つきをしました。


川 柳     10/20 ダブルデライト

*権力の ウソに負けない 真実は  

*汚染水 薄めてみても 汚染水

*声上げよう 消費増税 ストップと  

*天災や 人災に武器 役立たず

*世間並 ダメダメ議員 雇止め  

*大企業 献金より 納税を


 
   

 

 

 



PAN11月号を発行しました。

2018-12-04 14:15:08 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

ブログへのアップが、遅くなりました。「PAN 」(寝屋川平和と市民自治の会の会報)11月号を発行しました。

1ページです。

世界は動く  世界は変わる  東アジアを平和へ私たちが変える

12/9(日)映画『ソソンリ』上映会

板門店が非武装化

『JSA』(共同警備区域)という映画をご覧になった方も多いのではないでしょうか。2000年の韓国映画で、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ、ソン・ガンホという韓国トップスターが共演した映画です(2000年 パク・チャヌク監督)。映画の結末は悲劇で終わります。民衆の願いを踏みにじり権力者の都合で勝手に軍事境界線がひかれた、この南北朝鮮の分断の歴史が凝縮された現実を変えることなど、不可能なことのように感じた方も多いでしょう。

 今、JSAでは、9.19南北軍事合意書に基づき、この区域に駐留する兵力は南北それぞれ35人(将校5人、兵士30人)を超えず、非武装で左腕に「板門店民事警察」の腕章をつけ警備しているといいます。軍事境界線からそれぞれ5km以内での演習・訓練も中止、米韓合同軍事演習「ビジラント・エース」を猶予する事も米韓定例安保協議で同意されました(10/31)。朝鮮戦争の終結と東アジアの平和に向けて、世界は大きく動いています。

 トランプ敗北

アメリカ中間選挙でトランプが敗北しました。いかに取りつくろうと、下院の議席の過半数を8年ぶりに民主党が制したことは事実。しかも、今回の下院議員には、史上最多の女性候補が当選(84→113)、イスラム教徒が当選(2人)、進歩派のDSA(アメリカ民主的社会主義者)メンバーも当選。様々なヘイトをあおりたてるトランプを決してアメリカの民衆は許さないでしょう。

 「オール沖縄」3連勝 民意は新基地ノー

沖縄では、辺野古新基地建設に対して命をかけて闘った翁長前知事の後継者玉城さんが、県知事選で大差で勝ちました。その後の豊見城市長選、那覇市長選も「オール沖縄」候補が勝利しました。もはや沖縄の民意は明らかです。しかも建設予定地の海域がマヨネーズ状の軟弱地盤であること、活断層が存在する事も明らかになっています。工事完成が不可能であるにもかかわらず、沖縄県が協議を求めても相手にせず、違法な工事を1年以上も続けてきたのは誰か?安倍政権そのものです。埋め立てに使う土砂搬出業者による本部(もとぶ)港護岸使用許可申請を、沖縄県本部町は不受理としました(11/1)。基地建設の土砂搬入ルートが閉ざされ、まさに「奇跡のようなことが起こった」(山城博冶・沖縄平和運動センタ―議長 11/4団結まつり交流広場にて)のです。

 もちろん世論も辺野古基地建設には反対です。あくまでも辺野古に固執する政府の姿勢を「支持する」34.8%に対し、「支持しない」は54.9%だ(10/5共同通信)。

12/9(日)映画『ソソンリ』上映会に来て下さい    (寝屋川市民会館4階研修室)

沖縄・辺野古のように闘っているのが、韓国南部、星州(ソンジュ)ソソンリの住民たちです。平和に暮らす住民たちの住む村に、前政権時代、まるで降ってわいたかのように、THAAD(サード 高高度ミサイルシステム)が突然配備されました。米や野菜を作ってきた住民たちにとっては、死活問題です。体を張って声をあげ、工事を止めるハルモニ(おばあさん)たち。日本ではほとんど紹介されていない運動の実像を描いたドキュメンタリー映画を上映します。この作品は、ブサン国際映画祭ドキュメンタリー部門で受賞している評価の高い作品です。ぜひ見に来てください。チケット販売に協力して下さい(資料代 前売1000円 当日1200円)。 また、12月16日(日)には韓国からTHAAD配備に反して闘う運動を代表してカン・ヒョヌクさんが来日され、大阪で話しされます(天満橋国民会館1330~1630)。話を聞いてください。日韓民衆の連帯で、東アジアの平和を私たちの手で作っていきましょう。(4ページに続く)

(以下は4ページに掲載しました)

改憲路線進める安倍政権を市民の力で倒しましょう

 もともと期待もされていない安倍改造内閣。政権寄りとされる産経新聞・FNN合同世論調査でさえ「評価する」24.9%「評価しない」58.6%というスゴイ数字でスタートした今回の内閣は、国会が始まったばかりというのにもはやボロボロになりつつありますが、辺野古新基地建設を再開し、あくまでも改憲路線を突き進む構えです。  

いや逆です。世論と遊離していることを自覚しているからこそ、改憲を焦るのです。自民党憲法改正推進本部の下村博文本部長は「年内をめどに、全国289の衆院小選挙区支部ごとに憲法改正推進本部を置く」(10/26)、「改憲議論しないのは国会議員の職場放棄だ」(11/9)と言い放っています。このままでいいのでしょうか?