「寝屋川 平和と市民自治の会」のブログ

平和に人間らしく生きるために「寝屋川 平和と市民自治の会」が取り組んだこと及び今後の予定を知らせます。

PAN7月号4ページ

2020-07-16 18:24:21 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

読者の方から  署名とともにお手紙とうちわなどの作品が郵送されてきました。

その一部を紹介します。「私が行なっているボランティア活動の一部を紹介させていただきます。」「たとえば入所者の人が塗った塗り絵を使ってうちわをつくる等『これはあなたが塗り絵で作ったうちわですから、世界に一つしかないうちわですよ』と言って渡しています。

皆さんが「行っている運動は今の日本にとって大変重要なものであることはわかっています」とこの方は言われています。

(5月24日事務所で第1回目の「旬の食材を食べる会」での料理です。美味しくいただきました。)

7月の行事予定

1 毎週のミーティングに参加してください。

 毎週日曜日10時~12時を基本に事務所でミーティングを開催しています。 座席配置・換気・消毒等万全の対策を取ります。マスクの着用お願いします。

 (スミ)7月12日(日) 寝屋川市との交渉について

 7月19日(日) 10時~13時寝屋川市民会館調理室

        ミーティングと“旬の食材を食べる会”参加費500円 

 7月5日(日)はミーティングを中止します。

2 署名活動と訪問活動

  (スミ)7月4日(土)10時~11時 署名活動 寝屋川市駅東側イズミヤ前

  (スミ)7月11日(土)10時~11時 署名活動 寝屋川市駅東側イズミヤ前

        12時30分~ 訪問活動打ち合わせ 事務所

        13時~ 訪問活動

  7月18日(土)10時~12時 署名活動 寝屋川市駅東側イズミヤ前

3 7月トークカフェ(スミ)

  コロナ問題から見えてきた安倍政権と地方自治体の本質

―市民の命と生活を守れ! コロナ対策を最優先に

7月4日(土)13:30~16:00

ふらっと ねやがわ会議室・研修室(寝屋川市立産業振興センター5階)

  講師: 中川哲也(自治体政策研究会)

資料代 500円

4 “旬の食材を食べる会”

7月19日(日) 10時~13時 

寝屋川市民会館調理室  参加費500円 

ソーメンと野菜(ししとう・なす・かぼちゃ)の天ぷら、とまと、きゅうり

  5月は事務所を使い開催しましたが、7月は器具のあるところで実施することになりました。

できたもの、作ったものを食べながら、なんでも話しましょう。

5 以下の集会に参加して、

国内外のたたかう仲間の人たちと交流しましょう

取り返そう!奪われた富を

創りだそう!平和・民主主義を

コロナ危機の克服を国際連帯で

2020ZENKO in大阪

7月24日(金)安倍・維新ヤメロ集会&デモ

     15時集会 16時デモ出発

7月25日(土)メイン集会(13:30~16:30

      エルおおさか大ホール

 コンサート(18:00~20:00)剣先公園

7月26日(日)分科会(10:00~12:30)

      総括集会(13:30~15:00)

詳しくはhttp://www.zenko-peace.com

 


PAN7月号3ページ

2020-07-16 18:12:00 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

韓国映画『マルモイ(ことばあつめ)』と李容洙さんの記者会見

『冬のソナタ』から始まった韓流ブームは、今、第4次ブームをむかえています。そのきっかけは、日本でも社会現象になりつつある韓国ドラマ『愛の不時着』です

(『愛の不時着』のシーン「週刊朝日より」)

 「北朝鮮」に不時着してしまった、韓国の財閥の令嬢と、彼女をかくまう羽目になった「北朝鮮」のエリート将校が恋に落ちるラブストーリーです。「北朝鮮」の人々の生活も、素朴で、明るく、生き生きと描いています。南北分断の現実の中にも、人間味あふれるドラマです。

 さらに、人気沸騰中の『梨泰院(イテウォン)クラス』は主人公の若者が社会の底辺からのし上がっていく話です。

 映画でも「シネマート心斎橋」では、上映されている映画はすべて韓国映画です。あの『パラサイト』も上映されています。

 特におすすめは、7月10日から上映される『マルモイ(ことばあつめ)』です。

(『マルモイ』は『タクシー運転手』の脚本家オム・ユナの脚本&初監督作品)

 1940年代、日本統治下の朝鮮半島では、朝鮮語を話すことを禁じられ、名前すら日本式に変えさせられていました。そのような中で、朝鮮語を守るために辞書を作ろうとした人達の話です。主人公は、市川雷蔵に似たユンゲサンです。

 娯楽性たっぷりなのに、社会問題も考えさせられる韓国映画やドラマは、本当に底力があるなと思います。

 ところで、話はかわりますが、5月7日の、韓国元「従軍慰安婦」被害者の李容洙(イヨンス)さんの記者会見を受けて、日本のマスコミは、水曜デモの中止と少女像の撤去を主張しました。

しかし、そもそも、日本政府の心からの謝罪と補償がないが故に、30年という長い間、水曜デモが行われてきたのです。そして、今や、水曜デモは平和と人権の学習の場となっているのです。加害国の国民として、私たちは自分の問題として、考えないといけないと思います。                          2020年6月22日 井 哲子


PAN7月号2ページ

2020-07-16 17:45:43 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

7月号2ページ

“黒人の命も大切だ”に思うこと   2020年6月20日 寝屋川市Hさん

 6月19日はなんの日? 1862年のリンカーンの奴隷解放宣言後も残存していた奴隷が、1865年6月19日にテキサスの地で、最終的に

解放された日だ。この日は“ジューンティーンス”とよばれてアメリカの黒人が奴隷解放を祝う。

 オクラホマ州にタルサという町がある。100年前の1921年、第一次大戦の失業者の多い時代、オクラホマ州は人種隔離政策をとっていた。

そんな環境にもかかわらず“黒人のウォール街”と呼ばれる繁栄する黒人地域があった。ささいな出来事が白人至上主義の社会環境のなか

で人種対立に発展。結果、黒人の商店や家は焼き討ちされ、多くの黒人が虐殺された。約1万人の黒人が家を失ったといわれる“タルサの

人種虐殺”の現場だ。

 6月19日に、このタルサで、トランプが支持者の集会を計画した。今、全米に拡大し、国外にも拡大する黒人差別反対の運動を極左集団によるものとして軍隊による鎮圧を主張した人物である。まさに黒人差別反対に真っ向から対立する企画である。政権内部からも批判を受け、ついに6月20日に日程を変更した。それでも黒人差別に抗議する人々との衝突が危惧される。注目すべきは、トランプはアメリカ社会から浮き上がった存在ではないということだ。共和党員からさえ批判される行動にもかかわらず、その支持率は40%近くを維持している。少なく見積もってもアメリカ人の3人に1人はトランプの岩盤支持層だ。

 5月25日に起きた白人警官によるジョージ=フロイド虐殺事件から始まった“黒人の命も大切だ”を標語とする黒人差別反対運動は、全米を覆う大きなうねりとなった。その中で6月12日、またも白人警官による黒人レイジャード=ブルック射殺事件が起こった。黒人差別反対運動を一部の極左の破壊活動とみなす大統領、それを支持する多くの多ランプ支持者。黒人とみれば犯罪者とみなす白人警官。そこには黒人を奴隷、すなわち富を生む家畜として扱ってきた白人の負の歴史が反映している。

 (ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性のジョージフロイドさんが警察官に押さえつけられ死亡した事件)

 第一次大戦中に貧しい黒人として生まれ、白人至上主義が荒れ狂った時代を生き抜いたビリーホリデイという黒人歌手がいた。彼女が持ち歌とした歌がある。“奇妙な果実”である。一部を省いたその歌詞を紹介する。

“南部の木には奇妙な実がなっている。葉には血が、根にも血がしたたる。黒い死体が南部の風に吹かれて揺れる。―飛び出した眼球、ゆがんだ口。―カラスにつつかれ、雨に打たれ、風に弄ばれ、朽ちて落ちる果実―”

リンチによって木の枝に吊るされた血だらけの黒人の死体が腐敗し朽ちて木から落ちていく様を歌ったもの。

 リンカーンの奴隷解放令によって解放されたはずの黒人が、その後も差別を受け続ける。特に南部では、このような白人至上主義者の残忍なリンチ殺人は、珍しいことではなかった。当時、工業で発展する北部とは対照的に、南部は黒人労働力による農業が経済の基礎であった。南部経済を支える有力な白人農園主にとって、労働力確保のためには、黒人が白人と平等であっては、困るのだ。そのため南部諸州には、人種隔離を保証するジムクロウ法が制定され、黒人は準奴隷として扱われた。これらの黒人差別法はマーチン=ルーサー=キングで知られる公民権運動を経て、1964年リンドン=ジョンソンの公民権法により完全に撤廃された。

 (1963年8月のワシントン大行進。リンカーン記念堂の前で有名な“I Have a Dream”『私には夢がある』を含む演説を行うキング牧師)

ジョンソン政権がトンキン湾事件を口実に本格的にベトナム戦争に介入する直前だった。(ベトナム戦争が本格化するにつれて、公民権運動の波は、ベトナム戦争反対運動に合流してゆき、結局ジョンソン政権を退場させる。)

 だがこの醜悪な歴史は警察官による法執行という名で、合法的に黒人を迫害し、時には殺す形態にとって変わった。今や黒人にとって警察官に如何に対処するかが警察官から命を守る為の必須の心得になっている。

 今、世界の耳目を集めるアメリカの人種差別反対の大きなうねりに対して、警察官のみならず軍隊まで動員して、平和的なデモをも弾圧する意思を明確にしたトランプ。21世紀になっても、このトランプの支持者が、アメリカ社会には10人中4人もいるのだ。多発する警察官による黒人虐殺事件の背景には、いまだ根強い白人至上主義が存在するアメリカ社会の現実がある。

 ただ、デモを見て従来と大きく異なる風景がある。それは白人が非常に多いことである。“黒人の命も大切だ”というスローガンのもと、沢山の白人が参加している。そこに長年にわたって忍耐強く黒人差別反対運動が社会を変えてきたことが見てとれる。この人種の壁を超えて広がる差別に抗議する運動の波は、国境を超えて全世界に広がりつつある。国境だけではない。黒人差別を超え、あらゆる人種差別反対へ。また人種差別を超え、性的少数者差別反対運動へ。

 これはベトナム戦争反対運動が全世界に広まったことを想起させる歴史的な社会現象だ。格差という言葉に象徴されるグローバル資本が支配する社会は、差別をなくすどころか、拡大する。人々は気づき始めている。この社会はかえなければならないと。人々は社会を変えようとしている。すべての人が差別されない平等な人間として、かけがえのない個人として尊重される社会を実現したいと願いながら。


PAN7月号発行しました

2020-07-16 16:50:52 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

PAN7月号1ページ

安倍政権では私たちの命と暮らしは守れない!

(写真は6/11中央要請行動、参議院議員会館にて、当会からも代表派遣しました。)

 首相側近だった河井克行・案里夫妻(自民党離党)が公職選挙法違反で逮捕されました。ようやく、というべきか、やっぱりというべきか。「任命責任を痛感する」という空虚な言葉だけ並べ立てるだけで安倍政権は、全く責任を取ろうともしません。

「通常の10倍」の1.5億円が選挙資金として渡され、買収の原資になったか?といわれる昨年7月の参院広島選挙区河井案里議員選挙。破格の扱いは、首相の指示なくしてはあり得ない事案です。徹底した真相解明と議員辞職、事実を説明しようともしない安倍首相の辞任しかありえません。いつまで、私たちを愚弄する政治を続けるのか。

 イージス・アショア(陸上配備型迎撃ミサイル)配備計画が中止に追い込まれました。中止に追い込んだのは、地元住民の粘り強い反対運動です。これが中止なら、2.5兆円以上をドブに捨てる沖縄・辺野古新基地建設は今すぐ中止するべきです。

私たち一人ひとりは、小さな力かもしれません。しかし、市民の力がこの国を、世界を変える力になります。白人警官による黒人男性殺人

事件に抗議する運動がアメリカだけでなく、世界中に広がっているように。

 新型コロナ対策において、またまた安倍内閣は、アベ友企業だけを肥え太らせています。中小企業持続化給付金を、自民党選挙を一手に引き受ける電通などがつくった「サービスデザイン推進協議会」が約769億円で受託し、そのうち約97%の業務を電通に再委託しています。家賃支援給付事業もしかり。新型コロナでクビになり、店をたたみ、外出もままならない市民の不安など、彼らは理解しようともしない。

 感染の再拡大が懸念される中、医療体制充実、PCR検査拡充、コロナ解雇防止、迅速な補償など課題は山積しています。「国会止めるな」の声から逃げ続ける安倍政権に、市民の命と暮らしをゆだねるわけにはいきません。

私たちの力で、一人一人の声が反映される市政に!

私たちは、この間何度も寝屋川市に対して、PCR検査の実施、休業補償、休校中の子ども達の学力保障などの問題について、質問・要望書を提出し、情報公開を求めてきました。

6月22日には、教育指導課、保健総務課と交渉し、多くの読者・市民の方から寄せられた声を伝え、回答を求めました。寝屋川市は、市の単独事業としてPCR検査をドライブスルー形式で実施するなど、他市に先駆けて実施しています。また、6月以降コロナ対策の一環として感染を懸念する子ども達の在宅学習を認める「登校選択制」を導入(利用者は約20人)しています。しかし、これでコロナ対策は終わったわけではありません。市民の声を、もっと大きな声にして届けていきましょう。