「寝屋川 平和と市民自治の会」のブログ

平和に人間らしく生きるために「寝屋川 平和と市民自治の会」が取り組んだこと及び今後の予定を知らせます。

PAN2022年7月号2ページの記事

2022-08-16 15:08:07 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

7月号2ページの記事

横浜、和歌山、そして、大阪

誘致ストップへ住民の力を示す。

 住民合意なく、大阪夢洲にカジノ誘致を強行しょうとする大阪維新政治に対して、私たちが取り組んだ「大阪カジノ住民投票直接請求署名運動は」多くの壁を乗り越えて、住民投票の実現、誘致ストップへ住民の力を示し、変革の可能性を作り出した。

 コロナ第6波の渦中、大阪では、東京を上回るコロナ感染死者(5103名 6/21現在)を出す状況や維新による情報隠し、マスコミの無視、直接請求を困難化させる条例手続き等々の中、この6か月間、必死で訴え、語り、市民の声を聞き、『署名』という力に結び付けることができた。

 私は、この署名を早くやらなあかんと思い、自宅周辺の家を70軒以上訪問したが、署名しなかったのは6・7軒だけ。

署名運動の終盤では、スーパー前で「もう署名した」という人が2時間で20数名もいたぐらい広がった。

駅・市役所・スーパー等の定点での署名や隣近所、読者宅への「受任者」依頼と署名、さらに知人等々への働きかけ。このような取り組みの中で、多くの人とつながりが生まれ、徐々に維新の悪政に対する批判の声が強まっているのを感じた。

 「博打はアカン」「松井・吉村ウソつくな」「税金で作るな」「南海トラフ地震予想の中で何故夢洲か」「依存症で苦しんできた。さらに作り出すのか」「オリックスとの出来レース」「利権政治はヤメロ」等々の批判の声は、自民党や公明支持者、維新支持者の中からも。

 署名行動の当初、「経済活性化してエエ」「税が入ってよくなる」「依存症は自己責任や」等々のカジノ賛成論や容認論、「もう決まったことや」の声も幅を利かせる中、『勝手に決めるな 大阪の未来』という声がそれらを打ち消し、住民自治を求めた意義は大きい。

 さらなる府民のネットワークの力で、ほころびを見せ始めた維新政治の化けの皮を完全にはがし切る第2ステージが始まっている。(東谷)

 


「PAN」7月号1ぺーじの記事

2022-08-13 16:33:49 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

2022年7月号1ページ

カジノ署名が20万筆以上集まりました。市民の力の勝利です。
ありがとうございました。闘いはこれからも続きます。

法定数突破!

3月25日から5月25日まで、大阪府下一斉に“夢洲カジノの是非は府民が決める!”住民投票をもとめる直接請求署名運動が展開され、直接請求条例の制定を求めるために必要な数約15万筆(法定数)を大きく上回る208,947筆が集まりました。寝屋川でも、9.644筆集まりました。

この署名は、自分の名前、住所だけでなく、署名した日付や生年月日も書かなければならないという、非常にハードルが高い署名でした。署名を集めていただいた受任者の皆さん、署名に協力いただいたみなさんに、お礼申し上げます。

 

アキラメ感を打ち破った市民の運動

 

「カジノにはまる人が増えると社会がダメになる」「マカオのカジノの実態を見てきた経験から言えば、これはとんでもないことになる。マネーロンダリングの温床になって、治安も悪くなる」「大阪市長も府知事も、きちんと説明していない」「税金をなぜ民間カジノ業者のために使わなければならないのか」「今まで『税金は一切使いません』という”“公約“が、なぜ昨年末いきなりくつがえされたのか?」等々、怒りの声、危惧する声がたくさんありました。

「この運動は、今まで政治に対してあきらめていた人が身近なところにある政治に参加する、奪われた政治を取り戻す運動だ」。署名終了後の交流会(6/12)に参加された方の発言です。

 コロナ無策(コロナ感染死亡率が一番高い大阪府)、公共サービスを切り捨てる現府政の下で、私たちの命と暮らしは徹底的に破壊されてきました。メディアもその批判を控え、維新御用達テレビに堕していく中で、アキラメ感が広がっていました。その閉塞感を打ち破ったのが、この署名運動です。

新たなステージの闘いがスタート

 

しかし、これで終わりではありません。新たな第2ステージが始まります。カジノの是非は、大阪府民の我々が、正確な情報を基に判断すべきもの。住民投票で府民一人一人の声をきく以外にありません。次の大阪府議会にむけて、府議会議員に対して、「府民の民意を無視するな」「住民投票を実施する条例をつくれ」と声を上げ、私たちの声を届けていきましょう。

 この7月号発行時点では参議院選挙の結果は判明していますが、生活必需品のとんでもない値上げが続いています。賃金は上がりません。年金は下がります。これでどうやって生活しろというのか!! 日銀の黒田総裁は、そんな庶民の暮らしを見る気もないのでしょう。こう言い放ちました。「家計の値上げの許容度も高まっている。」

また、改憲勢力は、ウクライナへのロシア侵略を口実にして、軍事費倍増(当然私たちの生活関係予算・福祉予算が削られますよね)、核兵器所有を狙っています。核兵器禁止条約締約国会議参加も拒否しています。カジノを止め、改憲・軍事費増を止める闘いはこれからも続きます。(6月20日)