会だより(仮称) 特別号 5月23日 寝屋川 平和と市民自治の会
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共謀罪講演会の報告
「共謀罪は民主主義の枯葉剤・えん罪の大量生産装置」(永嶋弁護士)
「共謀罪は絶対許さない」の声をあげ続けよう!
5月14日、寝屋川市民会館で「止めよう!危ない共謀罪」講演会を開催しました。4月30日に結成された「寝屋川平和と市民自治の会」の初めての企画です。
主催者を代表して大同さんが「主権者としての尊重がないがしろされている。反対ばかりして対案はないのかといわれているが、70年前に出している現行憲法がある。自公政権と維新の会による競争をあおり規制緩和していくやり方の先は見えている。他人任せにせず、市民自治をみんなと一緒に作っていきたい」と力強くあいさつされて、講演会が始まりました。
講師の永嶋靖久弁護士は大阪弁護士会共謀罪法案対策プロジェクトチーム座長代行を務めておられます。超ご多忙にもかかわらず講演を引き受けていただき、永嶋弁護士から60分余りにわたる「共謀罪とは何か」のテーマで講演をしていただきました。「共謀罪ができると政府や大企業に異議申し立てる活動の相談が、相談を理由に取り締まられる」「共謀罪は合意だけで犯罪が成立するから濡れ衣を晴らすのはほとんど不可能」「1925年に制定された治安維持法は『危険な思想』の処罰」「共謀罪は『危険な相談』の処罰、『相談が危険』として処罰する。団結しょうとすることを処罰する。」と丁寧なわかりやすい熱の入った講演でした。
質疑応答では、参加者から、「万が一共謀罪で逮捕されたとき、どうすればよいか」「共謀罪が国会通過したあと、どのようなことに気を付ければよいか」などの質問が出されました。永嶋弁護士からは「黙秘すること、弁護士をすぐに呼ぶこと」「このようなことを相談すれば逮捕されるのではと萎縮することが敵のねらいなので、今まで通り、忖度することなく気にすることなくやることが大事」と丁寧に説明していただきました。
参加された方の感想は以下の通りです。
「なんとなく危ないと感じていたことがよくわかった。『治安維持法より怖い』という説明でその『危なさ』の大きさがわかった」「わかりやすくて理解が進んだ。」「恐ろしい法律や!その一言です。」運営のことについて、「みんなの活発な意見が聞けるところで時間いっぱいになり次の質疑へ…残念です」の指摘もありました。
最後に沖縄県平和運動センター議長の山城博治議長が152日間も長期拘留されるなど共謀罪が先取り的に実施されている状況下で、あまり知られていないけれど南西諸島に自衛隊が配備され、標的の島となる可能性がある中で、特別決議として、宮古島市長あてに「市民の命と安全を守るために、陸上自衛隊のミサイル新基地建設配備決定を撤回して下さい」という特別決議を参加者の拍手で確認しました。
この便りがみなさんに届くころには論戦の舞台が参議院に移っているかもしれませんが、あきらめることなく、共謀罪法案を阻止するため、反対である意思をはっきりと政府に伝え続けることが大事です。永嶋弁護士の「共謀罪とは何か」という講演ではっきりしたように、共謀罪は戦争国家づくりと一体のものです。講演を聞き、共謀罪法案を止めなければならないという思いを深めることができたと思います。
寝屋川 平和と市民自治の会代表 大同敏博
私たちは、平和と市民自治を自らのものにするべく、起ち上がった。
アベ政権=自公と維新の会による戦争への踏み出しに強い危機意識を抱くからだ。
格差社会や貧困の拡大は経済の崩壊であり、戦争を予兆させる。隣国に対する露骨な憎しみの声や差別主義は、戦争を招くだろう事を懸念させる。一部のメディアもそれを助長して、もはや良識の情報媒体ではなくなりつつある。
この様な世相を前にして、沈黙する事は許されない。
私たちの前の世代が経験した哀しみと苦しみを我々はキッパリと拒否する。戦争の惨禍を回避するには、私たち市民が力を合わせて、草の根の運動として、平和と市民自治を実現してゆく事だと考えます。それがアベ政権に対抗できる、私たちが採るべき選択だと考えます。それを他の者たちがやるだろう、と期待してはならない。自らの地域で、寝屋川から始める。そう決意しました。
2020年憲法改悪を絶対に止めよう!!
安倍首相の憲法改悪に向けた動きが露骨になっています。安倍首相は5月3日に
「2020年を『新しい憲法』が施行される年にしたい」と自衛隊を合憲とする9条
改憲を宣言しました。行政の責任者たる首相として憲法遵守義務がありますが、それ
に違反する宣言です。
この安倍首相の憲法改悪発言によって共謀罪法案のねらいが戦争国家づくりと改憲の為であることがますます明らかになりました。大きく盛り上がる憲法改悪反対の運動を共謀罪によって抑え込もうとしているのです。
5月21日、うつぼ公園で大阪弁護士会主催による共謀罪反対の集会に4千人を超える人々が参加。さらに闘いを広げていくために、共謀罪反対の闘いと沖縄新基地建設反対、南西諸島の軍事要塞化反対、憲法改悪反対の闘いと一体のものとして闘っていく必要があります。共謀罪を廃案にするため、あきらめずに、反対の声をあげていきましょう。
インフォメーション
…私たち市民の共同した力で憲法改悪阻止を、共謀罪法案を廃案に
①7月9日「動き出した改憲―その狙いを考える集い」 14時~16時30分 寝屋川市民会館
講師 大阪電気通信大学教授(憲法学・ジェンダー法学)中里見 博さん(予定)
②自民、公明、維新に抗議FAXを送ろう。 共謀罪法案絶対廃案!
抗議先 自民党本部…FAX:03-5511-8855 TEL:03-3581-6211 公明党本部…FAX:03-3353-3281 TEL:03-3353-0151
日本維新の会…FAX:06-4963-8801 TEL:06-4963-8800
③街頭署名活動に参加してください。寝屋川市駅東側イズミヤ前で以下の日程で署名活動をする予定です。
5月28日(日)10時~12時 6月3日(土)10時~12時 6月4日(日)14時~17時
6月10日(土)10時~12時 6月17日(土)14時~17時
④ミーティングに参加してください。場所は希望のクラブ事務所です。
5月26日(金)14時~ 5月31日(水)18時~ 6月9日(金)14時~ 6月14日(水)18時~
⑤2017ZENKO in 東京を成功させよう!
5月28日(日)14時~ 関西実行委員会(LAGセンター 城東区蒲生1丁目6-21 京橋駅下車すぐ) 16時20分 桜小橋集合 大阪府庁前までデモ