「寝屋川 平和と市民自治の会」のブログ

平和に人間らしく生きるために「寝屋川 平和と市民自治の会」が取り組んだこと及び今後の予定を知らせます。

PAN9月号2ページ

2018-09-27 16:27:54 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

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8月11日沖縄県民大会の報告

 参加者全員が「辺野古新基地NO!」の心をひとつに   寝屋川市 福井

辺野古の青い海をあらわす水色のシャツや帽子を着、黒い喪章をつけた人、人、人。8月11日、接近中の台風や、その雨をものともせず、沖縄県那覇市の奥武山(おうのやま)陸上競技場で開かれた「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」(辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議主催)には7万人の市民が集まった。音楽家の海勢頭豊(うみせどゆたか)氏が悲惨な沖縄戦を思う「月桃」の歌を歌われて大会は始まりました。

 県民大会では、新基地建設阻止の闘い半ば8月8日に逝去された翁長(おなが)沖縄県知事への黙祷に続き、今年6月23日の慰霊の日の平和宣言を発表する知事の肉声の録音が会場に流された。

「・・・昨今、東アジアをめぐる安全保障環境は大きく変化しており、先日の米朝首脳会談においても・・・緊張緩和にむけた動きが始まっています。・・・民意を顧みず工事が進められている辺野古新基地建設については沖縄の基地負担軽減に逆行しているばかりではなく、アジアの緊張緩和の流れにも逆行しているといわざるを得ず、まったく容認できるものではありません。『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません。・・・」

 癌の闘病中にもかかわらず、文字通り命を削って発せられた知事の政治的遺言が、集会参加者の胸に深く刻まれた。  

続いて、報告・決意表明。

謝花喜一郎副知事「沖縄県は埋め立て承認撤回に向けた聴聞を開始したが、新基地建設阻止の公約を実現する。」

山城博治 オール沖縄現地闘争部長「知事の決意を忘れずに闘う。現場は,1996年からカヌーを出し続け、すさまじい海保の暴力に耐えて抗議の声を上げ続け、2014年から続くゲート前の座り込みも一日も欠かさず多くの皆さんが参加している。」

 翁長雄治那覇市儀(翁長知事の次男)「父は生前、ウチナンチューが心を一つにして闘うときには想像するよりはるかに大きな力になる、と言ってきた。オール沖縄で基地を阻止できたと父に報告したい。」

 そして参加者全員で、「辺野古新基地NO!」「県民はあきらめない」のカードを掲げ、心を一つにしたが、壇上には辺野古の「美(ちゅ)ら海」色の帽子が。翁長知事が大会に被っていく予定だった帽子が、大会を見守った。

 この日、琉球新報に掲載された香山リカ氏の知事への追悼文が、集会参加者の心を過不足なく表しているのではないだろうか。以下に一部、引用する。

「翁長知事の逝去は・・・むしろ始まりなのだ。」と断言できる。全国ニュースで流れた街頭インタビューでは、大人も若者もその死を悼みながら、キリっとした表情で「遺志を受け継いでいく」と語っていた。気落ちしているような人は誰もいなかった。私は、「沖縄の人たちは、知事の魂と生き始めているのだ」と確信した。(香山リカ氏 琉球新報8/12)

翁長知事が逝去した今。一人の死が140万沖縄市民の魂(マブイ)を覚醒させつつあるのかもしれない。


PAN9月号です

2018-09-27 16:10:13 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

PAN9月号1ページ

YES! 東アジアの平和!

NO! 沖縄辺野古新基地!

「東アジアの平和を求める」新署名にご協力を!

まだまだ残暑が続きますが、読者の方々におかれましては、いかがお過ごしでしょうか?

駅前や市役所前で署名していると、「アベの顔を見るのもいやだ」とおっしゃる方と出会います。「(画面で顔を見るだけで)チャンネルを変える」「話題にするのもいや」という方も。お気持ちはよくわかります。しかし、この9月はそうも言っていられないようで・・・

 

 8月26日、安部首相は9月の自民党総裁選に立候補すると表明しました。時代錯誤の「薩長同盟」の演出や、中身のない政策(言えば言うほど墓穴を掘るもんね)についてはひとまず置くとしても、見過ごせないのは、秋の臨時国会に改憲案を提出する、としていることです。

 世論はどうか?最新の世論調査(8/25・26共同通信)によれば、秋の臨時国会に自民党改憲案を提出することに「反対」49,0%、「賛成」36,7%となっています。

「対抗馬」の石破元自民党幹事長は、「正直・公正」等を第一に掲げていましたが、安倍首相は、疑惑の数々の一切を葬り去ろうとしています。「1%」(自分の取り巻きを含む富裕層)の利益のためなら、「99%」(私たち庶民)の生活や生命までも危機に陥れようとしています。マスコミを牛耳って、正確な情報を伝えさせません。また、軍事費を2倍に増やそうとしています。そんな金があるなら、教育・福祉・被災者支援にもっとカネを使え! こんな独裁者が、自民党内はいざ知らず、広く支持されているわけでは決してありません。

安倍政権が、ありとあらゆる権力を動員して、たたきつぶそうとしているのが、沖縄の闘いです。

亡くなった翁長知事は、その死の直前(7/27)に、前の仲井真知事が県民の民意を無視して強行した「辺野古沖の埋め立て承認」撤回を表明しました。東アジア情勢が激変しているのに、20年以上も前に決定された新基地建設計画を見直さず、強引に進めることは容認できません。まして辺野古沖は、二つの活断層、マヨネーズのような軟弱地盤があるため、到底基地としての機能さえ果たせないことも判明しています。自民党総裁選(9/20)直後に実施される沖縄県知事選(9/30)は、政治的にも大きな意味合いを持ちます。何としても、新基地建設反対派を勝たせなければなりません。

 9月30日(日)午後のトーク&カフェでは、あらためて、沖縄・改憲問題について論議します。ぜひ参加していください(9/30(日)1400寝屋川産業振興会館第1セミナー室)。

 今、私たちは、改憲阻止3,000万署名(9月末提出)・ヒバクシャ国際署名とあわせて、“沖縄に、朝鮮半島に基地はいらないと”「東アジアの平和を求める署名」に取り組んでいます。12月提出が予定されています。ぜひともこの署名を広げてください。よろしくお願いします。(2018年8月27日)