復活を願いたい、野茂マイナー契約へ

2006年03月02日 | MLB
自分の姿勢を曲げずに寡黙に冷静と淡々と生きている男。野茂英雄。今更彼についての功績云々を語るのは必要ないだろう。しかしこのところの野茂は正直限界に近いものは否めない。彼が残した実績は凄いとは言え、やはり勝負の世界では勝たなくてはならない。しかも野球という投手が鍵を握るスターターがピリッとしないとゲームもピリッとしなくなる。これは野茂自身が一番理解しているだろう。ベテランの味というのもあるがそれが昨季生かされた試合は殆どといってなくなっていた。昨年の世界チャンピオン、ホワイトソックスへのマイナー契約は喜ばしいことだが果たしてもう一つ上でロスターへ入ることが彼の使命である。彼の野球に対する姿勢は大好きである。功績も実績も彼には賞賛の言葉しかない。ただプロでしかもメジャーならば「勝つ」ことだけなんだ。アマチュアなら精神的にも今後野球をせず別の道で社会人を送るならいいが、プロは勝ってこそ、その価値がある。そのためのメンタルトレーニングや技術的な改良はあっても万全の体制で臨まなければならない。CWSとずっとマイナーのまま解雇ということになればファンとしては厳しく彼を見てしまうことになるだろう。今まで彼はその逆境を乗り越えてきたから「野茂ガンバレ!!」の声はどこからか聞こえてきそうだが今季は大変重要な1年であり真価が問われる。それを充分理解している野茂の12年目のシーズンをしっかりと見届けたい。
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