
8/7(日)夏の全国高校野球が開幕する。
「野球は何が起きるか分からない」これはプロも同じだが、アマはもっと何が起きるか分からない。
特に甲子園。晴れ舞台、球児なら一度はあそこへ行きたい、戦ってみたいという聖地だ。
長年の歴史でとても一言では語り尽くせないが、やはりPL学園が出てきたときは驚き、圧倒、ブロ並みと度肝を抜かされたチームだった。
PL出身のOB選手で1チーム作れるとも言われた。
母校の校歌は忘れたがPLの校歌は唄えるなんてファンもきっといるだろう。
しかし、指導者が変わったり環境、新生高校が出てくればいつまでも栄光の時代は続くものではないがそこには、不祥事を含め「大人の事情」もあった。PLから履正社、大阪桐蔭と大阪の「顔」は変わった。
あの圧倒的強さは今でも脳裏に焼き付き死闘の延長戦、KKコンビ、打倒PLは各校の合言葉でもあった。
春夏出場37回、春優勝3回、夏優勝4回と言う輝かしい成績。
しかし、今夏は地方大会初戦で敗退。暫くPLは姿を消す。
プロ野球OBの学生指導全面解禁になったが、エールは送ってもなかなかみっちり指導する環境は未だ整っていない気がする。
別段、元プロが指導したとしても勝てるチームになる程、スポーツは甘くない。
OB=母校指導というのも贔屓目になってしまう懸念も生じるのか?
一過性の指導も厳しいものの元有名OB選手の影響力は大きいと思う。
「この経験を将来に生かして欲しい」無難な言葉だが、変な形で暫く休部になってしまった名門復活は茨の道が続く。