5/20は札幌だった。
オープニング・アクトの「さかなやサニー」は2年前だったかF.I.H. というハーモニカ・コンテストのジャズ・クロマチック・ハーモニカ部門で特別賞を取った女性、アサミちゃん(ちゃん付けでいいのか?)とそれを温かく見守るお父さんといった風情のベース、パーカッション、ギターの方々がメンバー。
ほのぼのとした雰囲気と優しいハーモニカがとても和めた。
第2部は我々のチームだが「さかなやサニー」のパーカッションの方に数曲入って頂いたり途中のハーモニカ・コーナーを中心に千葉智寿氏に参加してもらった。
三年前にすすき野でKotezを含め3人で飲み明かしたものだが一緒の演奏はいつ以来だろう?ともかく優しくもかつパワフルな音を聴かせてくれてとてもたのしかった。ハーモニカ仲間とこうやって一緒に音を出すと会っていなかった日々の相手のことも判るように思う。「がんばってるなぁ~」とか「いろんな経験したんだなぁ」みたいな。言葉は要らない。
小川清史とのコンビネーションも最初は「とりあえずやってみよう」みたいな見切り発車ではあったが、日に日によりコミュニケーションが豊かになってきた。
彼の曲もよりおおらかなイメージが膨らんできたし、これ迄やっていなかったベース&ボーカルと西村ヒロがギターというのも形になってきた。何しろ自分がブルース以外で単にギターリストとしてライブするのは初めてだったが、本番をこなしていると多少こなれてきたようだ。
店の方もフレンドリーかつ熱心で気持ちよく終了。
店近くの狸小路商店街はホルモン焼の煙でモウモウ。えー、いいのかぃ?と思うが細かいこと言わないんだろうな、皆さん。
居酒屋が元気いっぱい!
ひととおり片付けてからの打ち上げは清史くんはRedsのファンたちと。
こちらは日野市豊田のバンボラのマスターから札幌なら店にも来てくれた知り合いのBarがあるんで紹介すると連絡があり千葉氏と二人ですすき野の繁華街にあるBar Latirへ突入。
昭和なキャバレーふうな赤を基調とした作りで隣の部屋のバーカウンターは真鍮の枠があるといったふうでステージもある立派な作りのようだが壁の彼方此方にギターがかけてある。それも無造作に。客はサラリーマンが大半で各テーブルには店の女性が着いている。
ステージではアコースティック ギターのボサノバ・ソロ演奏。太い音でこなれた演奏に感心していたが服装は半パンにTシャツで公園のバーベキュー帰りといった風情。
これはどう判断するべきか?と千葉氏と喋っているとママ:ヒロミさんがステージでイパネマの娘を歌い始める。ここでなんとなく店のノリが判ってきた。
その後しばしヒロミさん、店のギターの飛澤良一(トビーさん)氏と歓談後にセッションしましょうと誘いステージへ。トビーさんと二人でサテンドールを演奏後ブルースを始めると千葉氏も飛び入り・・・とそんなこんなで盛り上がったステージをあとに、再び二人ですすき野の夜を堪能すべく次の店を目指した札幌の夜だった。
サテンドール。トビーさんのギター、安定したリズムと説得力あるフレーズが素晴らしい。
ブルースで千葉氏の飛び入り。
熱演!
ハーモニカたっぷりの夜だった。