レザーファッション・ブランド:REDMOONとはミッキーカーチス氏をとおして付き合いはじめて数年になる。
創始者でありデザイナーの後藤恵一郎氏は革職人としての知識、技術は当然秀でているがアーティストとして存在しており、そこが他のレザー工房、ファッションブランドによるレザーアイテムとは違うように思える。
本人の音楽、映画、その他の興味、嗜好が淘汰されて作品に反映されるのだろうがこのスタンスがブランドの基本となっているようだ。
縁あってウォレットをはじめベルト、バッグ及び以前手がけていたジャケット、ブーツ、アクセサリーなどのプロトタイプ、市販品含めて愛用しているがデザイン、質感、使い勝手ともに気に入ってるし「進化するベーシック」ということを実感するとともに自分の音楽と共鳴する部分があるようにも思う。
昨年から愛用しているのがREDMOONから派生したブランド early HOLLYWOODのバッグEH-RS2M(写真のブラウン色)。使い込んで柔らかくなってきたが型崩れしないのは布などの内張りは無くシンプルな作りだが上部内側に異種類の革(サドルレザーか?)を組み合わせてあるせいだろう。他の製品もそうだが革以外の素材を使わずに箇所に合う特性のものを宛てがうのが流儀のようだ。
さて一昨日「モニターとして使ってみて欲しいバッグがある」という電話が担当者からあったので即答でOKしたら翌朝には手元に届けられた。
後藤氏のブログは面白いのでときどき眺めているのだが、この数日は出張などでご無沙汰していてがあらためて見ると「ヴァンガード」というネーミングらしい。とすると老舗のジャズクラブ:ヴィレッジヴァンガード及び「先端、先頭」というそのままの意味からきているのだろうが当然、ソニーロリンズ、コルトレーンなどのモダンジャズへとつながる訳で「モダン」という言葉がキーワードのようだ。「モダン」というのはとても良い響きでこれがブルースマン 西村ヒロのイメージに繋がったとすれば嬉しいかぎりだ。
バッグを見た家族からは即座に「潜水艦」、「宇宙船」という言葉が飛び出したが、最新技術を駆使した機械という解釈からするとヴァンガードにぴったり。
ともあれ黒の「ヴァンガード」さっそくガンガン使ってみるとしよう。
REDMOON
http://ameblo.jp/redmoon-k-goto/
後藤恵一郎 オフィシャルブログ
http://www.redmoon.co.jp/index.html