西村ヒロのハーモニカ・ダイアリー

ハーモニカ、音楽のことなどを綴ります
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CD「メロディー」の収録曲のレコーディング終了

2022-04-22 23:19:00 | Weblog









4/22、アランフェス協奏曲とシネマパラダイスの録音を終えて新作CDの収録曲はすべて揃った。
今日のアランフェスの間奏はマイナーのブルースハープで録音を始めると「ハーモニック・マイナー・スケールでアプローチしてください」という急な指示がディレクターでもある章氏から。
なるほどそれは面白い!と思ったが、これまでたいていの曲はナチュラル・マイナーで済ませてるし手癖が付いている。
サード・ポジションでアプローチして済ませたが、少し時間がかかってしまったものの、この指示内容は今後の参考になった。
今回は極力、ハーモニカの間奏を減らして(2曲は入っている)メロディーだけで歌うというコンセプトなので音色も重要な要素で、曲毎に数種類のハーモニカから合う機種を選定した(古くてスカスカ気味のクロマチックを使ったり)
収録は以下の曲目だが、ほとんどはクラシックと呼ばれるジャンルもしくは、そういった分野の方々が演奏する曲だ。
何故?選んだかと言うと風雪に耐えた素敵なメロディーなのは勿論だが、それだけで完結しているし構成もだいたい決まっていてアドリブや間奏が不要という不自由さが面白いからだ。もちろん自分のハーモニカに合うかどうかも基準のひとつではある。
1、5曲目はクロマチック。6、7曲目はブルースハープ+クロマチック。他はすべてブルースハープ(10穴、12穴)を使用。
アンプは使用せずナチュラルなトーンなのでダイレクトな息遣いが伝わりやすいと思う。
当初は数名のミュージシャンに参加してもらおうと思っていたが、アレンジ、コンピューターでの音源制作、ギター参加、ディレクター、スタジオ提供などすべて佐々木章氏が引き受けてくれて、こちらの意図するサウンドをしっかり支えてくれた。素晴らしいアーティストだ。
まあすべてに於いてマニアックなこだわりというか自己満足な世界で、ハーモニカの経験がある人は少しは面白がるだろうが一般の方からはせいぜい「綺麗なイージーリスニング」、くらいの反応だろう。
しかしミュージシャンとしては、一区切りついて次へ進めるわけでスッキリ!
今後はトラックダウンしてCDのプレスだ。
ジャケット・デザインをさてどうするかな〜?

  1. ガブリエルのオーボエ
  2. オー・ソレ・ミオ(カンツォーネ)
  3. Habaneraカルメン/ビゼー
  4. ボラーレ(Gipsy Kings
  5. Apres un reversed 夢のあとに/フォーレ
  6. Sunday Afternoon(ハーモニカ2本)/オリジナル
  7. トゥーランドット
  8. カヴァレリア・ルスティカーナ(オペラ)
  9. リベルタンゴ
  10. アランフェス協奏曲
  11. シネマパラダイスのテーマ

鎌田鳥山での屋内演奏会、終了。

2022-04-22 20:56:00 | Weblog
4/19(Tue.)に開催された
「花と陶の展示会」でのソロ演奏会にて。
......八王子、長沼公園に隣接し木立に囲まれた老舗の囲炉裏料理店:鎌田鳥山。
その敷地の一角にある離れの建物達をキャンパスとする美術イベント。
17日(日曜日)の屋外演奏に続き19日(火曜日)は屋内で。
藤井マサユキくんが遊びに来てくれたのでカホンで参加してもらった。
USBデータを忘れたのでカラオケは無しでハーモニカとカホンで......旧い木造家屋の響きには向いていた。
1時間くらいは演ったような.....ハーモニカだけのソロは体力が要る。
宮城道雄の「春の海」をループ・エフェクトで即興演奏にしてみたが概ね好評。











「花と陶の作品展」屋外コンサート

2022-04-21 10:35:00 | Weblog
八王子市長沼公園そばの蒲田鳥山にある峠の小さな美術館。
其処で催された「花と陶の作品展」にて4/17、演奏会を行なった。
木々に囲まれ吸い込まれていくブルースハープの音色は格別だった。
スタッフ兼フルートで参加してくれた唐崎飛鳥くんは寒くて唇が真っ青になっていたが、自分もハーモニカの穴の感覚が薄れて少し困った。
そんな天候ゆえにお客さんは多くは山歩きの格好。
皆さんはるばるお集まりいただきありがとうございました。




















ソロ・アルバムのレコーディング、残り3曲

2022-04-15 20:48:00 | Weblog
ソロアルバムのレコーディングも残り3曲、今月中に終わる予定だ。
今日はリベルタンゴ。
月並みな曲ゆえに、かなりゆっくりなオトナなテンポでのアプローチにした。
ブルースハープは「SEYDEL 1847 Noble」Kan Osumi-tuning、Key:C。
オーバーブロウがやり易いようにリードプレート全体に手を入れてある。
D♯の音が必要なサビ部分で使い、AメロはノーマルのSEYDEL 1847 Nobleの使用予定だったが、チューニングされた機種の方が音の抜けがいいのでメロディー全てに使った。
センシティブなのでガンガンとブロウするには向かないが今回はイイ仕事をしてくれた。



もう一曲はハバネラ。
クラシックの曲だが、ブルースハープのフェイクやベンドのニュアンスが歌中の娼婦が出てくるシーンに合うのが気に入って以前からたまに演奏していた。
伴奏はピアノの打ち込みだが、そのままでは面白くないので部分的にテンポを速くしたり遅くしたり、フレーズの途中でテンポと無関係に音を伸びたりさせている。
聴いているとグニャッと歪んだ気分になる。
おかげでオケに合わせるのは一苦労だったが。
使ったブルースハープはSUZUKI Fabulous。
平均律であることと曲に合う音色ということでチョイスした。
このレコーディングでは、曲毎に数種類のハーモニカを試しているが、自分で聴くナマ音だけではなく録音マイクを通してエンジニア・ブースで聴く音もチェックして決めている。




このアルバム・レコーディングの仕切りは佐々木章氏。
アレンジ、オケ制作、ギター演奏、録音、マスターリングのすべてをやってもらっている。
昔、一緒にアコースティック・ユニットを組んでいたことや、様々なレコーディングの経験を活かして西村ヒロのハーモニカのニュアンスをしっかりキャッチしてくれている。
元来はロック・ギターリストなんだが、オーケストラのスコアも書くというマルチな仕事ぶり。素晴らしい!

尚、今回のアルバム・タイトルは「メロディー」の予定で、自分の好きなメロディーとハーモニカで解釈し易いものを集めた。
クラシックの曲がわりと多いが、気に入った旋律を前述のように好き勝手なイメージでアレンジしたり演奏したりしている。
その方面の方は怒るだろうが、そもそもブルースハープのマニアックな音楽なんて聴かないだろう......ハハハ。


かなり素敵なイベントです

2022-04-13 13:35:00 | Weblog

4/17(Sun.)19(Tue.)

「花と陶の展示会」にてソロ演奏会

......八王子、長沼公園に隣接し木立に囲まれた老舗の囲炉裏料理店。

その敷地の一角にある廃屋と化した離れの建物達をキャンパスとする美術イベント。

17日(日曜日)は屋外で。

19日(火曜日)は屋内で。

両日ともハーモニカのみのソロ・コンサートです。

素のナマ音演奏もやります。


鎌田鳥山

https://www.tori-yama.com/







此処はアニメ「千と千尋」にもチラリと出てくるといった、通好みのスポット。



今日は打ち合わせに。
砂利と穴ボコのアスファルトを抜けると駐車場に。
ラバーコーン・サスのクラシックMINIだとガックン、ガックンと揺れてキツイ。
そこから小径を上がって行くが、けっこう息が上がる。