1.5ヵ月を超える入院生活はそろそろ出口を目指している。
途中で体調の変化に伴い絵筆を持つのさえシンドイ日もあったが「らくがき画伯」として日々を送るのはスキルアップにおおいに役だっているし、生活のリズムを作るのに功を奏していると思う。
病室は4人部屋だが病棟一番端で、尚且つベッドがいっぱいになることはなく自分一人だけという日もあった。
そしてずっと窓際の定位置というのも便利だ(看護師さんたちの配慮かな)。
窓の桟に道具が置けるし、ベッド周りを広めに有効活用出来るので、入院後はこれ幸いとばかりにアトリエ然としてセッティングした。
おかげで早朝6時から筆を握っていたり.....。
そんな病室アトリエ・グッズの紹介。
右奥にあるペットボトルで作った筆立と水入れだが、巻いているのはPaul Smith のアンダーウエア・ボクサーパンツ、要は下着のゴムだ。
フィット感が合わず捨てたが、ゴム部が太くしっかりしていて、いろいろ使えそうだしポップな色が気に入って取り出した。
とりあえずペットボトルに巻いてカラーリングを楽しんでいる。
手前のインク瓶はWaterman の紺色でいつも使っているが、バリエーションで“Kakimori”という文具系ショップのオリジナル・インクのグリーンと茶色を置いている。
蔵前にあるノート類の専門ショップで多種揃えている表紙から紙まですべてを自分で選んで最後に組み立ててくれるのだが、シンプルでオリジナルなノートが出来上がるので女性を中心に外国の方も訪れる人気店。
この店がオリジナルのインク瓶や万年筆も取り扱い、近年は調合もお客さんの好みでオーダーできるようにしたら人気が出て別店舗を構えているようだ。
そして手前に赤色用のインク瓶があるがメーカーは忘れた。
奥にあるGペンもたまに使う。
カリカリとした感触が好きだ。
マグカップの蓋は厚手の紙にアクリル絵の具を多めに塗ったハンドメイド。
こんなふうに自分で作るのが好きだなー。