スペイン製のCLIMAX 521 という 4眼ゴーグルを買った。
まだ半日しか使っていないが少しばかりインプレッションを.....使用した方の詳しい情報が無さそうだし。
さて、ハルシオンのゴーグルを10年くらいだろうか、使っていたという話から。
世の中のバイク用ゴーグルのスタンダードモデルと言えるものでデザインとベーシックな機能はとても気にいっていた。
しかし長年の経年変化により合皮が硬くなって顔の凹凸に馴染まずずり落ちてきたり、表皮が剥がれてきたりガラスを縁取るゴムがヘタってガタついて走行中にゴミが入ることも。
(二箇所剥がれてしまった)
気に入っていたので、金具を縫い付けてある糸も何度か縫い直したりしたがもう十分使いきったと思う。
運転中は近眼用メガネがないと遠くが見えないので、自分で加工してレンズを内側に装着していたがゴーグルのガラス面と瞼とのクリアランスが無くて時々睫毛に干渉していた。
(ノーズ パッド部はマフラーに当たって溶けた。
ガラス面がハマっている金属台は合皮本体に縫い付けてあるが、早期段階で糸が切れた。
度入りレンズは我ながらうまく加工装着していると思う。)
そこで、ゴーグルの内側に嵌め込みするツルなしメガネを一年前に購入し試したもののハルシオンには装着不可だったので軍隊用ゴーグルを買ってみたが、どうもファッションに合わずお蔵入り。
今回はこのメガネが装着出来るトラッドなバイク用ゴーグル(スキーなどスポーツ用はダメ)を探していたら、デザインが許容範囲内で眼鏡をかけたまま使えるゴーグルを見つけた。
しかしデカくてかなりインパクトありそうで若干躊躇したものの、作りは良さそうだし熊野へのツーリングでかなり不自由を感じたばかりだったので現物を手に取ることなく又手持ちのツルなしメガネ装着の不可も確認せずAmazon でポチったら翌日には届いた。そして懸案のツルなしメガネはめでたく装着出来た。
実物は確かにデカくて顔の半分は覆ってしまうのでジェッペルの意味があるのか?バブルシールドを付けたりいっそのことフルフェイスでも同じではないか?と思ったが自分にとって「バイク乗り」はジェッペルであり、そこは譲れない!
翌日、さっそく新しいゴーグルを付けて数時間ばかり近所を走ってみた。最初はゴツさが気になったもののクッションが顔に馴染んできたのか、気にならなくなった。
内張りは柔らかいレザーなので肌触りは良いし大きいぶん視認性も良い。
ライダーが使いやすいように、しっかりと考えられた造りのように思うがいろんな気象条件の中でどう応えてくれるのか今後が楽しみだ。
ガラスは自動車に使われている3層構造だと言う謳い文句だったがガラスの合わせにバリが出ているところを見るとプラスチック単板ようにしか思えないのだが。
オモテ面はガラスの縁が金属の他、プラスチックと合皮が使ってある。裏面はレザーというふうに機能に合わせて素材を使い分けているようだ。
メガネのツルが通るガイドがあるが、表面のプラスチックと裏面のレザーの間にスポンジが噛ませてある。
ノーズカバー部の表裏の間にもスポンジが挟んである。
上部にはエアダクトが左右2つずつ設けてある。
ベルトは布の中に3本のスプリングが仕込んである。