『絶望の大国、中国の真実』の続編。
日本の多くのマスコミやエコノミストが絶賛する中国の経済成長。
特にNHKなどは日本に進出しない企業はバカで時代遅れだと言わんばかり。
中国当局が発表するインチキ統計の数字を嬉々として放送するクセに、
中国様のご機嫌を損ねるようなニュースは全部隠す。
とにかく、この国の経済成長は右肩上がりで近いうちにGDPは日本を抜き、世界一になるのも時間の問題。
中国の経済成長神話は中国人だけでなく多くの日本人にも信じられている。
これに異を唱えようものなら、
なにをバカなことを言っているのか?
と蔑みの目で見られたちまち大バッシング。
これからマスターすべき外国語は英語じゃなくて中国語の時代だとか。
この本での目からウロコは、
中国の経済成長のカラクリをわかりやすく説明しているところ。
中国の経済実態はポンジ・スキームというねずみ講の構造だということ。
わしが読後にイメージしたのは、
ステロイドとか筋肉増強剤漬けになったスポーツ選手。
ドーピングすれば筋骨隆々でパッと見はとても健康そう。
ホームランはいっぱい打てるし、短距離走の世界記録は破るし、
などの素晴らしい活躍で、あちこちから賞賛されます。
しかし、実際の体の中身は副作用でボロボロ。
選手生命はおろか本当の寿命まで著しく縮めます。
中国の経済を見かけ上よく見せている放漫融資はドーピングそのもの。
人工的に作られた成長はパッと見にはよさそうに見えますが、
インフレ・バブル崩壊・銀行のデフォルトなど副作用が近いうちに必ず爆発します。
その他にも大学生の就職難、地域格差などいろんな矛盾を孕んでいます。
マスコミやエコノミストの中国礼賛放送を鵜呑みにする前に、
もうちょっと冷静な議論も読んでみることを多く人に勧めたい今日この頃であります。
増長し、無限に乱れる「欲望大国」中国のいま
宮崎正弘
石平
出版社: ワック (2010/01)
ISBN-10: 4898316158
ISBN-13: 978-4898316153
発売日: 2010/01
日本の多くのマスコミやエコノミストが絶賛する中国の経済成長。
特にNHKなどは日本に進出しない企業はバカで時代遅れだと言わんばかり。
中国当局が発表するインチキ統計の数字を嬉々として放送するクセに、
中国様のご機嫌を損ねるようなニュースは全部隠す。
とにかく、この国の経済成長は右肩上がりで近いうちにGDPは日本を抜き、世界一になるのも時間の問題。
中国の経済成長神話は中国人だけでなく多くの日本人にも信じられている。
これに異を唱えようものなら、
なにをバカなことを言っているのか?
と蔑みの目で見られたちまち大バッシング。
これからマスターすべき外国語は英語じゃなくて中国語の時代だとか。
この本での目からウロコは、
中国の経済成長のカラクリをわかりやすく説明しているところ。
中国の経済実態はポンジ・スキームというねずみ講の構造だということ。
わしが読後にイメージしたのは、
ステロイドとか筋肉増強剤漬けになったスポーツ選手。
ドーピングすれば筋骨隆々でパッと見はとても健康そう。
ホームランはいっぱい打てるし、短距離走の世界記録は破るし、
などの素晴らしい活躍で、あちこちから賞賛されます。
しかし、実際の体の中身は副作用でボロボロ。
選手生命はおろか本当の寿命まで著しく縮めます。
中国の経済を見かけ上よく見せている放漫融資はドーピングそのもの。
人工的に作られた成長はパッと見にはよさそうに見えますが、
インフレ・バブル崩壊・銀行のデフォルトなど副作用が近いうちに必ず爆発します。
その他にも大学生の就職難、地域格差などいろんな矛盾を孕んでいます。
マスコミやエコノミストの中国礼賛放送を鵜呑みにする前に、
もうちょっと冷静な議論も読んでみることを多く人に勧めたい今日この頃であります。
増長し、無限に乱れる「欲望大国」中国のいま
宮崎正弘
石平
出版社: ワック (2010/01)
ISBN-10: 4898316158
ISBN-13: 978-4898316153
発売日: 2010/01
個人的には、1円でも儲かる可能性があるなら、進出を考える必要はあると思いますけどね。
直接投資が危険なら・・・中国の景気が上がっても・下がっても儲けるだろうゴールドマンあたりに投資しておくのが賢明かもしれませんね。
5年くらい前になりますか、上海で若い人がBMWやレクサスを買って、高級マンションに住みながら、内地から出てきた家政婦さんが週給$7で働いているという記事がウォールストリートジャーナルに出ていましたね。格差の方が、彼の地の問題かと思います。
>1円でも儲かる可能性があるなら、進出を考える必要はある
今の中国は稼ぎ時という考え方は否定しません。
チャンスを逃さず、大いに稼いでいただきたいと思います。
ただし、栄光は永久には続きませんから、ハジけたときのリスクヘッジも忘れずにということでしょうか。
中国の幻想を振りまいているマスコミやエコノミストを鵜呑みにして進出したはいいけれど、失敗して痛い目にあった日本人も多いことは心に留めておきたいところです。
ワシ個人的には中国は信用できません。
オバマ政権発足当時は確かにそうだったかもしれませんが、グーグル中国撤退とか人民元切り上げ要求とか近頃はずいぶんと雰囲気変わってきたのでは?
Wall Street Journalは冷静なようです。
格付け機関大手のS&Pは「数年内に中国の不良債権は1・8兆元から2・7兆元になるだろう」と予測する記事が4月12日に載りました。
コメントのURLにリンクしときます。
中国様の嫌がることは報道しない日本のマスコミが決して書かない記事のひとつですね。
今月号を見てみると・・・China:Rising RisksとかNYUのルービニ教授が、「中国は確実にバブルですね」とコメントしているので、潮時かも。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=a.uqEQPjoRQQ
モルスタのアナリストの見解。
中国が嫌がるからって報道しないとしたら、ジャーナリズムではない気がしますけどね。
>ジャーナリズムではない気がしますけどね。
よくぞ言ってくれました。
日本のジャーナリズムはもうだめです。
特に地上波テレビは壊滅的。
偏向報道・ヤラセ・情報操作ばっかり。
某国・某政党の都合の悪いことは報道しない。
大手の新聞で頑張っているのは産経だけ。
最近の精神安定剤はWILLとか正論とかSAPIOとか保守系の雑誌。
ある友人が言っていた。
マスコミがスポンサーの意向に沿って報道するのは当たり前だと。
開いた口が塞がらなかった。
やる方もやる方だが見る方の思考停止もどうにかしないと。