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【神社・伝承】アマテラスの岩戸伝承・ここが本命!?~天の岩戸(恵利原の水穴)@三重県志摩市磯部町恵利原

2023-10-16 06:49:13 | 磐座・巨石・社寺
※ 訪れた時間帯が夕方近く鬱蒼とした樹々で境内は更に暗く見にくい写真で恐縮です。
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伊勢神宮内宮より車で伊勢道を東へ20分ほど。伊勢神宮の別宮でもある伊雜宮へと至る神路ダム湖の入口に建つ鳥居の道を降りて行った突き当りに「天の岩戸」は厳かに鎮座しています。
天の岩戸伝承は、宮崎県高千穂をはじめ全国各地に残っていますが天照大神が鎮まる伊勢のこの地こそ本命!?と、伝えられています。
境内奥深くに分け入る前に建つ三の鳥居

辺りは、鬱蒼とした樹々が生い茂り静寂に包まれています。突き当りの滝は「みそぎの滝」
ここで、御神水のお水取りが出来ます。

ここが天照大神のお隠れになった天の岩戸(恵利原の水穴 )と伝えています。岩戸自身が御神体として、祭祀対象となっています。
一日3万トン湧き出し、日本名水百選にも選ばれています。また、ここが五十鈴川の源流とも言われています。(この写真はこちらから転載させて頂きました。)

現地案内板
「天の岩戸」さんは、神路山の逢坂峠のふもとにある洞窟で、付近一帯を高天原ともよんでいる。天の岩戸神話になぞられているのもこの付近が杉の木立がうっそうとし、ひんやりした霊気につつまれ、岩穴から渾々と清水が湧き出ている。この流は禊滝と呼ばれる滝となってたえず神路ダムに流れまんまんとただよい、水面にはお獅子岩の岩影や緑こく育った神路山の植林のすがたをそのままに写し、志摩用水として日量31000トン、志摩住民の生活飲料水の源となっている。
 また、日本の「名水百選」に選ばれていて有名である。
 世界の真珠王御木本幸吉翁もかつては岩戸の崇拝者であり、昭和六年三月、当時の恵利原地区青年団員と祈念の楠を手植せられた。これが岩戸さんの中央にのびのびと育った楠で、御木本楠と名付けられている。
地元恵利原老人会では、毎月例祭をとり行い全国各地から特に四季を通じ訪れる人々でにぎわう。
伊勢志摩国立公園
 磯部町役場
 磯部町観光協会
 恵利原地区
(現地案内板より書き起こし)
 
※神回、ここ本物です【パワースポット旅 天の岩戸/三重県志摩市】見るだけで超開運

つい見落としがちな同社ですが、伊勢神宮外宮・内宮・伊雜宮・夫婦岩のある二見興玉神社そして後日紹介予定、伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥之院 とも言われる「朝熊岳金剛證寺」
そして、ここ天の岩戸神社を参れば、最強の伊勢参りが出来る事でしょう。
伊勢へ詣でる際は、足を延ばし是非セットでお参りする事をお勧めします。
(撮影:1999-8)
お断り:1999年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】


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2 コメント

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Unknown (umaonaosora3104)
2023-10-19 04:00:49
天の岩戸の伝説は各地にあるんですね。当地は写真で見ても厳かな雰囲気です。本命でしょうか。
いつも不思議なんですが「天照大神」を祀っているのが都となった奈良でなく、三重県なんでしょうか。伊勢神宮含め、訪ねてみたいですね。
次回も楽しみにしています。
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Unknown (ruribo)
2023-10-19 15:39:36
いつもコメントありがとうございます。

元伊勢の項で、ご紹介したように崇神天皇の時代に、倭姫命はアマテラスの祭祀場を探すように任じられます。
まず初めに祀られたのが奈良県の笠縫邑です。しかし天皇の祖でもある最高位の奉祭にふさわしい地では無く、大和から出ることになります。
中々落ち着き場所が決まらず各地を点々とします。(これが元伊勢の起こり)
ある時、倭姫命は伊勢の五十鈴川に祭祀場を設けるようにとアマテラスよりお告げを受けます。
こうしてようやく伊勢にアマテラスが祀られるようになり、その後皇大神宮が建立されアマテラスは、伊勢の神として祀られるようになります。
以前訪れた際は、とにかく時間が遅くていい写真が撮れなかったので、是非再訪したい場所の一つでもあります。
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