玉姫繋がりで、旧ブログ「日々平穏」の再掲となりますが造船の街、岡山県は玉野市に鎮座。市名の由来ともなっている玉比咩神社の境内磐座の紹介です。
玉比咩神社拝殿
本殿 出雲の大社造りの様にも見えます。
祭祀:豊玉姫命
玉姫神社由緒(サムネイルをクリックして拡大します。)
豊玉姫の父神は、海神の綿津見神。そこから豊玉姫は、一説には竜宮城の乙姫との言い伝えもあります。
霊岩として祀られている御神体石の「立石」 高さ10.6m、周囲29.4mの巨大な岩。かつてはこの辺りまで海岸だったそうで立石は、航海の安全を願う霊岩としてのランドマークだったそうです。
立石(霊岩)由緒(サムネイルをクリックして拡大します。)
境内社の立石神社 御神体岩の裏手にあります。
境内には、もう一箇所巨石を信仰する神社が存在しています。
玉比咩神社の境内背後には、龍が眠る神名備の臥龍山がありその中腹には臥龍稲荷神社奥宮が鎮座しています。
臥龍稲荷神社奥宮 玉比咩神社境内より石段を登ること5分ほど。どうやら玉比咩神社の奥宮と言う位置づけになるようです。
かつてはこちらが主に崇敬されていた場所だったと推測しています。
ここには、面白い伝説があります。
「ある夜、玉石から火の玉が3つ飛び出して、背後にそびえる臥龍山中腹、西大寺観音、牛窓の3ヶ所に落ち、玉石には火の玉が飛び出した時にできた円形の窪みが残ている」
火の玉が落ちた1つがここ臥竜稲荷神社奥宮と伝えられています。
また、裏手にある巨石 ちなみに臥龍稲荷神社奥宮と、立石を結んだ東の延長上には伊勢神宮~伊勢の鬼門守護とも伝わる金剛證寺があります。
(地図上にプロットして見ましたが根拠はありませんでした。巨石愛好家の方たちは、夏至や冬至に結び付けなんでも直線で結び付けたがるのですが…。この行為自体はあまり意味がない様に思えます。)
(撮影:2009-01)
(追記:2023-7-7)
お断り:2009年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
奥宮は岩山ですね。うちの近くにも臥龍山があります。岩山ではありませんが神社はあります。
各地に色んな岩があって、旅行がてら見に行くのも楽しいですね。
確かに玉姫神社は、あまり神域感は感じらない神社でしたが、裏手の奥宮と言われる臥龍稲荷神社は、結構いい雰囲気でした。
多分こちらがかつて主に祭祀を行っていたんだろうと思っています。
記事にも書きましたが信仰の対象と言うよりランドマーク的な意味合いで利用されていたのでしょう。