
親戚や知り合いに大きな被害がなく安心はしたが、門前町や市街地の惨状を見ると心が重い。
今回、目立ったことの中に一人住まいの高齢者の問題があった。幸い被災者とはならなかったが、私の知っている一人住まいの高齢者の方も多くいる。ほとんどが昭和30年代後半に集団就職で郷里を離れた人の親たちだ。
誰もが気にかけながら都会で働いている。
それだけに、郷里に根を下ろして頑張っている人たちの心配りには頭が下がる。先日の友人もそうだが、自分のことよりも人のことに心を寄せている。
「能登はやさしや土までも」という言葉があるけれど、離れて暮らしているといっそう強く感じられるものだ。
(飼い主)