今日は月1度の「食を大事に!いいもの研究会」(微妙に毎回名称が変わります。。)
今回は博多駅近くのCafeでキッチンに集合して「グルテンフリー」のシナモンロールを作りました。
少し前からこの単語がキーワードになっている事から参加者の希望が「グルテンフリーのメニュー」となりました。
私からの提案は以下の3つ。
・グルテンフリーって何?
・グルテンフリーってそもそも身体に悪いの?
・弾力がなくなるグルテンフリーの食べ物をいかに美味しく作る?(スパイスの充実)
グルテンとは、小麦や大麦あるいはライ麦、オート麦などの麦類に含まれているたんぱく質の一種のこと。例えば、パンやうどん、パスタ、クラッカー、シリアルなどに含まれています。グルテンは食物に弾力や粘り気を出す働きがありますが、うどんにコシや膨らみがあるのも、このグルテンのおかげですね。よくグルテンは「炭水化物」と勘違いされる方もいらっしゃるのできちんと理解する事も大事です。
グルテンフリーの食品の代表例としては「米粉・澱粉・コーン類」などを代用しているようです。たとえば、通常小麦粉からできているクラッカー類でも、米粉でできているおせんべいやコーンチップスにすると、グルテンフリーとなる訳です。
そんなグルテンにも必要な栄養素が含まれている事も忘れてはいけませんね。グルテンに対してアレルギーを持っている人がグルテンを摂取すると、小腸が過敏に反応して消化不良になり、吐き気や痛み、腸疾患などを引き起こす場合があるんだそう。更に、このアレルギー反応がとても強い場合は、「セリアック病」という腸から栄養の吸収ができなくなる病気にかかってしまう恐れもあるそうなので、グルテンに弱い人はこの「グルテンフリー」はとても有用な対処方です。
そもそも日本人は、和食を中心としたヘルシーな食生活を心がけていればグルテンフリーは必要ないと専門家の方々は口にします。ここ数年、欧米の食文化が日本へ入って来た影響や、菓子パン・インスタント食品・スイーツなどの小麦で出来た食品が出回り、コンビニやスーパーなどで気軽に買えるようになった事で、グルテンを必要以上に食べ過ぎてしまっている人が増えて来ている事の方が問題なのかしら?
グルテンを摂りすぎている自覚がある、他のダイエットでは効果を感じられなかった、という方の場合はグルテンフリーな食習慣を取り入れれば効果を感じられる事があると思います。が、グルテンを摂取しない代わりに不足してしまう栄養素もあるでしょうし、体調に合わない場合もあると思いますので、もし始めるのであればきちんとネットで調べたり本を読むなどして、準備をしてから始めてみてくださいね。
グルテンフリーのシナモンロールは確かに美味しかったです。
シナモンやオールスパイス、その他数種類のスパイスをブレンドしました。
あまーい香りが何とも素敵です。 もちろんハーブティーもアイスで美味しくいただきました。
今日も充実した研究会となりました。