紫外線については健康を語る上でとても重要なテーマですね。
ここ数年では、日焼けによる「紫外線のリスク」について、一部の専門家だけでなく私たちだれもが耳にするようになってきました。
日焼けによるシミやシワなどの肌トラブルにとどまらず、目の疾患や皮膚がんなどの重篤な皮膚病になることが指摘されるようになり、
西アメリカやオーストラリアをはじめ、世界各国で紫外線対策、皮膚病予防の研究が進められています。
ひと昔前なら「ガングロ少女」は置いておいて、憧れる人の多い日焼けした小麦色の肌は「健康的」の代名詞。
所が今や医療や美容関係者の間では健康さの証ではなく、その人の肌がどれだけ紫外線に対して防御してこなかったかの証、
そう考えられるようになってきました。
紫外線はご存じかも知れませんが、細菌を殺す作用もあります。お布団を干す・・・なんていうのはまさしく消毒の行為ですね。
私が子どもの頃は日光浴をすればするほど健康に良い!と言われていたのは、本当に半世紀前のこととなり、現代は日光浴をすると肌が自らを変色させて体を守ろうとする時代になってしまいました。紫外線を浴び続けることによって具体的にどのような症状が引き起こされるのか、どんな危険性があるかについては、まだまだ広く知られていないのが現実です。しかし、肌だけでなく身体の様々な箇所に影響を及ぼすことが分かってきています。
日本メディカルハーブ協会認定講座「ハーバルセラピストコース」内で紫外線については、詳しく話をしていますが、
簡単にどのような影響があるのかをこちらにアップしておきますね。
シミ・シワの発生!
紫外線を浴び続けることによって、肌の表面の色素細胞が影響を受けます。
このダメージが蓄積されることは「光老化」とも呼ばれています。シミやシワの原因はこの光老化であるというのが、現在は一般的な考え方となっています。これらの現象を防ぐためには、しっかりと日焼けを予防し、紫外線対策を毎日きっちり行うことが大切になるのです。
活性酸素の発生と免疫力が低下!
活性酸素とは、簡単に言うと「体をサビつかせる物質」のこと。
私たちの体が持つ遺伝子DNAを傷つけることで、様々な病気を引き起こす原因となります。
紫外線を浴びることが皮膚がんの発生につながるのも、この活性酸素の発生の影響によるものです。
また身体の免疫力が低下するので、皮膚病だけでなく、さまざまな病気、そして老化現象の原因となっているわけです。
紫外線対策のハーブを有効活用しよう!
ハーブは抗酸化を一番得意とします。その中でもいくつかのハーブをピックアップしてみます。
ローズヒップはビタミンCの爆弾というニックネームからも豊富に含まれるビタミンCとリコピンの効果で抗酸化が期待できます。
特に陽射しを浴びたらお肌が多少なりとも炎症を起こしますが、炎症では必ず多くのビタミンが使われます。
その使われたビタミンを沢山補充する事でお肌を守るというわけです。嬉しいことにフラボノイドも含まれているのでビタミンCとの相乗効果でコラーゲンの生成をバックアップします。ハイビスカスとブレンドして一緒にとる事で 代謝も促進!いい事づくめです。またゼリーなどのおやつにも最適で毎年講座では大人気です!
ルイボスティーは紫外線や外的環境(排気ガス、添加物、農薬など害となる外敵要因)により
発生する活性酸素を除去する酵素を豊富に含んでいます。
今とても熱い注目を浴びているハーブのひとつでもありますね。お子さんにも毎日飲んで頂きたいお茶です。
そして、実際に日焼けや肌荒れなど紫外線を浴びて炎症を起こしたお肌にはカモミールやラベンダーを使ったひんやりパックがお薦めです!
精油を利用して作る事もできますが、カモミールティーを淹れたあとの茶柄をお茶パックにいれてタッパーなどに詰め冷蔵庫で保管。陽射しが厳しい外出から帰宅したあとにこのパックをお顔に充てて冷やします。炎症はある程度抑えられますよ。(個人的な感想です)
他にも沢山のハーブがあるんです。ハーブの事が気になったら、
植物化学成分の知識を少しだけ取り入れながら行う「ハーブティー&ブレンドレッスン」や、ハーブのクラフトを楽しむ「ハーブ入門コース」そして新設したばかりのハーブとスパイスをキッチンやリビング、バスタイムで楽しむ「ハーブ&ライフ講座」に一度ご参加下さいね。