働くとは 佐渡の金山 蝉時雨
宗太夫坑 江戸金山絵巻コース
江戸時代へのノスタルジーを感じつつも、金鉱で働かされていた人たちの気持ちや心の在り様、当時の社会構造等なども考えさせられました。
働くとは 佐渡の金山 蝉時雨
宗太夫坑 江戸金山絵巻コース
江戸時代へのノスタルジーを感じつつも、金鉱で働かされていた人たちの気持ちや心の在り様、当時の社会構造等なども考えさせられました。
人山を 割くや生き物 蝉時雨
佐渡金山 道遊の割戸
江戸時代の佐渡金山採鉱初期の段階では、金鉱石が露出していた山頂から人間が手掘りで掘り進めた結果、標高252メートルの山を真っ二つに割いたような今の形になったとのことです。この景が「道遊(どうゆう)の割戸(わりと)」です。
自然界における生きとし生けるものの中で、人間が一番獰猛な存在かもしれない、と改めて思いました。
夏草の 覆ふ近代 産業遺跡
佐渡 北沢浮遊選鉱場跡
明治村、富岡製紙工場などで遺跡となった近代の産業施設を見てはきましたが、野外で夏草の覆う廃墟となっている建物遺跡をみるのは初めてです。ここは、歴史を偲ぶ場としてはなんとなく異なる感じがしました。私はジブリ映画「天空の城のラピュタ」を見ていませんが、ここの景を称して「まるでラピュタの世界のようだ」と思われる方が多いとか・・・。インターネットでラピュタの画像を見ましたが、このようなコメントにうなずけました。
因みに、この施設は1937年(昭和12年)から1940年(昭和15年)にかけて大規模な選鉱施設が整備され、生産規模も東洋一となりましたが、1952年(昭和27年)に廃止されました。2010年に遺跡の前が広場として整備され、その頃からライトアップも開始されたとのことです。