同音異義語
人の話す言葉には、日本語や外国語に拘わらず「同音異義語」が多い。外国人の前で迂闊(うかつ)に話すと、とても相手を侮辱した言葉であったり、卑猥(ひわい)な言葉であったりして、ひんしゅく(顰蹙)をかうことがある。
日本語で話しても前後の言葉が不適切だと、誤解を招くことがある。
一例として「いぎ」一つとっても、「意義」「異議」「異義」「威儀」(社会人の教科書にリンク)の違いがあり、単独で聞いただけでは判断できない。
人の話す言葉には、日本語や外国語に拘わらず「同音異義語」が多い。外国人の前で迂闊(うかつ)に話すと、とても相手を侮辱した言葉であったり、卑猥(ひわい)な言葉であったりして、ひんしゅく(顰蹙)をかうことがある。
日本語で話しても前後の言葉が不適切だと、誤解を招くことがある。
一例として「いぎ」一つとっても、「意義」「異議」「異義」「威儀」(社会人の教科書にリンク)の違いがあり、単独で聞いただけでは判断できない。
「きく」という言葉も、「効く」「利く」「訊く」「聴く」「聞く」「きく」(陰口をきく=叩く[ハタ、タタ]く、言う)・・・名詞も含めたら、嫌になるほどある。
「同音異義語」や「同訓異字語」が多いのは、漢字文化の特徴かも知れない。どうしても判断しづらいときは、名詞は好ましくないが、動詞として使う場合はひらがな表記にした方がよい。
「同音異義語」や「同訓異字語」が多いのは、漢字文化の特徴かも知れない。どうしても判断しづらいときは、名詞は好ましくないが、動詞として使う場合はひらがな表記にした方がよい。
「特徴」と「特長」
どちらも他のものと比較して使う言葉だが、意味がかなり異なる。
「特徴」とは、他のものと違った点(特色)のことで、単に異なった点、特異な点を意味する。
例えば、顔の違い、製品形状、動作機能、移動速度などが異なること
どちらも他のものと比較して使う言葉だが、意味がかなり異なる。
「特徴」とは、他のものと違った点(特色)のことで、単に異なった点、特異な点を意味する。
例えば、顔の違い、製品形状、動作機能、移動速度などが異なること
を指して、比べる場合に使用する。
「特長」とは、他のものよりも特に優れている点(長所)があることを意味する。
「特長」とは、他のものよりも特に優れている点(長所)があることを意味する。
例えば、彼の特長を伸ばすには、適した家庭環境に育った
この製品の特長は、性能の割に価格が安く、操作性が良い
「意思」と「意志」
似ている言葉でも、単に自分の考えだけでなく、感情や願望(~したい)があるか否かにより表現法が変わってくる。
「意思」は、単純に「考え・思い」という言葉で置き換えできる場合に使い、意思表示・意思疎通のような表現に用いる。
「意志」は、ある行動を「~するぞ!」と決意して、その気持ちを持ち続ける積極的な心の状態を示す場合に使い、意志薄弱・意志堅固などはこちらを用いる。
例えば、弟は進学する意思はなさそうです(単なる気持ちの意思表示)に対して、
弟は進学する意志があり、塾通いをしています(是非ともという意志堅固)は、強い願望を示している。
「意思」と「意志」
似ている言葉でも、単に自分の考えだけでなく、感情や願望(~したい)があるか否かにより表現法が変わってくる。
「意思」は、単純に「考え・思い」という言葉で置き換えできる場合に使い、意思表示・意思疎通のような表現に用いる。
「意志」は、ある行動を「~するぞ!」と決意して、その気持ちを持ち続ける積極的な心の状態を示す場合に使い、意志薄弱・意志堅固などはこちらを用いる。
例えば、弟は進学する意思はなさそうです(単なる気持ちの意思表示)に対して、
弟は進学する意志があり、塾通いをしています(是非ともという意志堅固)は、強い願望を示している。
従って、普通よりも強い気持ちを表す時は、後者を使わねばならない。
「利く」と「効く」
どちらも「きく」と読むので同音異義語の一種だが、これらは「同訓異字語」というべき言葉で、プラスイメージの表現に用いる。
「利く」は、能力が十分に使える・発揮できる・利用できることを意味し、物事の進行に役立つ場面で用いる。
例えば、彼は顔が利く(人脈が広く使える、顔パスが通用する)
応用が利く(利用範囲が広く使える)
機転が利く・気が利く女性(臨機に対応できる)
無理が利く(可能性)
就職では親父に口を利いてもらった(親父のコネを利用した)
彼は犬のように鼻が利く(臭覚能力を発揮する)
「効く」は、効能や効き目が表れるという意味で用いる。
例えば、薬が効いて回復した
宣伝が効いてよく売れた
highdy は風刺の効いた記事が得意で、それが特異点だ
(これは、洒落でなく、駄洒落!)
彼は技術屋なので潰しが効く(一般的にはひらがな表記が多い)
「利く」と「効く」
どちらも「きく」と読むので同音異義語の一種だが、これらは「同訓異字語」というべき言葉で、プラスイメージの表現に用いる。
「利く」は、能力が十分に使える・発揮できる・利用できることを意味し、物事の進行に役立つ場面で用いる。
例えば、彼は顔が利く(人脈が広く使える、顔パスが通用する)
応用が利く(利用範囲が広く使える)
機転が利く・気が利く女性(臨機に対応できる)
無理が利く(可能性)
就職では親父に口を利いてもらった(親父のコネを利用した)
彼は犬のように鼻が利く(臭覚能力を発揮する)
「効く」は、効能や効き目が表れるという意味で用いる。
例えば、薬が効いて回復した
宣伝が効いてよく売れた
highdy は風刺の効いた記事が得意で、それが特異点だ
(これは、洒落でなく、駄洒落!)
彼は技術屋なので潰しが効く(一般的にはひらがな表記が多い)
「青田刈り」と「青田買い」
流石(さすが)に放送や新聞・雑誌などのメディアでは少ないが、一般社会では非常に間違いが多く、特に若い人に多い。
「青田刈り」は、収穫をする前のまだ青い状態の田んぼのことを指す。
「青田買い」は、新入社員の採用試験期間より前に、優秀な人材をいち早く内緒で接触・採用を約束することを指す。
前者は、特に収穫しても稲自体に価値はないが、早く刈っておくことで、後者は、優秀な人材に早いうちに目をつけ確保する目的の行動を意味する。
つまり、価値の有無に焦点があり、前者は価値はなさそうで優秀である必要はないが、後者には優秀なので価値があるという点が異なる。
「青田刈り」という言葉の発祥は、昔(戦国時代)の戦(いくさ)の作戦の1つで、敵の城の周辺の田んぼを、未だ稲が実っていない状態で刈り取ってしまうことで、敵方を食料危機に陥(おとしい)れることに加え、闘い(戦い)やすくすることを目的として生まれた言葉である。
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自分のblogの中でも いくつか間違った使い方をしていると思います。
でも遡って訂正はしません。
過去blogの てにをはの使い方の間違いは直したことはあっても
自分の都合で改ざんしたり 消したりしたことは
今まで一度もしたことがなく 大した内容の記事ではありませんが これだけは胸を張って言える自慢です。
highdyさまの記事の PCのことについては まだ私はそこへ行くまでの
レベルに達してないためスルーしていますが 今日のような記事を時々
載せていただくとありがたいです。
アクセス数が増えたのは 私みたいなファンが増えたからだと思います。
同音異義語って多いですね~
自分もコメントとかでは変換ミスには一応
注意しますが良くありますね~
たまたま確認してないときに特に
自分の場合後で気づいても訂正しないことが多いですが。
意味が違って間違うのは結構恥ずかしいですが。
訪問者が急に増えたのはなにか検索ワードにかかったのでしょうね~?
為になる生地が(記事が)「こう言うのですね~」(笑)
多いので一度見つけられると今後とも増えていくかもですね~?
いつもコメントをありがとうございます。
情報機器の発達で、「読めても書けない化」が進んでいます。私もえっ「かき?」(牡蠣)、「くも?」(蜘蛛)なんてしばしば、正しい名前は「古いさくら」の方ですと言われて、えーと、2階(貝)の女の木ですね、といった具合です。
「意思」と「意志」は、四字熟語で覚えておくといいですね。
「利く」や「効く」は、利用できる、効能で区別しての判断でいいと思いますが、現代的な表記法として名詞ではないで「ひらがな」で十分だと思います。
PCは私も専門ではなく遊びで、80歳が近くなった人には必要ないのですが、これからの若い方には英語やPCは必須の知識で、どんな職業についても必要なものです。
昔は「肉体労働者」を馬鹿にした風潮がありましたが、いまはみんなミニコンピュータを内蔵した機器を使いこなしています。英語やPCが使えない方は淘汰されていきます。
私のPC記事は、理屈が分からなくても書いてある通りにすれば便利になるものばかりで、PCに不慣れな方や初心者向けに書いていますので、怖がらずに気軽にチャレンジしてください。
いつもご訪問ありがとうございます。
どうもセルフチェックが甘くて、私もミスが時折、いや毎日と言っていいほどあります。酷いときは何日も経って気がつくことがあります。
用法や漢字は気をつけてはいるのですが、読み直しているのに、余字・脱字が残っています。
訪問者も閲覧ページ数も2倍になっていました。きっと、何か何処かでイベントがあり、検索者が増えたかも? 自分では気づきませんでしたが、アピールチャンスに引っかかったのかな?
私のブログは無料版ですので、前日の訪問者のアクセス元は調べられないのです。有料版なら調べられるのかも知れませんが・・・。
明日は、きっと正常に戻るかも知れません。
私の趣味でやっている短歌は同音異義語をわざと掛詞として使うことがあります。例えば「降るアメリカの」というふうに「アメリカ」の中に「雨」を掛けたりして楽しみます。私はだいたい毎日短歌を挿入しながら記事を書きますが、割合さっさと書きますから、後で挿入した短歌を推敲することもありますし、文章を推敲することもあります。まあ自分の日記代わりのBlogですから、それは許されると思っています。
私は書くことが好きですから、Blogを書くことが一番の楽しみです。これを取り上げられると死ねと言われるような?というのはオーバーですが、生きがいがなくなることは確かです。
ハイディさん、またいろいろ教えてくださいね。
いつもご訪問感謝しています。
僅かなりとも、参考になれば幸いですが、びこ さんにはあまり参考にはならないかも?
私には俳句・短歌・川柳など文学的な才能は全くない(というか、勉強しないのが元凶ですが・・・)ので、「句」なるものは詠めません。
びこ さんの素晴らしい短歌には、いつも恐れ入っています。
「掛詞」なんて懐かしいですね。昔高校生の頃、万葉集だったと思いますが、太田道灌の話に「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」と、花一輪を差し出した農家の娘のことを思いだしました。
八重花で思い出したのですが、平安時代の歌人の
いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重に匂ひぬるかな
という歌がありまして、この九重は宮中のことを指しているんですが、八重桜の八重から九重を引き出して詠っているんですね。ですからこの「いにしへの奈良の都の八重桜 」までは「九重」を引き出す序詞になります。言いたいことは、「今日宮中で八重桜が美しく咲いているよ」ということだけなのですが、すごく巧みな歌だと思います。同音異義の話題からは飛躍してしまいましたが、掛詞で思い出しましたから厚かましく追記させていただきました。
同音異義語でありながらその使われ方が間違っているケースはよくありますね。
最近はコロナ禍でよく使われる「収束」と「終息」もそうですね。
報道関係でもその違いがはっきりと区別されず誤用と思える表現もありますね。
それから「回復」と「快復」「修練」と「習練」「過少」と「過小」「脅威」と「驚異」「清算」と「精算」「改訂」と「改定」「異常」と「異状」「適正」と「適性」「制作」と「製作」「回答」と「解答」など。
特に「配布」と「配付」なども間違って使われることが多いということで私も誤用の無いよう、これらの意味の違いを書いて表にしています。
本当にむずかしいものが多いと思いますが漢字の意味から考えると意外に覚えやすいものもありますね。
わざわざありがとうございます。
ベテランの方から大変恐縮です。そうですね、序ことば(詞)も面白いですね。
序詞は枕詞に似たような働きがあるようですが、中には駄洒落を使ったようなものまであり、あんな昔に駄洒落があったのかと、思わず笑ってしまいました。
私の場合は「ダジャレを言うのは誰じゃ!」的にすべて駄洒落ですが、昔はいまのような文化の範囲が広くなかったので、「和歌」が発達していたのでしょうね。
序詞、枕詞、掛詞を折り入れた、「知的な遊びの文化」が和歌には残されているのだと思います。
が、お褒めになられるのでしたら、fumiel-shimaさんの奥様こそです。
絵手紙の絵も字もお上手で、その上、素晴らしい俳句を作られます。短歌も俳句も自然に人柄が滲み出ますから学ばせていただくことばかりです。