故人からのメッセージです
井上と申します
出身地は福岡県早良区です
享年57歳
息子へ:
父さんが息子へ残せる最初で最後の手紙だ
成人したとはいえ、子供のように無邪気さを持っていて
そこが良いところでもあるのだが、大人の世界は純粋では無いゆえ
大人の世界の荒波に、これからぶつかって往くかと思う
その都度、アドバイスすることは叶わぬが、
これから述べることが、生きていくうえで参考になればと願う
仕事先で理不尽な先輩に出会ったとしても、数年の内の約三分の一にも満たない
わずかな時間で、世界には色んな考えをする人間が居ることを伝えてくれる
そういう立ち位置に居る人なんだと思えば、その人への蟠りも薄れはしないだろうか
長寿ではないが、父さんの人生にも幾度か出会ったことがある
蟠りを抱えれば抱えるほど、付き合いが長くなった
役割と気付き始めると、すばやく通り過ぎていった経験がある
人生を過ごしていると、恩師にも出会うし、反面教師のような人とも出会い、
親切な人そうでない人、様々な出会いを通して、豊かな価値観を育んでいくのだと思う
理解出来ないと感じた時には、この人は自分に何をもたらしてくれているのか
と、発想を変えてみるといい
観えてくるものが有るだろう
困った時は、一人で立ち向かわなくていい
叔父さんや恩師に相談して、協力を頼むといい
乗り越える方法や力を貸してくれる
一人で何もかもを背負う必要は無いのだから
長くなったが、これからもE(息子)を見守っている
応援しているよ。
2019年5月
☆お読み下さった方へ
このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです