天国からの手紙

愛よ届け

熊本震災で亡くなられたご主人より 奥様へ

2018年06月16日 10時37分53秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

                                     

 

松島と申します

日南市で生を受け、熊本震災で他界いたしました

まだ家族が熊本に居りますので、手紙に残します

 

 

M(奥様の名前)へ

 

日南へ新婚旅行に行ったことが、昨日のことのように思い出せる

子にも恵まれ、一人前にも育て上げた 

一家の主としての務めは果たせたと思ってはいる

まあ、いい歳でもあったから俺の事は仕方なしと自分では思っている

Mは施設に居れるから、身の安全と生活は安心だ

それでも寂しくなったら、写真に語りかけてくれたらよ行ってやっから、傍に居るのとかわりない

子等には自分らで精一杯なところがあるのは、仕方ないしな

 

懐かしい日々はいっとう思い出の中で光っているように想える

それはそれとして、Mは目の前の今を大事に生きていけな

気にかけて声かけてくれる同じ施設の友や、親切にしてくれてる職員さんを

大切にしながら日々を過ごしてな

得意にしていたことがあったろ、もう一度始めるのもいいかもしれんぞ

少しずつでもいいからよ

そんなこんなして楽しみ見つけてくれたら、俺は一層安心だ

 

傍に居るのと変わりないこと、忘れないでな   

それではな。

 

                                            

                                          

 

 

 

 

☆初めてお読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      

茶文字は私自身の言葉です



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