千代の日記

鬱病を抱えたお師匠さんの奮闘記 (千代の会のHPはhttp://www.chiyonokai.com//)

春はうれしや♪

2011年01月23日 | アート・文化
富士松延千代のホームページ http://www8.ocn.ne.jp/~hirake58/
私は、新内も好きだけど、端唄も大好きです。
今、お稽古している端唄
「春はうれしや」
春は・・・夏は・・・・秋は・・・・冬は・・・
と4番まであるけれど、3番の歌詞
~♪秋は嬉や二人並んで月見の窓 
色々話も菊の花 
しかとわからぬ主の胸、
ちょいと私は気がもみじ♪~
端唄って、都々逸もそうだけど、陽気で、色っぽくて、リズミカルで、一見能天気な唄が多い。
だけど、私には、新内よりずっと切ない気がする。
確かに新内は、色々な事情があって、恋人が心中するお話が多い。
いつか若いお弟子さんが言った
「心中って、最高のハッピーエンドですよね」
確かに・・・・
100%両思い。ある意味結婚よりずっとすごい。
それに比べて、端唄は、今、ここにいるのに、恋人の心が100%掴みきれない切なさを感じる。明日はどうなるか、不安を感じつつ、けしてそんな不安をおくびにも出さず、粋に陽気にふるまう女がいる。
粋は、永遠のテーマ。
相手に重さを感じさせる粋はない。

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