富士松延千代のホームページ http://www8.ocn.ne.jp/~hirake58/
東京でのお稽古場に使わせてもらっている、世田谷の呉服店「着物千歳屋」さんの2階。
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とにかく、100年の歴史を持つお店だから、なんでも揃っている。
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糸をつむぐ車から、演台から、毛氈から、およそ和に関するものなら大抵はあるという博物館のようなお店だ。
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今日、間仕切りに使っている金屏風に、錦絵が貼ってあった。
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本物ではないでしょうが、、、、「何?何?」 って、見ると講談の錦絵のようで、
「妖婦〇〇」お話の一部のようだ。
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妖婦、艶婦、毒婦、悪女、、、、、太古の昔から、話題になるよね~。
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「稀代の悪女」~なんて、ちょっと憧れる。
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「この、女狐が!」なんて女性に嫉妬まじりに罵られたりしてさぁ・・・(笑)
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「賢婦」とか言われても(言われるわけ無いけど=笑)やっぱ、ちーーーっともうれしくないなぁ。
堅苦しくて、本人ちっとも面白そうじゃないもの。
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最近、「小悪魔メイク」なんて言葉が流行っているけど、小悪魔って、男の子をわがままでふりまわしているようなイメージでスケール小さいなぁ。
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妖婦に憧れるのは、まずは、なんていっても異性をひき付けて意のままに操るところが、憧れるのでしょうね。
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ミステリアスで、、、、男の人が、「近寄るとなんか毒がありそうだ」とおもいつつ惹かれる。
こういうところでしょうね。
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小説で妖婦と言えば一番に思い出すのが、「樅の木は残った」(山本周五郎)に出てくる「たか」三味線の師匠なんだよ(^^)v
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それから、池波正太郎の「鬼平犯科帳」の中の「艶婦の毒」
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ま、妖しい女に憧れるのはいいけれど、きっと本人は、お上にお縄になったり、結局男に殺されてしまったりとか、ハッピーエンドにならないし、大変そうだし、第一、同性の友達が出来なさそうでつまんないものかもしれない・・・・(笑)