『~春浮~ 湯に浮かぶは是龍井なり』
2013年の春がようやくやってきました
春のお茶と言えば、龍井茶です。
今月の中国茶レッスンは、杭州にある龍井茶の名産地・『獅峰』と『梅家坞』の飲み比べでした
贅沢です
今回のこの2種類の龍井茶ですが、共に『明前茶』、つまり春分の日(3月20日ころ)から清明節(4月5日ごろ)にかけて作られたものです。
以下、今回得た知識です。
春になって、太陽の日照時間が長く気温が高くなると、茶葉の光合成によって葉緑素の働きが活発になって、茶葉の中に含まれるアミノ酸が減っていくんだそう。
こうして、このまま太陽の光を浴びて成長した茶葉はタンニンが増えてお茶の味が濃くなっていくのです。
つまり、今回の『明前茶』は、早春のお茶なので、まだ成長する前の早摘みのお茶でアミノ酸がたっぷり含まれて旨み充分なのですね
かつて、皇帝に献上するお茶も必ず「明前茶」でなければならなかったんだそう。
1つ目の獅峰龍井茶は、こんなガラスの蓋碗で頂きます
2つ目の梅家坞龍井茶は、日本の片口のお椀でしっかりとお茶の旨みを出します。
こちら、いつも素敵な8頭身美女の先生
生徒さんがいつも楽しみにしている、先生お手製の点心
今月は、春らしく筍のおこわと、空豆豌豆などの白和
スイーツは、黒ゴマ餡入りの白玉ダンゴにきな粉をまぶしたもの。
中国の緑茶・龍井茶の新茶と、和の点心のコンビネーションの妙。
いつも、先生のセンスの良さと、点心のお味の良さに感激します
先生のレッスンに通い始めて、かれこれ3年
ようやく、色んなお茶のことがちょっとだけ知識として、頭にのこってきたところ
中国に居る間に、美味しい中国茶を満喫しなくちゃ