上海に来てから1年ほど経ったころ、友人から中国茶のレッスンの空きが出たから、と上海では知る人ぞ知る荒田先生の中国茶レッスンに通い始めてかれこれ3年。
始めは、ただ興味本位で通っていたけれど、今やすっかりその魅力にはまってしまった
「中国茶」と一括りにできないその種類の豊かさ
型にとらわれず、ただその香りと味をその場に一緒にいる人たちで一緒に愉しむという自由で開放的なスタイルも私の気に入った理由かなあ。
さて、先日、中山公園近くにあるお茶市場「
天山茶城」(ティエンシャンチャーチェン)行ってきました
ここは3つのビルから成っていて、中にはお茶専門のお店から茶道具専門のお店までぎっしりつまってます。
烏龍茶の高級品、大红袍(ダーホンバオ)、最近流行の高級紅茶、金駿眉(ジンジュンメイ)、緑茶の代表、西湖龍井(シーフーロンジン)の大きな看板。
発酵系のお茶は、こんな風に「餅状」にして売られています。
私は時間もなかったので、先生に紹介してもらったお店に直行
店主さんは、とってもエレガントな中国人女性です
たまたま居合わせたお客さんと一緒に、オススメの白茶(バイチャー)の一種、白牡丹(バイムータン)を頂きました
中国茶は、日本茶とちがい、一煎目よりは二煎目以降が香りも開いて、とても味わい深くなります。
なので、小さな杯のような茶盃で、ちょこちょこ何度も頂くのです
茶盆の端に鎮座しているカエルちゃん
とカメさん
。
「茶宠(チャーチョン)」と呼ばれる、通称「茶ペット」です。
紫砂などの土でつくられる陶器なんです。
お茶を入れた後の残りをこの茶ペットに掛けてやって、その陶器の色の変化を愉しんでいくという、なんとも優雅なものです。
上海に来たら、お茶市場で自分の好きなお茶をゆっくり時間をかけて探すっていうのも、いいもんですよ
ここは、観光客向けというよりは、一般的に業者の人たちが買い付けにくるような卸売市場なので、
粗悪で高いものを売りつけられるってことは、あまり聞きません。
そんなことしたら、この中では商売続けられないってことだもんね。
■ 天山茶城 上海市中山西路518号 (年中無休)