愉快的生活~上海~

2009年4月から始まった上海生活の中での新たな出会いや発見、中国語の勉強法など。

お裾分け

2009-04-24 21:11:01 | 生活 ~上海~
一昨日の朝、夫くんの会社の中国人理事長の方が、出勤前に奥さんお手製の「ワンタン」を大量に持ってきてくださった。
ちゃんと冷凍されたワンタンは、60個くらいは優にあったと思う。

ワンタンなど粉モノ大好きな私は、丁寧に包まれた大量のワンタンを見てニヤリ。
さっそく、今晩のごはんはワンタンスープに決定

ワンタンを受け取りながら、ふとなんだか懐かしい気持ちになった。

昔住んでいた家のご近所さんとは、よくおかずのお裾分けで互いの家のお皿やタッパーが行き交ってたっけ。おかずや、頂き物のお裾分けの果物やなんかを母に持たされて近所のお家にお遣いに行かされたもんだったよなあ・・・。


マンションに引っ越ししてからは、そんなお付き合いって皆無。
挨拶はしても、おかずの往き来はないなあ。

ここ上海に来て、お手製のワンタンをいただいて温かい気持ちになった私

さっそく、その晩はワンタンたっぷり入ったスープを晩御飯に頂きました。
これぞ、上海の母の味って感じで美味しかった



花鳥市場

2009-04-21 23:22:47 | 街の風景 ~上海~
日曜日の午後、花鳥市場へ行ってみようと出かけてみた。
聞けば、観葉植物とか、鳥・その他の動物、昆虫が売られてる市場だとか。
夫くんは、無類の動物好き。
一方、私は動物が苦手・・・。
まあ、夫くんが喜ぶのなら、、、ということで同行。

中に入ると、あっちゃこっちゃで、こんな風景が。


上のおっちゃんたちは、コオロギ対決を見物してるのです。
このコオロギ対決は「闘蟋(とうしつ)」と呼ばれる伝統的な競技で、14世紀から続いているそうな。コオロギは100日くらい生きるそうで、本来は泣き声を楽しむことが醍醐味とされていますが、強い闘争本能を持ってるらしい。

で、これがアップの図。



で、でかい・・・

そして、こんな籠に入れられて売られていきます。



今でも老人には根強い愛好家が多いのだとか。

これは、その幼虫なのかな?


幼虫から自分好みのコオロギに育てあげるのでしょうか。。。

ここの市場には他にこんなもんも売っていて・・・。



なんかシリコン製のオモチャのようですが。。。
ちゃんと動いてたよ。
このまま大きくなったらどうなるのかな・・・。キショい!

他は特筆すべき面白いものには出会えず、向いのアンティーク市場へ。







この通り、掘り出し物に出会えることもあるらしいが、ざっと見た感じは、どの店も同じようなものが並んでいたなあ~。
それにしても、15年前いや、10年前には、こんな風に毛沢東のスローガンポスターが売られてるなんて、考えもしなかったなあー。

この通りをぶらぶらと通り抜けて、新天地の糖朝にて早めの夕食をとって家に帰ったのでした






上海 by night

2009-04-18 20:37:07 | 街の風景 ~上海~
金曜日の昨日の夜、上海の観光シンボルの「外灘」へ行った。
自宅よりタクシーを飛ばすこと20分くらいで、外灘へと到着。

この一帯は外灘(英語名:Bund(バンド))と呼ばれていて、19世紀後半の租界時代の上海の中心地。「魔都」と呼ばれるほどの隆盛を極めたという。、その歴史建築群 の壮大な景観ここには当時の建築物が、こんな風に多く残っている。





この歴史的建築物の中は、今や高級ブランドのブティックや、おしゃれなレストランやバーに改装され、お洒落なオールド上海を体感できるエリアになっている。
中には、D&Gのバーなんかもあったり。

また対岸にはこんな景色が広がっていて、



まさしく「魔都」という言葉が相応しい怪しさ・・・。

しかし、この外灘周辺は、ずっと道路工事をしていて、非常~に埃っぽい。
車はガンガン飛ばして走ってるし、あちこちで工事してるしで、夜景も埃でぼやけるほど。ほんとに埃がすごい

でも、上海に来たんやなあ~と、ものすごく実感した夜でした。



レベルチェックテストの巻

2009-04-15 22:49:24 | 中国語
当面の上海生活の「軸」となる中国語学校を決めようと思いたち、先週の月曜日にとりあえず見学第一校目ということで家から歩いて5分の学校に見学に行った。

学校というかその「教室」は、それはそれはこじんまりとした古いマンションの一室。エレベーターも照明が暗ーく、「中国」って感じだ。
設備の古さはともかくとして、体験レッスンをしてくれた2人の先生の潔い教え方が気に入り、見学一校目にして、即決。翌日には、授業料も払い込んで、すぐさまスタート。

やるとなったら、早いのである。

で、見学当日にやったレベルチェックのHSKの試験。
私は真剣にやって先生に提出したのだが、「マークシートの回答がずれてるはず!もう一度やり直しなさい。」といってきた。
とほほ、そんなに間違えていたんですね。

自分でいうと、「やらしい」感じだが、私の話す中国語は日本人ぽくないらしく、標準語が苦手な香港人?とよく間違えられる。だが、言うほど大したこと話してないし、話せもしない・・・。
老師(先生)は、しょっぱなから私の語学能力を買いかぶり、やり直しを命じた。
まあ、仕方なし、ということで、ひぇ~っとなりながらも、もう一度やり直し。

結局、今のレベルは、
「語法」が7級程度の
「読解」が5級程度
「総合填空」(穴埋め)が7級程度
今回は、「聞き取り」は受けてないからわからないが、今のところ6.5級といったところらしい。
やはり、何年も前の北京での記憶は遥か彼方に消え去ってるよなあ。。。

6月の試験までに、せいぜいいっぱい詰め込んで、
「8級・一発合格」!
いっときましょー

ほんと、よくテストばっかり受けてるよなあ、私・・・。
一体、どこへ向かってるんやろか。

まあ、がんばってれば、道は開けるか・・・(?)


再来中国

2009-04-13 22:10:01 | 中国語
私が初めて中国に来たのは93年。
友人との北京と桂林への観光旅行が初めてだった。
北京・桂林の名所をざっと観光し、最後はメインの香港でお買物三昧という典型的OLの旅行だった。

学生時代の専攻が中国語だというのに、私は中国大陸に行くことを頑なに拒否し続けていた。そのころ、中国に関する本と言えば、文化大革命にまつわる本が出回り、天安門事件の傷痕もまだ生々しいころで、聞けば聞くだけ一層、中国とはようわからん遠い国になっていった。

その後、中国には興味のなかった私に転機が訪れた。
社内の異動で、中国担当になったのだ。
「表敬訪問」と称して、次から次へとやってくる国営企業のエライさんたち10名ほどの毎回のアテンドが私の仕事になった。
月に何組来るんや!というくらいに次から次へとやってくる。
このとき、まあ中国語は使ってはいたものの、「専攻」でした、というのが恥ずかしいレベル。

そんな時、ふと、思ってしまった。中国へ行ってみよか、と。
自分がきちんと中国と向き合うことなく中国語を適当に話してるように感じたのだと思う。

どんな風に手続きしたのか、えらい心配する母になんと説明したかもよく思い出せないが、とにかく半年間の予定で北京へと行った。
あの半年は、まあよく勉強したように思う。

みっちり充実した半年の短期留学期間を終えたあと、私は、あっさりと日本に帰った。そのまま継続して留学生として勉強する、という選択もなかったわけでもないけれども、そこまでの根性がなかった私。

ちょうど、その留学から帰った3ヶ月後、今の夫くんと結婚式を挙げることになってたのも帰国の理由だった。
帰国に際して、ちょっと帰国を渋ってみた私に、夫くんは、言ったものだ。

「また中国に行って勉強したかったら、結婚してからでも行ったらいいやん。」

それから10年あまり。
夫くんの言葉は、現実のものになってしまいました。
今回は、半年どころが、何年計画になるのだろう・・・?

そんなわけで、今は留学生のように中国語の勉強に励む毎日を、ここ上海で過ごしている。当面の目標は、6月21日に行われる、HSKという中国語のTOEICみたいな試験で、中級の一番上の8級を取ること。

もう一度チャンスをくれた(?)夫くん、ありがとう。
またがんばるよ~~

古くて新しい町

2009-04-13 11:22:38 | 街の風景 ~上海~
日曜日の夕方、外で食事をしようということで、家から地下鉄でひと駅行ったところにある衡山路に行った。

このあたりは、昔のフランス租界があったところ。
古い洋館が通りにずらっと立ち並び、私の住むエリアとは一気に雰囲気が様変わりする。いうなれば、大阪・難波の中心のガサガサした感じと、神戸の山手あたりのシュッとした感じかなあ。



このあたりの洋館・通称「老房子」には、もちろん今でも人が住んでいる。
昔から住み続けている中国人はもちろんのこと、こうした洋館暮らしに惹かれる外国人たちが、素敵な内装を施し住んでいるのだとか。

こうした老房子の出入り口から、ひょっこり中国人のおばあちゃんが出てきたり、かと思えば、白人が傍らのカフェに入っていく。
なんとも不思議な光景。


また、これらの老房子を利用した、素敵なフレンチレストランや、イタリアンレストラン、ベーカリー&カフェや、気の利いた雑貨屋さんなど。
まさに、今のファッション雑誌に出てくる、いわゆる「オールド上海」そのもの。



ここは、フランスのPAULというべーカリーとカフェが入った「Villege」というファッションピル。



またこちらは、ウィリアムズソノマ的な、インポートのキッチン雑貨を扱ったお店。

その他、アンティークショップなど素敵なお店をいろいろ見つけて、テンションは上がりまくってしまいました。

今度は昼間に来て、ぜひともじっくり散策せねば!
さっそく自転車を購入要かも。

毎日、市内のあちらこちらで、来年の万博に向けた工事が行われ、めまぐるしいスピードで街の風景が変わっていく上海の街。
そんな街のスピードに疲れたときには、この悠然とした雰囲気の通りにやってきて、クールダウンしたいと思った。

どこに居ても、自分の楽しいこと・心地よい場所を見つけるのは、私の得意技。
この街で、あとどれくらいいるのかは分からないが、自分の住む場所を好きになれるよう、いろんな「好きなもの」を毎日発見していきたいと思う。

現地地元市場情報

2009-04-12 10:51:04 | 生活 ~上海~
上海生活も10日がスルスルと過ぎて行った。
すでに普通に生活が流れていってるように感じる。
たとえ、新しく来た土地でも、そこで、食材の買い出しをし、自分でご飯を作って食べると、一気にそこに「生活」が生まれる。

さて、今日は夫くんと一緒に地元の市場へ行ってみた。
アパートの裏手通りに出て歩くこと10分ほどのとこにあるらしい。

アパートの裏手通りには、週末の朝を楽しむ人たちでいっぱい。
歩道に、なぜか麻雀卓を出して麻雀を楽しむ老人グループがいくつかあり、
また公園の中では、太極拳を楽しむ人たち、さらには朝から口角泡を飛ばして議論する老人グループなどなど。みなさん、ほんとうに元気!

そんな風景を見ながら私たちはこちらの市場へ。




肉屋では、台の上にだーっと肉の色々な部位が並べられていて、さながら「解剖体」の様相。鶏肉ももちろんそうして売られているが、こんなコーナーもあったりして。


この鶏舎のようなケースの中から一羽を選び、すぐさまそこで「解剖」してくれるらしい。まあ、美味しいには違いないだろうが、
絶対の絶対に無理

他の野菜コーナーは、ほぼ日本の市場と同じ感じだ。
昔、よく母に連れられて行った「中央市場」に似てるなあ。



いーっぱい野菜屋ばかりが並んでいて、一体どの店で買うのが良いのかわからない。売ってるものもほぼ同じだし。ここは、おなじみの店を早く発掘せねば。
向いのデパ地下スーパーで見る野菜とは違って、新鮮で種類も多くて、いきなり私のテンションは一気に上がりまくり
ソラマメを見つけては大喜びし、真赤な完熟トマトを見つけては大興奮。
大根も太ーくて皮の薄そうなプリップリのやつを見つけて安心する。

そのほか、手打ち麺や、餃子・シュウマイの皮の店や、中華料理には欠かせない乾物屋も多数。魚屋に行けば、太刀魚やマナガツオ、烏賊や鰺、色んな魚が並べられ、まあまあ新鮮そうかも。そうそう、カエルさんも売ってました。網袋に何十匹もぎゅううっと一緒くたに詰め込まれて・・・。
いったいどないして食べるんでしょうね。。。

今日のお買いものはこちら。



これで、しめて750円ほど

中国野菜の敬遠が日本では顕著な今日この頃、私は、ここ上海の地元市場で中国野菜市場で嬉々としてお買いもの。うーん、これってどうか?と考え出すと生活できないので、まあ、良しとしよう

今日の市場巡りで、これからの上海生活での「食」について明るい兆しを見つけて大満足の土曜日の朝だったのでした