愉快的生活~上海~

2009年4月から始まった上海生活の中での新たな出会いや発見、中国語の勉強法など。

おもてなしの心@タイ

2012-03-23 01:05:47 | タイでお仕事
「微笑みの国」とは、タイ王国のキャッチフレーズ

賛否両論はあると思うけど、私は賛成派

今朝、そんな私をさらに大賛成派にさせた出来事が。

今日もノンタブリへ地方巡業に同行するスタッフと待ち合わせのため、朝7時前にホテルを出て歩いて5分ほどの事務所へ向かった。

半分以上行ったところで、カメラを忘れたことに気づいて、小走りでホテルへ戻った私に、
ベルボーイさんが、「どうしたの」と聞いてくるので、
「忘れものしたのよ~」と言って、急いでカメラを取りに帰ってロビーに降りると。。。

さっきのベルボーイのおっちゃんが、何とトゥクトゥクのエンジンをかけてスタンバイ
「乗ってけ」とニッコリ笑顔で座席を指さす

何、この気配り・・・

すごーい

そんなに急いでるわけでもなかったけど、ありがとうと言って有難く乗せていってもらいました

あったかいね、タイ人
これぞおもてなしの心


タイの子供たち。

2012-03-21 22:42:17 | タイでお仕事
今日はタイの小学校で行った、スクールヘルスの講義の様子をちょこっと紹介。

この方、タイ国立大学の若き教授です。





この先生、のっけから、子供の心をわしづかみにしています

「分かりましたか~?分かった人はこうしてね~」といって、左手の手の平に右手の人差指をあてるように言う。
子供たちも、「はあ~い」と、手を高く挙げてそれに応える。



講義の内容は、公衆衛生からスクールヘルスがメイン。
子供たちに、身の回りの清潔を保つことから、タイならではのマラリヤやデングなどの伝染病のことなど、健康でいることの大切さを丁寧に分かり易く説明。

また、「children as a messenger」といって、子供だちがこうして学校で習ったことを、コミュニティに帰って、両親または近所のおっちゃんおばちゃんに話をすることで、彼らが知識の媒体になるんだよ、と言っておられました。うんうん、なるほど~。

講義の中でこんなDVDも紹介されてました。




「手を洗おう 手を洗おう」と
ひたすら手を洗おうと、可愛い女の子たちが歌って踊ってます
面白~い

タイの子供たちって、本当に素直で可愛いんです
ワイをする姿がとってもキュートです

この小学校でのワークショップの間中、私はニコニコしていたようで、
日本人同僚から、「今日はすっごいニコニコしてましたね」と言われました。
・・・え、そんなにいつも笑ってなかったと、ドキッ

笑顔は忘れたらアカンね~~
そういえば、タイにいると笑顔でいることが多いかも・・・

また明日も地方巡業。
笑顔にしてくれる子供たちに会えるのが楽しみでーす

希望を探して・・・。

2012-03-16 00:58:01 | タイでお仕事
先週から新しいプロジェクトが始動しました

これまで、物資配布に始まり、洪水後に滞留している水たまりに湧く蚊などへの害虫駆除事業、それから洪水で流されてきたゴミの山の清掃活動など、環境整備を重視した活動を行ってきました。それぞれ、害虫駆除はタイ国立マヒドン大学のvector control研究所のチームに事前調査と事後調査を依頼し、作業についてはタイの害虫駆除協会に依頼して専門家に薬剤散布を実施しました。きちんと学術的な調査と評価をすることで、今後の洪水災害後の対策に役に立つ情報として残そうというアプローチです。

で、次の段階は、コミュニティ内の住民へのソフト面での支援です。
清掃活動や害虫駆除を通じて、環境改善に協力できたとしても、私たちが去ったあと、彼らがその活動を自主的に継続できるようなコミュニティ作りがゴールです。

支援対象地区は、5地区ほどあるのですが、その中には行政支援から見放されてしまってるような地区もあります。貧困度もかなりですが、その地区の大人たちが子供たちの教育に関して無関心なところが、とても気になるところなんです。

今回は、日本から公衆衛生が専門の先生(元脳外科医)と一緒にチームを組んで、地域住民、小学生・中学生向けに公衆衛生や学校保健などについてのワークショップをする予定です。
大人に対するアプローチももちろん大事ですが、これから大人になる子供たちには、是非何かのきっかけとなるようなワークショップにしていきたいと思ってます。
特に、先述のマヒドン大学の公衆衛生研究所の教授陣も興味を示してくださり、来週は2つの小学校で70人から100人規模のワークショップを開催することになりました。

タイの子供たちって、本当に可愛いんですよ
この子たちが明るい未来を描けるよう、希望の種をまいてきたいな、と思ってます


3・11

2012-03-12 00:14:33 | タイでお仕事
今日は東日本大震災からちょうど1年の日。

世界のいろんな場所で震災被災者の追悼式が行われました。

バンコクでもチャリティマラソンがあったそうです。
事前に調べて、参加すれば良かったとちょっと後悔。

震災のあと、世界100ヶ国を超える国から義援金を頂き、600を超える国際NGOからの支援の申し出があったと聞きます。
義援金を下さった国のなかには、経済的には苦しい国も多く含まれていました。
自国の経済状態も大変な中で、日本のために・・・、と貴重な資金を義援金として送ってくれたことは、本当にありがたいことです。

日本はもうダメだ、とか、経済の長期にわたる停滞で将来真っ暗とか、なにかと後ろ向きで自信のない自虐的な日本亡国論が蔓延していたけれど、日本のこの大ピンチにこんなに多くの国からの支援に、改めて日本人として誇りを感じました。
これまで、日本政府や民間企業、またはJICAや民間NGOなどの人々が、世界各地で真摯な援助活動や、経済活動を行ってきたことのあらわれですよね。

タイ政府も震災の時、東北電力の停電の際には発電機の貸し出しに始まり、震災からたったの3日後には、外国への支援としては異例とも言える2億バーツ(約5.4億円)の支援予算を組んでくれました。
また、民間のタイの人々も募金やチャリティに励んでくれて、なんとバンコクのスラム街の子供たちまでが募金をしてくれたというのだから、本当にありがたいです。

今回、私たちがこのタイに入って洪水被災者支援活動をしているのも、震災の際に頂いた支援をお返ししたい、日本政府として洪水支援はしているが、民間レベルでもぜひ支援活動に入らないと、という気持ちでこの事業が始まりました。

水位が高く大変な時期に被災地にボートで行った際も、当の被災者のタイ人の人々は、日本からきた私たちに「日本は津波で大変だったでしょう。洪水なんて何も流されてないし大丈夫よ~」なんて言われて、ちょっとガクッとしたことがあります。
「支援活動に来ました!お手伝いします!」と鼻息荒い私たちの前に、タイの人たちは、なんだか悠然と(?)してみえたのが印象的・・・。

とはいえ、まだあと一ヶ月半続くこの支援活動が彼らの生活を改善し、次、洪水が来た時の備えの一つとなることを願ってます!








バンコクでの晩御飯

2012-03-11 23:53:27 | タイでお仕事
バンコクに来て3週間。
慣れた土地だし、友人もいるので、あんまりというか全くホームシックになりません 夫くんには悪いですが、快適(すぎかも)に過ごしています。

ただ、ご飯が毎日外食なので、ちょっと疲れるくらいかな。

平日は、たいていオフィスから近いショッピングセンターにある『大戸屋』という日本レストランで『鯖定食』を食す毎日。
単身の駐在員の日本人らしきおっさんも、私と同じように一人で定食を食べてたりして、なんとなく親近感を覚えてしまいます。

平日の昼間は、地方の現場に行っていて屋台のヌードルとかそんな感じなので、夜はかたくなに日本食
今思えば、バンコク駐在時代、晩御飯にタイ料理を出したら、夫くんから大ブーイングだったことがあったっけ
今になって、その気持ちがわかるわ~~。
ありがとう、大戸屋さんバンコクに何店舗も出店してくれて

そんな地味な平日の食生活とは打って変わって、週末はタイ在住の日本人の友人があれこれと、私を連れ出してくれます

先週末も今週末も、ペニンシュラのチャイニーズへ
ここのチャイニーズがバンコク内で一番美味しいと意見が一致している友人Kさんと2週連続で一緒に夕食

二人とも、ここのピータン粥が大好き 
お薦めです~

そのあとは、お決まりコースで対岸のオリエンタルホテルのベランダカフェへ。
本当にこのホテルは気持ちよいんです
この良さは他のホテルとは比べようがないですね
さんざん、おしゃべりしたのに、まだまだ話は尽きず・・・。

持つべきものは友達です~
ありがたや


お疲れさまでした。

2012-03-05 00:17:18 | タイでお仕事
先週の金曜日までに、ようやく新しく始まる事業の根回しが完了したので、ちょっとホッとしてリラックスした週末を送りました
昨日も今日も2日連続で朝からヨガレッスンに行ってきました
 スッキリ

金曜の夜、11月からこれまでずっと一人でタイ人スタッフと頑張ってきた女性職員が、引継を終えてようやく日本に帰国されました。

本当に彼女は素晴らしい人だったなあ

事業のゴールを見失わず、対象となる被災者に対して長いスパンでの支援を第一として、常に細かい心遣いや根回しをおざなりにせず、じっくり着実に積み上げてきた人。
彼女のおかげで、あと2ヶ月の事業がつながったと言ってもいいと思う。

何がベストな方法かをひたすら考え、確実に判断して実行していく姿は見事
今回は10日ほどしか一緒に仕事出来なかったけれど、勉強になりました

結局、支援する私たちが引き揚げたとしても、住民たち自身が継続可能な支援プランをしないと、一時的なものにすぎないんだよね。
清掃活動も同じ箇所で、やり方を変えたりして何度も住民に参加してもらわないと意味がない・・・。
とはいっても、2ヶ月の事業で清掃活動を定着させるってなかなか容易なものではないんだろうけれど。

大学関係者や、行政関係者など、業界の垣根を越え、支援の手が及ばない人たちの環境を改善しようという私たちの活動に賛同して下さって、惜しみない協力をして頂いてます ありがたいです~。

どんな仕事でも、一番大事なのは、相手に対する思いやりの心なんだろな、と思う
そこをベースに、ベストな方法を考え、実行していくのみ

彼女が作ってくれた基盤を大切に明日からまた頑張ろう

明日は某日系新聞社に事業説明に行ってきます
こういう広報活動も、大いに重要なのですね





清掃活動@ノンタブリ

2012-03-02 01:14:48 | タイでお仕事
今回の支援活動の一環で、住民たちが自分のコミュニティを掃除する、というプログラムがあります。今日の活動場所は、ノンタブリのバンブアトン郡タイット区のとある居住地

基本的にこのNGOの事業対象の受益者は、行政サービスの恩恵を十分に受けられてない住民で、洪水からもう4ヶ月もたっても、清掃などほとんど手がつけられてない状況で、高床式の住宅の下は、ゴミ溜めと化している・・・

今日集まったのは30人の住民。
集合写真とエイエイオーの掛け声とともに、ワラワラと掃除が始まった。

そもそも、ずーっとゴミが常態化していて、それをなんとも思わなかったんだから、いきなりガシガシ効率よく掃除ができるわけではない。

めっちゃゴミ溜めになってる床下やその周辺には目をくれずに、木の葉やちっちゃなゴミをほうきで優雅に掃いてるおばちゃんとか、水のある床下に入るために日本から数十着持ちこんだバカ長を着て、きゃっきゃっとはしゃいでるオッサンとか
そこは後でええから、こっちのゴミ集めてとか、バカ長を着用したおっさんに床下入ってゴミ掻き出してくれたら、めっちゃ助かる~とか、おだてたりして、マジメな清掃活動をするよう軌道修正。

半分くらいは、しっかり働く住民たちで、中でも秀逸だったのは、おばあちゃんと孫(♂)のコンビ。めっちゃ働くおばあちゃんで、ガンガン床下入って行くし、ずーっとヘドロ混じりのゴミを掻き出して頑張ってくれた。孫は孫で、寡黙で黙々と働く好青年
最後におばあちゃんと孫と判明したんだけど、うーん、納得って感じ。
やはり、子供は大人の背中を見て育つんやなあ~と実感

これから、大人になっていく子供たちに、大人が正しく頑張る姿を見せないと、と改めて思うのでした。