今回、私が関わったタイでの洪水後支援事業は、日本の某企業2社からの寄付を活動資金としていました。
どちらも、タイに大きく進出している日本の大手企業です。
活動期間中、このスポンサー企業様には、現地での活動状況を報告しつつ、支援対象地域への視察のお誘いをしていたものの、まあ、日本側の年度末年度始めと重なり、なかなか視察も実現しなかった。
最終的には、このうち1社の方は、小学校への図書寄贈の寄贈式に参加して下さった。
しかも、会社のCSR部の社員のみならず、現地法人の日本人社長も朝から夕方まで私たちの活動事業地視察に参加してくださった。
その日本人社長いわく、こうして実際に寄付した団体の活動視察をすることは稀で、とても良い経験をさせてもらった、とお礼を言って下さった
しかも、後日、我々の慰労会も開催して下さり本当に有難かったです
ちなみに、CSRとは、企業の社会的責任」を意味する言葉。
いわく、企業は法律を守り、提供する商品やサービスに責任をもち、従業員が働きやすい環境をつくり、消費者の声に耳を傾け、地域社会に貢献し、地球環境に配慮した活動をしなければならない。CSRはこうした企業のありかたや取り組み全般のことを指す、とあります。
ものの本によれば、これまで会社の経営者は利益の最大化を目的としてきたが、これに対して、社会目的と経済価値を両立し、長期志向の経営を実践する「グレートカンパニー」はそれとはことなる理論で行動している。つまり、社会に貢献することを事業の目的として、社外から称賛される行動に務めている企業のこと。
日本企業も、昨年の地震からこういった活動には積極的で、色んなNGOや援助機関への寄付は以前よりかなり増えたというが、会社からお金は出ているけれど、社員を派遣してその活動に参加させるという企業はまだまだ少ないように思うがどうでしょうか。
社員がそういった活動に参加することで、支援地域の人々の状況を知り、また地域での自社のプレゼンスを意識し、さらに自分たちの会社に所属することに対する誇りを感じるという、自社の価値観を社員へ伝える絶好の機会になるのではないかと思う。
平たくいえば、「情けは人のためならず」ということかな ちょっと平たすぎるか まあ、自分たちにも「益」があるってことですね
今回私は、このNGO団体の契約職員として派遣されたものの、初NGOの仕事でした。
普段、日本では一般企業の人間なので、こうしてNGOの仕事に関わることで、色々と新しいことも見えてきました。
世界津々浦々に日本の色んな国際NGOのスタッフが散らばって、人道支援などに奮闘しているけれども、その活動資金の一端を担っている企業は、意外にその活動現場を知らないのでは?と思う。
たいていそういう地域って、危険地域だったりして現地の情報は一般に流れにくいもの。
しかも、外務省の安全情報ほどアテにならないものはないので、その地域に進出しようかと思ってる企業は、積極的にそういうNGO団体を支援して、自社のマーケティングに利用するのも大いにアリだと、私は思うんだけどなあ。
NGOの人って、現地行政とのパイプを構築していくプロですからねえ。
そういうわけで、企業の皆さんは寄付するだけじゃなく、積極的に関わる機会を作って、自社にも色んな意味でのリターンを取り込む工夫がもっと要るんじゃないかな、と感じたのでした。
どちらも、タイに大きく進出している日本の大手企業です。
活動期間中、このスポンサー企業様には、現地での活動状況を報告しつつ、支援対象地域への視察のお誘いをしていたものの、まあ、日本側の年度末年度始めと重なり、なかなか視察も実現しなかった。
最終的には、このうち1社の方は、小学校への図書寄贈の寄贈式に参加して下さった。
しかも、会社のCSR部の社員のみならず、現地法人の日本人社長も朝から夕方まで私たちの活動事業地視察に参加してくださった。
その日本人社長いわく、こうして実際に寄付した団体の活動視察をすることは稀で、とても良い経験をさせてもらった、とお礼を言って下さった
しかも、後日、我々の慰労会も開催して下さり本当に有難かったです
ちなみに、CSRとは、企業の社会的責任」を意味する言葉。
いわく、企業は法律を守り、提供する商品やサービスに責任をもち、従業員が働きやすい環境をつくり、消費者の声に耳を傾け、地域社会に貢献し、地球環境に配慮した活動をしなければならない。CSRはこうした企業のありかたや取り組み全般のことを指す、とあります。
ものの本によれば、これまで会社の経営者は利益の最大化を目的としてきたが、これに対して、社会目的と経済価値を両立し、長期志向の経営を実践する「グレートカンパニー」はそれとはことなる理論で行動している。つまり、社会に貢献することを事業の目的として、社外から称賛される行動に務めている企業のこと。
日本企業も、昨年の地震からこういった活動には積極的で、色んなNGOや援助機関への寄付は以前よりかなり増えたというが、会社からお金は出ているけれど、社員を派遣してその活動に参加させるという企業はまだまだ少ないように思うがどうでしょうか。
社員がそういった活動に参加することで、支援地域の人々の状況を知り、また地域での自社のプレゼンスを意識し、さらに自分たちの会社に所属することに対する誇りを感じるという、自社の価値観を社員へ伝える絶好の機会になるのではないかと思う。
平たくいえば、「情けは人のためならず」ということかな ちょっと平たすぎるか まあ、自分たちにも「益」があるってことですね
今回私は、このNGO団体の契約職員として派遣されたものの、初NGOの仕事でした。
普段、日本では一般企業の人間なので、こうしてNGOの仕事に関わることで、色々と新しいことも見えてきました。
世界津々浦々に日本の色んな国際NGOのスタッフが散らばって、人道支援などに奮闘しているけれども、その活動資金の一端を担っている企業は、意外にその活動現場を知らないのでは?と思う。
たいていそういう地域って、危険地域だったりして現地の情報は一般に流れにくいもの。
しかも、外務省の安全情報ほどアテにならないものはないので、その地域に進出しようかと思ってる企業は、積極的にそういうNGO団体を支援して、自社のマーケティングに利用するのも大いにアリだと、私は思うんだけどなあ。
NGOの人って、現地行政とのパイプを構築していくプロですからねえ。
そういうわけで、企業の皆さんは寄付するだけじゃなく、積極的に関わる機会を作って、自社にも色んな意味でのリターンを取り込む工夫がもっと要るんじゃないかな、と感じたのでした。