hiro_tagebuch

アマチュアVn&Va弾きの日記です

Barbiere di Siviglia

2010-03-22 07:31:15 | Theaterstueck
オペラ「セビリアの理髪師」観てきました~

久しぶりのオペラ。場所はいつものBayerische Staatsoper: Nationaltheater

ロッシーニ作曲:「セビリアの理髪師」

直前にWIKIで調べて驚いたのですが、原作はカロン・ド・ボーマルシェが書いた戯曲で3部作:
第1部:セビリアの理髪師
第2部:フィガロの結婚
第3部:罪の母

つまりモーツァルトの「フィガロの結婚」とつながっているんです
常識ですか?私は初めて知りました、勉強になりますな~

どうりで、
「フィガロ、フィガロ、フィ~ガ~ロッ」と、フィガロが歌うシーンが出てくるんですね。納得

席は3階の左側。



↑ 席から観たオケピットと幕
いい雰囲気~



↑ シャンデリア
豪華~


オペラを聴くと、やっぱり器楽は人の声には敵わない、とつくづく思います。


フィガロ(バリトン)
決して無理せず、コントロールされた声量と声色。かの有名なカヴァティーナ(フィガロ、フィガロ…と連呼する曲)もブラヴォーッ


ロジーナ(メゾソプラノ)
プログラムを買わなかったのではっきりとは言えませんが、おそらく先日の「ファルスタッフ」のヒロイン。
フルオケを従えても響かせる声量、太い暖かい甘い声色、超ブラヴォーッ


もちろん、伯爵(テノール)、バジリオ(バス)も良かったです。


ストーリーは、、、オペラに求めてはいけません
ドタバタ恋愛喜劇も最後は大団円
世の中そんなに甘くないぞ~

今日のお客さんはノリも良く、ブラヴォーの拍手/歓声がいつも以上に大きかったと思います。


そう、特筆すべきは2幕のベルタ(ソプラノ)のアリアの途中、ピット内の2nd Vnが全員いきなり立ち上がり、フォルテのメロディを弾きました  指揮者の指示でしょうか?もうびっくり
客席のどのくらいの人が気付いたかわかりませんが、そんな細工もアリですね


堪能した後は、ペーター教会近くのイタリアンでディナー
@ Benri's Nudelbrett

実は今日、家族が一時帰国で先に日本へ帰ったので、1週間弱の独身生活
久しぶりに一人で外食しました
ペーター教会の向かいにあり、ヴィクトアリエンに行くときには必ず前を通ります。ずっと気になっていたのですが入るチャンスが無く、今日初めて入りました。



↑ Gruensarat
テーブルの柄がかわいい
Senfdressing (洋カラシドレッシング)が効いていて美味
左奥はPfeffer、右奥はWeissbier



↑ サーモンとズッキーニのパッパルデッレ
今週のパスタということで、上述のサラダもついて来てお得
こういう、日替わり/週替わりの品は、英語メニューには載っていないので、やっぱり現地のドイツ語メニューがお得だと思います。パッパルデッレがどんなパスタか分らなかったのですが、ドイツ語で質問したりしてもなんとかなりますね。楽しかったです。

帰路につくと外はすっかり雨
雪ではないところが、もう春です






Haensel und Gretel

2009-11-30 06:00:42 | Theaterstueck
オペラ「ヘンゼルとグレーテル」を観てきました

カテゴリですが、オペラなのでコンサートでは無いのですが、
一緒にKonzertとさせていただきます

場所は、Staatsoper Nationaltheater



↑ いつ見ても、荘厳な建物ですね。
子供たちは、Nationaltheater初でした


というのも、今日の演目は子供向けということで、
子供はどの席でも10Euro
年末はこのような子供招待日/演目が多いです。
Gaertnerでもやっているので、そういう季節なのでしょう

ということで、


↑ 中に子供がいっぱい



↑ オケピットなのですが、ピット内の一番客席寄りにも一列、
客席が設けられていて、子供がいっぱいいるのわかりますか
(しかし、弾く側は、数十センチ先にお客さんがいるのって、
ちょっと嫌じゃないですかね

Pauseも、そこここに子供がいて、みなきれいな服を着ている
のですが、そこは子供たち。床に寝そべるは、はしゃぐは、で
なかなかNationaltheaterっぽくない光景でした


オペラ自身は、原作から多少の変更とかなりのカットがありましたが、
大変わかりやすく、子供たちにも受けていました
普段のオペラではありえないような、歓声や悲鳴なども客席から
あがって、微笑ましかったです
でもって、子供向けにもかかわらず、歌手陣の実力はさすが
ヘンゼルもグレーテルも、超一流 なんとも柔らかい、でも
十二分に力のある歌声を聴かせてくれました。
今回のオペラでは、ほとんどちょい役(?)のような両親、魔女も
すばらしい コミカルな動作を交えながらも立派な歌を
響かせていました



↑ カーテンコール


こんなオペラなら子供たちにも行きやすいですね
超一流の歌手を、楽しみながら聴けるんですから贅沢


その後は、いよいよクリスマスマルクトへ
かわいらしいお店と飾り、とっても綺麗でした
続きは後日アップします