カテゴリは、、、気にしないでください。
Theaterstueckでも作っておけば良かったかな?
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追記(May/04):カテゴリ"Theaterstueck"を作りました
ま、それはともかく、
バイエルン州立歌劇場では、今まさに
"Ballett Festwochen 2010 (バレエ祭週間2010)"
です 4/25 - 5/9
気にはなりつつも、なかなかチケットを買うまで行かなかったのですが、今回、幸運にも友人から余りチケットのお誘いが
面白そうだったので即答で観てきました
"100 Jahre Balletts Russes"
Rimski-Korsakow: "Sheherazade (シェーラザード)"
Poulanc: "Les Biches (牝鹿)"
Tchaikowsky: "Once upon an ever after (悲愴)"
Bayerischen Staatsballetts
Bayerisches Staatsorchester
Valery Ovsianikov: Leitung
ひとつの大作ではなく、オムニバスのような3曲構成。
このようなバレエは初めて観ましたが、これすばらしいっ
以前アップしたように、州立歌劇場オケは超一流な表現力を持ったオーケストラ
そのオケの演奏をバレエ付きで聴ける(って逆か
)んですから、一粒で二度美味しい状態です
↑ ホワイエ
今回のバレエ週間の各バレエのシーンが鏡ごとに貼られています。
以下、各論です。
●リムスキー・コルサコフ: シェーラザード
そもそも今回の形態を理解せずに着席し、いきなりシェーラザードなんですからもうマニア垂涎
オケの演奏会ならメインの曲をいきなり最初ですからね
演奏会始まって1分経たずにいきなりコンマスソロ
素晴らしい音色、ブラヴォーッ
コンマスのソロの話だけでも延々書けそうですが、超短縮して、本当に素晴らしい音色です。
甘い高音と太い低音。十分ソリストとしてやっていけるんじゃないか、と思います
顔はよく見えなかったのですが、以前、白鳥湖のソロを演った人かなぁ、と。
あの広い広い劇場内にすばらしい音楽が響きます、うっとり
そしてオケ、これまたブラヴォー
元々オペラ、バレエのオケなので超一流の表現力
シェーラザードのような表題音楽も得意なんですね。
ピットのせいなのか、音が丸く纏まって響きます。
弦の音色なんて、本当にそれだけで十分聴かせられますね
Tpも良かったなぁ~
そして本来メインのバレエ
アラビアンナイト色を前面に出した演出。
プログラムにもラグジュアリーな色彩、とうたわれています。
時にコミカルにときに妖艶に、たっぷり楽しめました。
舞台の写真は無いのですが、上述のプログラムに載っている写真と、下記のホワイエの写真で雰囲気を感じていただければと思います。
↑ ホワイエに飾られている、シェーラザードの写真
●ブーランク:バレエ音楽「牝鹿」
うってかわって、音楽も演出もいきなり現代
↑ 開演前の幕
マリー・ローランサンの絵だそうです(教えていただき感謝
)
全体的にパステルカラーの演出。ピンク、ライトブルー、オフホワイトの世界。
一方、男性ダンサーは筋骨隆々の身体に、超ぴっちりのタンクトップとショートパンツ
登場してきたときには会場から失笑が、、、
面白かったですがちょっと理解不能だったかも
●チャイコフスキー:悲愴
プログラムの題だけだと何だかわかりませんでしたが、音楽は「悲愴」でした
ご存じチャイコフスキーの6番。交響曲を代表するような名曲をバレエ付きで聴ける幸せ(ってやっぱり逆
)
1楽章などは、ややもすればやっぱりシンフォニーオケの方が得意なのかなぁ、などと思ったりもしましたが、4楽章になると俄然このオケの得意な世界ですね。素晴らしいっ
悲愴の頃には耳も慣れてきて、バレエにもかなり集中して楽しむことができました。
演出は基本的には現代ですが、随所に「白鳥湖」や「眠れる森の美女」のシーンなどが織り交ぜられていて、理解しやすかったです。ソロダンサーを始め、群舞の踊りも含め、人間ここまで力強く、柔らかく、かつ身体だけで表現できるんだなぁ、ともはや感動というか感嘆です
演出的にも、力強さが全面に出ているのですが、それだけではなく凛とした表現、パ・ド・ドゥなどのテクニック、みごとなアンサンブル、うっとりです~
4楽章はすっかり白鳥湖の世界で、オデッサ、ジークフリート王子、オディール、ロッドバルトなどが登場。
お得感抜群です
急に観ることになったバレエですが、想像以上にとっても楽しめました。
おススメです