中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

アルゼンチン共和国杯(GⅡ)回顧

2011-11-06 17:59:56 | 回顧
7.3 - 11.1 - 11.7 - 12.2 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 11.5 - 11.7 - 12.5=2:31.5

4歳馬トレイルブレイザーが待望の重賞初制覇を飾った。11番枠からスーッと好発を決めて馬任せで1角からは好位に落ち着く。道中はスムーズな折り合いを見せ、レースのピッチが上がった3角から余裕十分の手応えのまま進出を開始する。4角からは馬群の外めを通らされる。直線の坂上から早々と先頭に立つ。一頭になってもフワッとすることなくしっかりと駆け抜け、GI馬オウケンブルースリの猛追を凌いで押し切った。残り6ハロンから速くなる持久力勝負の流れを正攻法で押し切る強い競馬だった。55㌔のハンデも向いたが、底力を感じさせる強い競馬だった。

 オウケンブルースリはひと叩きされたことでデキはグンと上向いていた。返し馬でもトモがしっかりと入って好気配だった。レースでは好発を決めたものの、例によってスッと後方に控える。1角では少し気合いを入れながらの追走。残念だったのは道中の位置取りだ。終始、馬群を避けるかのように外めを回り、残り1000㍍地点の3角からは大外を通ってジワッと進出を開始。4角では大外から手綱をしごいてラストスパートをかける。その甲斐あって直線入口ではグーンと勢いを付けて末脚を伸ばす。だが、逆手前のままで内へモタれながらの追い。ラスト1ハロン地点で勝ち馬に並びかけるも、そこで脚は止まってしまい突き放されてしまった。勝ち馬とは3.5キロの斤量差もあったし、ロスの多い誘導で仕掛けも早かった。手前を替えていればもうひとつのギアも使えていただろう。負けて強し。

 カワキタコマンドは道中はスッと馬任せで3番手からの追走。3角からゴールデンハインドが動いたことでレースのピッチは一気に速くなるが、惑わされず4番手にポディションを落とす。4角では馬なりのままバテた先行馬に並びかけ、直線は早めに先頭に押し出される苦しい競馬。更には外から勝ち馬にびっしりと競りかけられる。最後はさすがに苦しくなって脚は止まってしまったが、先行馬には辛い展開を考えればよく頑張っている。首を上手く使った無駄のないフォームは好感が持てる。

 カリバーンは距離を考え道中は中団からの追走。1角までは少し行きたがっていたが、1角からは落ち着く。3,4角で勝ち馬が早めに動いたのを目標に自身も早めに動く。4角ではかなり大外を通らされた。直線もいい脚は一瞬だけで、最後は止まってしまった。正攻法で押し切るには距離が長すぎた。
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿