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宝塚記念(GI)1週前調教診断!

2011-06-16 23:35:47 | 調教診断
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ドリームジャーニー】◎ 古豪復活へ虎視眈々
長いトンネルを脱し、古豪復活の時がやってきた。これまでは痛めた右前脚を気遣って距離の短い坂路オンリーの稽古が続いていた。GIホースだけに調教ではそれなりの格好は付けられるが、実践では息が保たなかった。それが、この中間は2週、1週前とコースで長めから意欲的に追われてきた。ここ数走にはなかった意欲的な攻め過程で、明らかな‘攻め強化’である。完歩が小さく抜群に回転の速いピッチ走法で、馬なりのままゴール前で軽く気合いを付けられると、更に脚の回転が速くなり、重心をグンと沈めて鋭進。7ハロンから98秒9-11秒6は文句なし。ゴール前の動きは、有馬記念を制した09年を上回るものだった。欲を言えば最後に左手前に替えれば文句なしだったが、まだまだ余裕があったと受け止めたい。一瞬の決め手ならルーラーシップ、ブエナビスタを上回るものがある。池江寿-池添コンビが、再び初夏の仁川で輝く時がやってきた。今度は兄の番だ。この走法だけに雨も苦にしないタイプと思う。

エイシンフラッシュ】▲ 攻め軽く
安藤勝を背にCWで2頭併せを5ハロンから。道中は手綱をグッと抑えて我慢させる。直線で併走馬の1馬身後方に迫るも、ゴール前で少し気合いを付けた程度でフィニッシュした。併走遅れしたものの、これは余裕残しだったので問題ない。ゴール前は四肢がよく伸びていた。しかし、GIを控えた1週前追い切りとしてはかなり軽めで、不満の残る内容だ。チグハグな印象は拭えない。最終追い切りも同様に軽めだと評価を下げざるを得ない。

ルーラーシップ】◎ 迫力満点
CWで3頭併せの真ん中を7ハロンから意欲的に。道中は鞍上が抑えるのに苦労するほどの行きっぷり。4角では左手前に替えてしまう若さを覗かせる。直線も終始、引っ張り切りの痺れる手応え。四肢を豪快に伸ばした迫力満点のストライドで併入した。ひと叩きして確実に上積みが望めるし、攻めを強化している。馬なりで6ハロン82秒8-12秒1はさすがの脚力。

トゥザグローリー】○ 激戦の疲れなし
福永を背にCWで3頭併せの内を7ハロンから追走。道中は引っ張り切りの痺れる手応え。直線でスッと左手前に替えるも、抜け出してから何度も手前を替えていたように若さを覗かせた。追って相変わらず頭も高いが、四肢を目一杯に伸ばしたストライドは迫力があった。とくに前脚のアクションは絶品だ。これだけ一杯にやれているのだから、天皇賞激走の疲れはなさそうだ。

ブエナビスタ】○ 順調
CWで2頭併せの内を6ハロンから追走。道中は首を上げてかなり行きたがる。これは前走時も同じで、テンションの高さを心配したが、レース当日は非常に落ち着いていたのでそれほど心配ない。ゴール前で気合いを付けられるも併走馬を突き放せなかったし、手応えも若干見劣った。だが、首を上手く使えていたし、脚捌きもシャープだった。順調。

ローズキングダム】○ 併走馬突き放す
ウィリアムズを背に坂路で併せ馬。少し内へモタれる仕草は見せたが、鞍上が巧みに誘導し、真っすぐ駆け抜けた。ラスト1ハロンから気合いを付けられると、シャープな脚捌きで併走馬を突き放した。ここ数走は攻めでもモタつくところはあったが、復調している。不気味な雰囲気が漂う。


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