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2022年は客観的な予想を心がけます。

中山記念(GⅡ)回顧

2006-03-01 21:40:29 | 回顧
【馬場状態】開幕週Aコース。だが、激しい降雨で重。

13.3 - 11.8 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.4 - 12.0 - 11.6 - 12.0
(37.1-35.6)(49.1-48.0)

【展開】行く馬がおらずバランスオブゲームがハナへ。2番手ダイワメジャー、外から仕掛けたエアメサイアでスンナリ隊列が決まった。5ハロン目までは12秒前後のラップを刻み、3角で12秒4とペースを落としたところで後続が迫るも、そこから再び加速した勝ち馬。馬場も味方して終始スムーズな競馬。

恵みの雨を背に、GI馬3頭を押しのけて5馬身差の圧勝。7歳を迎えた古豪バランスオブゲームはまだまだ健在であった。メジロマイヤーの回避で逃げ馬不在のなか、意を決してハナへ。道中は12秒前後のラップを刻み、テン5ハロン60秒9。残り800㍍地点で12秒4とペースを落としたところでダイワメジャーに仕掛けられるも、そこから再びペースアップ。直線では差を詰められるどころか、グイグイ突き放して5馬身差の圧勝。他が気にする分、道悪も向いたが、59㌔を背負っての圧勝は驚かされた。老いてますます盛ん。このフレーズがピッタリだ。これまではWで馬なり調教ばかりだったが、この中間はビッシリ追われていた。

2着はダイワメジャー。最終追いでビシッと追ったがプラス10㌔。幾分、余裕があったか。道中はスッと2番手。折り合いはスムーズで手応え良く運ぶ。流れの落ち着いた3角で勝ち馬に並びかけるも、直線では突き放されてしまった。やはり、抜群のスピード性能を生かすにはパンパンの良馬場でこそだろう。

3着のエアメサイアは馬場を考慮して発馬直後に仕掛けて3番手。折り合いも付いて絶好位から競馬ができたが、直線での伸び脚は今ひとつで、そのまま流れ込む形に。切れ味を生かすにはパンパン馬場でこそ。牡馬相手にどこまでやれるか期待していただけに、この天候には残念。坂路では動いていた。

カンパニーは下見どころで気合乗り抜群。道中は後方の外目追走。流れの落ち着いた3着で除々にポディションを上げていくと、4角でエアメサイアを射程圏内に入れる。だが、そこからの伸び脚が今ひとつ。この馬も33秒台の切れ味を生かすには良馬場でこそだったろう。1800㍍は得意。

ダンスインザモアも4角手前でステッキが入るなど手応えは良くなかった。ノドを考えればこの気候は良かった。溜めて一瞬の脚が持ち味。

カンファーベストは道悪でうまい具合にやる気を削がれて折り合いはスムーズ。だが、直線はそのまま流れ込む形。

マイル王ハットトリックは見せ場すら作れなかった。フワッとした発馬で後手を踏むと、向こう正面で早くも手綱が動き、3角ではステッキが入る。それも前へ進出できず、後方のままブービー負け。いつも勝負どころで手応えが怪しくなりながらも、直線は伸びるのだが、馬場、休み明け、59㌔と悪条件が重なった。




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