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夏のマイル王決定戦第41回関屋記念(GⅢ)。GI馬テレグノシスをはじめ、昨年の覇者サイドワインダー、上がり馬ワディラムなどいいメンバーが集まった。舞台は新潟。梅雨明けでパンパン馬場での戦いとなりそうだ。
【ワディラム】
この夏最大の上がり馬となるか。前走の米子S1着は道悪。道中はDサマーの作る淀みない流れを中団のインから追走。終始、引っ張り切りの痺れる手応え。最内枠から経済コースを立ち回り、直線で力強いフットワークで駆け抜けた。51㌔の軽量、立ち回りが良かったこともあるが、道中の手応え、追ってからの反応は充実の証だ。以前は使い減りする典型的な馬で、調子を落としていた。しかし、休養明けの前々走をプラス18㌔で登場すると、前走でもそれをキープ。本格化を迎えた。今回は新潟への輸送が課題となるが、それをクリアすれば楽しみ。3㌔増の54キロ、鞍上替わり。
【ペールギュント】
前走の米子S3着は苦手の道悪ながら復活を印象付ける内容であった。道中はDサマーの作る淀みない流れを最後方追走。4角で外目へ持ち出し、直線で猛烈なスパート。ビュッと鋭い末脚で一完歩毎に前へ迫ったが、僅かに届かず。ただ、メンバー唯一の上がり3ハロン34秒9の脚は十分なものだった。前々走のエプソムC14着は極悪馬場で仕方なし。昨秋から今冬にかけては喘鳴症の影響で本来の力が鳴りを潜めた。その後、手術に成功し、上記で述べたように前走で復活の兆しを見せた。舞台は外回り新潟。この馬の決め手を生かすには絶好の舞台といえよう。梅雨明けで天候の心配もいらない。時計の速い決着だと追い込み切れない懸念も。
【サイドワインダー】
前走の米子S4着は道悪。道中はDサマーの作る淀みない流れを後方で末脚をタメる。直線で外目へ持ち出すも、Pギュントに外から被される形に。それでも、ジワジワ末脚を伸ばしたが届かなかった。昨年のこのレースは、スローの直線勝負を上がり3ハロン32秒6の凄まじい切れ味で差し切っている。平坦コースに良績を残している。新潟マイルはベスト舞台。叩き3戦目でどこまで状態を持ち直しているか。昨年同様の切れ味勝負の流れなら。
【テレグノシス】
古豪GI馬が夏競馬に矛先を向けてきた。前走の安田記念9着は例によって最後方待機。直線でゴチャつく内を嫌って大外へ。いつもならそこから息の長い末脚を繰り出すのだが、この日は今ひとつの反応。スローの展開ではあったが、同馬はこの流れでいつも活躍している。調教で伸びやかな動きを見せていただけにどうしたのか。前々走の京王杯SC3着も最後方から。勝ち馬がまんまと逃げ切る流れを伸びの悪い大外へ持ち出すロスがあり、そこから長くいい脚を発揮して迫るも3着まで。だが、馬場、通ったコース、それらが不向きだったことを考えれば負けて強の内容といえる。勝ち鞍すべて左回りのように無類のサウスポーは周知。初の新潟は勿論、大歓迎のクチ。GⅢなら格上。スローのほうが戦いやすい。
【ケイアイガード】
前走の大阪城S11着は状態一息のだけに仕方ない敗戦。前々走の京阪杯8着では好位のインをピタリ追走するも、直線で早々と手応えが怪しくなり失速。3走前の毎日王冠3着はスローの流れに乗じて好位へ。そこから淡々と流れに乗り、追って頭の高い走法ながら粘り強い脚で応戦した。昨年のこのレースは中団からの切れ味勝負に屈して伸びきれず。広いコースでの好走パターンは、スローの流れを好位から粘ること。鉄砲駆けするタイプ。
【ダイワレイダース】
約11ヶ月ぶりの競馬。前走の新潟記念は超スローの競馬。そのため、好位からの競馬ながら掛かってなし崩しに脚を使わされて全く良いところがなかった。前々走の七夕賞1着が道中、中団を追走。3角で馬群のインを馬なりの手応えで進出すると、4角でトーセンダンディに並びかける。直線半ばまで併せ馬の形で競り合い、ラスト1ハロンで突き抜けて快勝。他馬が外を回ったのに対し、同馬は極力ロスのないところを通った。鞍上の好騎乗。荒れた馬場も苦にしなかった。一貫したラップの中で活躍する馬。新潟ならマイルのほうが戦いやすいのは間違いない。好位から持続性を生かす。時計勝負も問題ないタイプだろう。問題は仕上がり。一週前にビシッと追われたが、休養期間を考えれば急仕上げは否めないか。
【ヤマニンアラバスタ】
今年もこの馬の季節がやってきた。前走のヴィクトリアM12着はマイルの瞬発力勝負で適性の差が出た感。内を通った馬断然有利の馬場で、大外を通ったのも響いた。昨夏の新潟記念1着では超スローの流れを中団からゆったり追走。直線で矢のような伸び脚で差し切り勝ち。馬体減りするタイプで滞在競馬の新潟は勿論、夏が大好きだ。新潟記念は勝つべくして勝ったレース。この馬も無類のサウスポー。今年も早々新潟入厩で長目を乗られている。仕上がりは問題ないだろう。ゆったり競馬が得意だけにあとはマイル適性だけ。
【ローエングリン】
実力馬の復活なるか。前走の安田記念は後ろのBOゲームに突っつかれる展開で息を入れることができず。悲劇の天皇賞で精神的ショックを負ってから後ろに馬がいると気にしてレースに集中できていない。離し逃げか最後方からの思い切った競馬で活路を見出したいところ。
【ニューベリー】
前走のマイラーズC4着はスローの流れを中団前目の位置取りからジリジリ伸びて強豪馬相手に善戦した。前々走のダービー卿CT8着は最内枠発走から好位のインを奪う。一貫した流れで高速決着。この馬には不向きな条件だったか。3走前の京都金杯2着では、2番手からチョロッと脚を使い完全に抜け出すも、内へモタれて勝ち馬に差されてしまった。適度に時計の掛かる良馬場向きの馬。切れる脚はないが、先行してからの粘り強さが持ち味。課題は〝前日輸送〟。
【エムエスワールド】
前走の米子S7着は初の古馬相手で道悪。非力なこの馬には厳しかった。今回も直線の長い新潟で好走のイメージはわかない。好走と凡走を繰り返しており、今回は走る番だが。
【カンファーベスト】
前走の新潟大賞典13着は先行馬総崩れの流れを先行。しかも、大外枠発走のため前に馬を置けず力みながらの道中。これでは力を出せなくて当然。折り合いに難のある馬でジッと末脚をタメられないと脆い。芝のマイルは初挑戦。ペースの違いにさえ戸惑わなければプラスに働く可能性が高い。気性的に久々はむしろ歓迎。
【フジサイレンス】
1200~1600㍍がベストの馬。前走は距離が長かった。ここ数走は力を出し切れていないが、タメて切れる脚を使った東京新聞杯の末脚が今でも忘れなれない。この中間は意欲的な調整も目に付く。
【アルビレオ】
使える脚が一瞬しかなく仕掛けどころが難しいタイプ。京都金杯のようにタメれば良い脚を使って伸びる。直線の長い新潟で仕掛けを我慢できるか。攻めで破格の時計をマーク。
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【ワディラム】
この夏最大の上がり馬となるか。前走の米子S1着は道悪。道中はDサマーの作る淀みない流れを中団のインから追走。終始、引っ張り切りの痺れる手応え。最内枠から経済コースを立ち回り、直線で力強いフットワークで駆け抜けた。51㌔の軽量、立ち回りが良かったこともあるが、道中の手応え、追ってからの反応は充実の証だ。以前は使い減りする典型的な馬で、調子を落としていた。しかし、休養明けの前々走をプラス18㌔で登場すると、前走でもそれをキープ。本格化を迎えた。今回は新潟への輸送が課題となるが、それをクリアすれば楽しみ。3㌔増の54キロ、鞍上替わり。
【ペールギュント】
前走の米子S3着は苦手の道悪ながら復活を印象付ける内容であった。道中はDサマーの作る淀みない流れを最後方追走。4角で外目へ持ち出し、直線で猛烈なスパート。ビュッと鋭い末脚で一完歩毎に前へ迫ったが、僅かに届かず。ただ、メンバー唯一の上がり3ハロン34秒9の脚は十分なものだった。前々走のエプソムC14着は極悪馬場で仕方なし。昨秋から今冬にかけては喘鳴症の影響で本来の力が鳴りを潜めた。その後、手術に成功し、上記で述べたように前走で復活の兆しを見せた。舞台は外回り新潟。この馬の決め手を生かすには絶好の舞台といえよう。梅雨明けで天候の心配もいらない。時計の速い決着だと追い込み切れない懸念も。
【サイドワインダー】
前走の米子S4着は道悪。道中はDサマーの作る淀みない流れを後方で末脚をタメる。直線で外目へ持ち出すも、Pギュントに外から被される形に。それでも、ジワジワ末脚を伸ばしたが届かなかった。昨年のこのレースは、スローの直線勝負を上がり3ハロン32秒6の凄まじい切れ味で差し切っている。平坦コースに良績を残している。新潟マイルはベスト舞台。叩き3戦目でどこまで状態を持ち直しているか。昨年同様の切れ味勝負の流れなら。
【テレグノシス】
古豪GI馬が夏競馬に矛先を向けてきた。前走の安田記念9着は例によって最後方待機。直線でゴチャつく内を嫌って大外へ。いつもならそこから息の長い末脚を繰り出すのだが、この日は今ひとつの反応。スローの展開ではあったが、同馬はこの流れでいつも活躍している。調教で伸びやかな動きを見せていただけにどうしたのか。前々走の京王杯SC3着も最後方から。勝ち馬がまんまと逃げ切る流れを伸びの悪い大外へ持ち出すロスがあり、そこから長くいい脚を発揮して迫るも3着まで。だが、馬場、通ったコース、それらが不向きだったことを考えれば負けて強の内容といえる。勝ち鞍すべて左回りのように無類のサウスポーは周知。初の新潟は勿論、大歓迎のクチ。GⅢなら格上。スローのほうが戦いやすい。
【ケイアイガード】
前走の大阪城S11着は状態一息のだけに仕方ない敗戦。前々走の京阪杯8着では好位のインをピタリ追走するも、直線で早々と手応えが怪しくなり失速。3走前の毎日王冠3着はスローの流れに乗じて好位へ。そこから淡々と流れに乗り、追って頭の高い走法ながら粘り強い脚で応戦した。昨年のこのレースは中団からの切れ味勝負に屈して伸びきれず。広いコースでの好走パターンは、スローの流れを好位から粘ること。鉄砲駆けするタイプ。
【ダイワレイダース】
約11ヶ月ぶりの競馬。前走の新潟記念は超スローの競馬。そのため、好位からの競馬ながら掛かってなし崩しに脚を使わされて全く良いところがなかった。前々走の七夕賞1着が道中、中団を追走。3角で馬群のインを馬なりの手応えで進出すると、4角でトーセンダンディに並びかける。直線半ばまで併せ馬の形で競り合い、ラスト1ハロンで突き抜けて快勝。他馬が外を回ったのに対し、同馬は極力ロスのないところを通った。鞍上の好騎乗。荒れた馬場も苦にしなかった。一貫したラップの中で活躍する馬。新潟ならマイルのほうが戦いやすいのは間違いない。好位から持続性を生かす。時計勝負も問題ないタイプだろう。問題は仕上がり。一週前にビシッと追われたが、休養期間を考えれば急仕上げは否めないか。
【ヤマニンアラバスタ】
今年もこの馬の季節がやってきた。前走のヴィクトリアM12着はマイルの瞬発力勝負で適性の差が出た感。内を通った馬断然有利の馬場で、大外を通ったのも響いた。昨夏の新潟記念1着では超スローの流れを中団からゆったり追走。直線で矢のような伸び脚で差し切り勝ち。馬体減りするタイプで滞在競馬の新潟は勿論、夏が大好きだ。新潟記念は勝つべくして勝ったレース。この馬も無類のサウスポー。今年も早々新潟入厩で長目を乗られている。仕上がりは問題ないだろう。ゆったり競馬が得意だけにあとはマイル適性だけ。
【ローエングリン】
実力馬の復活なるか。前走の安田記念は後ろのBOゲームに突っつかれる展開で息を入れることができず。悲劇の天皇賞で精神的ショックを負ってから後ろに馬がいると気にしてレースに集中できていない。離し逃げか最後方からの思い切った競馬で活路を見出したいところ。
【ニューベリー】
前走のマイラーズC4着はスローの流れを中団前目の位置取りからジリジリ伸びて強豪馬相手に善戦した。前々走のダービー卿CT8着は最内枠発走から好位のインを奪う。一貫した流れで高速決着。この馬には不向きな条件だったか。3走前の京都金杯2着では、2番手からチョロッと脚を使い完全に抜け出すも、内へモタれて勝ち馬に差されてしまった。適度に時計の掛かる良馬場向きの馬。切れる脚はないが、先行してからの粘り強さが持ち味。課題は〝前日輸送〟。
【エムエスワールド】
前走の米子S7着は初の古馬相手で道悪。非力なこの馬には厳しかった。今回も直線の長い新潟で好走のイメージはわかない。好走と凡走を繰り返しており、今回は走る番だが。
【カンファーベスト】
前走の新潟大賞典13着は先行馬総崩れの流れを先行。しかも、大外枠発走のため前に馬を置けず力みながらの道中。これでは力を出せなくて当然。折り合いに難のある馬でジッと末脚をタメられないと脆い。芝のマイルは初挑戦。ペースの違いにさえ戸惑わなければプラスに働く可能性が高い。気性的に久々はむしろ歓迎。
【フジサイレンス】
1200~1600㍍がベストの馬。前走は距離が長かった。ここ数走は力を出し切れていないが、タメて切れる脚を使った東京新聞杯の末脚が今でも忘れなれない。この中間は意欲的な調整も目に付く。
【アルビレオ】
使える脚が一瞬しかなく仕掛けどころが難しいタイプ。京都金杯のようにタメれば良い脚を使って伸びる。直線の長い新潟で仕掛けを我慢できるか。攻めで破格の時計をマーク。
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