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スプリングS(GⅡ)回顧

2006-03-21 08:37:36 | 回顧
2006/03/19 2回 中山 8日目 曇(良)
11R サラ系3歳 スプリングS(G2) ○混 牡・牝○指(馬齢) 芝1800
【馬場状態】Aコース。最終週。朝方の降雨でやや重→良。パンパン馬場とはいかない。

13.0 - 11.9 - 12.0 - 11.8 - 11.6 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.3
(36.9-36.4)(48.7-48.6)(60.3-60.2)

【展開】ニシノアンサーがハナ。テン5ハロン60秒3と比較的緩い流れ。向こう正面で少しペースが上がり、3角で緩くなる。勝負どころで勝ち馬が進出したのに対し、2、3着馬は仕掛けを遅らせた。上がりは36秒4と掛かっている。強風の影響か時計も平凡。少しレベルに疑問が残った。

並ばれても抜かせない。9戦目のメイショウサムソンが、豊富な経験に裏づけされたレース運びで追撃を振り切った。道中は緩い流れを3番手の外追走。逃げ馬がペースを落とした3角で除々にポディションを上げると、4角でいい手応えのまま先頭へ踊り出る。その後も粘り強い脚で応戦。一旦は外から2着馬に並ばれるも、そこから根性で伸びてクビ差先着。上がり、時計の掛かったことは良かった。早めに動いた鞍上の手綱さばきも光った。

急遽出走に踏み切ったフサイチリチャール。道中はガッチリ手綱を抑えて3番手のイン。控える競馬で脚を測る意味合いもあったろう。勝負どころで動いた勝ち馬に対し、同馬は抑えたまま直線の追い比べに持ち込む。一旦は勝ち馬に並びかけるも、ゴール前で脚色が鈍ってしまい、クビ差及ばなかった。決め手という点では少し苦しい面がある。やはり、スピードの持続性を生かしたほうがいい。本番では平均ペースの逃げを期待。

3着のドリームパスポート。道中は例によって後方で末脚を温存。各馬がアクションを開始した勝負どころでも慌てず。4角でロスを避けて最内を突く。馬群がバラけたところを鋭く突いて伸びるも、ゴール前で脚色が鈍った。瞬発力だけではなく、上がりを要する展開でも結果を出せた。鞍上のアクションに対して瞬時に加速できるが、それが長続きしない印象。本番では仕掛けどころが難しくなった。

本命視したタマモサポートは残念ながら4着。ゆったりとした発馬から抑える。例によって向こう正面あたりまで行きたがるが、いつもよりはマシ。仕掛けどころの3~4角でも慌てずジックリ。直線で最内を突くも、決め手の差で3着馬に進路をカットされてしまう。そこからジワジワ伸びて見せ場は作った。これからは、折り合いと決め手強化が課題。

ダイアモンドヘッドは勝負どころでズブさを見せてまったく見せ場を作れず。これで本番では苦しくなった。

トーホウアランは末脚を溜めることができず惨敗。鞍上によれば『もっと脚の溜められる長い距離が合っている』とのこと。

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