TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

12歳以下ニューカレドニア遠征11/1(1952)

2010-11-01 18:57:54 | 12歳以下ニューカレドニア遠征2010
11/1(月)ヌーメア 快晴、毎日どんどん暑くなってる感じ

さて大会3日目、本日はRんたろう、Kうた、Mもか、MいねのSFがあります。誰が決勝進出できるでしょうか?

Mもか語録「ゆうべは8:30に寝たよ。だってやることないんだもん!」(←はやっ、10時間寝たそうです!)

Kすけコーチ語録
木全:「KうたとRんたろうは、今日が正念場だね!」Kすけコーチ「僕はもう壮年場です」


○Yきの vs CLARK SALLY(AUS、昨日Mいねが悪魔になって破った子)(5~8決め)6-2, 4-6, 6-0
サリーは小気味良い強打の持ち主、でもメンタルはよく崩れます。Yきのはフォアが絶好調で1stセットは思うように決めまくりました。ところが、今日もセカンドに入ると急に不調に。(ふつうあの1stの取り方をしたら、崩れるはずないのに?)1-3から3-3にしますが、そこから4-6。そして、さらにファイナルセットに入ると、サリーが今度は急にかってに崩れていきました。それで、Yきのは、自分のプレーが自然と直っていった感じ。(決して自分で修理したわけではない)やれやれといった感じです。でも、試合後に話を聞いたら、各セット毎に、どういう状況だったのか、しっかり正確に把握していました。よっしゃ!!


●Yしき vs BRUCHARD William(17~20位決め)(ニューカレドニア) 6-2, 3-6 ,4-6
相手は堅実なストローカー、ずっとうしろ対うしろでストロークのラリーをしていたいタイプです。1stセットはYしきはすばらしいプレーを展開します。ドロップショットで相手をおびき出しつつ自分も前へ出て、ボレーを決める。いい形でネットに出て、ドロップボレー、ドロップ&パス、サーブもすばらしい…などなど、おもしろいように決まります、6-2。2ndセットに入ると、ちょっとしたミスにイライラし、だんだんエスカレートし、イライラが爆発。ミスするたびにラケットで地面をたたいたり、わめいたり。これでは、いいプレーに戻ることはできません、その上、当然相手のプレーはよくなってきます、3-6。
 ファイナルセットに入っても、Yしきは、変なミスを連発。この間、相手は何もしていません。ただ、普通に無難にボールを返しているだけで、ポイントが転がり込みます。1-3から、少し心を立て直し、声など出してがんばりました。…が、甘いネットの出方をするのでパスを抜かれる。相手のボールがサービスラインの内側にはずむチャンスボールなのに、前へ走っていってなぜかロブを打ちバックアウト。正しい選択をまったくできない、1stセットのプレーがうそのような、ダメダメネットプレーの連発で、くらいついていくものの4-6。試合後、いろいろ話しました。とても自分の悪い部分を見直せる試合でした。



○Tっきーvs LE BOURHIS Corentin (25~28位決め) 6-0, 6-2
Tっきーのフォアがとても攻撃的に安定していました。うれしい初勝利!聞くと、前日Rんちゃんに教えてもらった事(テイクバックの仕方)を注意してやったら、すごくよく入ったそうです!「セカンドセットは3回のデュースをすべて取りました!!」というので「おお、すごいじゃん」と言うと、その後「でも5-0からの2ゲームは両方ともデュースを落としてしまったので、いまいちでした。」ん?ん?ん?どういう意味かわかりませんでした。「セカンドセットはデュース全部とったんじゃなかったっけ?」と聞くと「ああ、デュース全部とったのは5-0になるまでの所でです。」
なかなか、日本語はムズカシイ。



●Aいなvs MC LAGHLING Gabriela(オーストラリア、きのうMもかがフルセットで破った子) 1-6, 2-6
Aいなは一生懸命走り、最後まで深くつないでいました。相手のボールが先に短くなるポイントも多く、ナイスラリーができていました。しかし、相手のボールが短くなったボールで攻めたいところですが、ポジションが下がりすぎているため、攻めるどころか苦しくなり、返球が甘く入ります。そのボールで見事に追い込まれミスが出て0-6,2-6。最後まで同じように行ってしまいました。Aいなは、今できる事を一生懸命やることはできましたが、自分で得点をとるプランを明確に立てる事をしていきたいですね。By Kすけ



●Mいね vs PATTOUA Lucilla(SF)(第一シード、ニューカレドニア)5-7, 3-6
相手の第一シードに対して、変なリスペクトは持たずに、へたくそだったらどんどんやっつける!と臨んだMいねでした。1ゲーム目、相手は変なストロークミスをします、これが第一シードか?というようなプレーです。第2ゲームは相手が4回連続ダブルフォルト。たいしたことない相手に、Mいねは自信をもって速いストロークにも柔らかく対応、スーパーショットも出ます。(ただしダブルフォルトはこちらも多い)3-0,3-1,3-2,4-2,4-3,5-3,5-4で迎えた第10ゲーム、相手が豹変しました。それまで1ゲームに3回はかならずダブっていた相手、ここからはすべてサーブが入ってきます、しかもセカンドサーブもすごいのが。ここから相手が急にラストスパートかけて3ゲームをあっという間に持ち去りました。
 2ndセットはあせって、冷静に考える事ができなくなりました、速いストロークをパワーで返そうとし、力んでテイクバックもスイングも大きくなり、すべて振り遅れ…つまり、相手のボールが返せない状況になりました。どうしようもない状態のまま3-6。試合後は座り込んで泣いていました。
 ラストスパートか、はたまた死んだふり作戦か、とにかく精神的に大きなダメージを受けました。変なミスや、ダブルフォルトはあっても、トータルでみればやっぱり心の折り方を知っているあたり、やっぱり第一シードだね…と話ししました。おおきな勉強のできる試合でした。これをきっかけに、少しテニスの奥深いところへ進めたらいいなと、思ったのでした。



●Kうた vs SKLENAK Johan(SF)(ニューカレドニア、第3シード) 1-6, 3-6
相手は粘り強いストローカー、と言っても、ロブでつなげるわけではなく、柔らかさのある低く深いボールで、ずっとストロークしてきます。戦うにはいやな相手です。ラリーが1回1回長い!相手はKうたのナイス1stサーブはすべてスライスでベースラインぎりぎりに深く返してきますが、はたしてリターンで正確に打ち込む技術はあるのか?こんな相手にはサービス&ボレーをしたらおもしろいかも?なんて思って見ていましたが、経験不足かKうたには、そういう発想はうかびません。最後まで気迫のこもった戦いをしましたが、逃げ切られました。次の大会でもう一度当たったら、少し違った戦い方をしてみてほしいですね。



○Rんたろう vs GRONDIN Simon(SF)(5シード、ニューカレドニア、Yきのが練習マッチした子) 6-4, 6-0
相手はひととおりこなすオールラウンドな子です。自分らしいテニスを展開し5-1。そこから反撃にあい、5-4まで迫られますが、そこをしっかり押さえて6-4としたら、2ndセットは簡単に6-0となりました。快勝です。



●Mもか vs DUVAL Blandine(SF)(第3シード、ニューカレドニア、きのうAいなに勝った子です) 6-7(6-8), 4-6
きのうのAいなとの試合では、ただ柔らかくロブでつなぐだけの子かな?と思っていたら、大間違いでした。この子のロブは超強力です。
1stセット2ゲーム目で、相手が審判をつけてくれとリクエストし、いきなり審判がきてMもかはまず、面食らいました。審判による不当なジャッジ(とMもかには見えた)により、精神状態は最悪の方向へ。審判がすべて自分に不利になるようにジャッジしているという疑心暗鬼が深まり、プレーに集中できません。
相手は、Mもかがネットに出てくると100%ノータッチエースで決まるロブを放ちます、風上のベースラインからはMもかが返せないくらいの高く弾むボールがベースラインぎりぎりにきます。とてもプレッシャーとフラストレーションの高い中、それでもくらいついていきます。タイブレークの5-4からの2ポイント、最大の集中力と最高の選択で戦わなくてはいけない場面で、なんとなく返すボールをアウト、次もイージーミス、という過ちをおかしてしまいました。結果6-8で落とす。第2セットも0-3からあきらめずについていきます1-4から4-4まで行きますが、相手は素早い動きでMもかがネットに出てきた時は、パスも正確に打って抜いてきます。4-6。とても悔しい負けとなりました。
テニスは、審判とも、相手とも自分とも戦わなくてはなりません。そういう意味ではとてもいい経験ができました。



2ゲーム目審判入場の時のびっくり写真と試合直後の様子


本日Tっきーが覚えた言葉「オー マイ ガー!」(意味は知りません、現地の子がしきりと使っていたので、意味もわからず真似してました)




明日はここ、ウエントロ・テニスクラブで行われる第1大会の最終日。Rんたろうは決勝戦、Kうたは3決、MもかMいねは3決で対決します。
他の子も順位決めの最後の試合です。悔いの残らぬ試合をしましょう!!!







コメント
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