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◎千一夜物語 その6 ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語(3)

2015-12-05 23:13:37 | 物語
千一夜物語 その6 ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語(3)

★ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語(第807-814夜)(「完訳 千一夜物語10」、岩波文庫)


「ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語」(第809夜)より

「この象牙の筒、金貨3万ディナール。これはその見せるところを見せまする。お買いのかたに御損はござらぬ。見んと欲する者は、見るを得ましょうぞ。これは象牙の筒じゃ」

 競売人が呼ばれてやってくると
「この筒の値段の3万ディナールは、最初の付け値でございまして、まことの値段は4万ディナールでございます。それ以下で手放してはならぬ、しかもそれを現金で払う人にしか譲ってはならぬと、命じられているのでございます」
 ハサン王子
「それにしても、この筒はいかなる点でそのように珍重に値し、どういう特異な点で注目を促すのか、知らせてもらわなければならぬ」
 競売人は言いました
「我が御主人様、もしあなたがこの水晶のはまっている端のほうから、筒をお覗きになれば、見たいとお思いになるものは何なりと、たちどころにかなえられて、見ることができます
「お前の言うことが本当ならば、私はお前の求めるだけの代金を払ってやるばかりか、手数料としてさらに1千ディナールを進呈しよう」

 ハサン王子は、ヌレンナハール姫を見たいと念じながら競売人の示した端を覗きました
 すると、浴場の浴槽の中に坐って、姫のお化粧をしている奴隷たちの手の間にいる、姫の姿が見えました。水と戯れながら笑い、手にする鏡を見ている、このように美しい、このように間近にいる姫を見て、ハサン王子は感動の極、思わず筒を手から取り落としそうになりました

 この筒こそは、世界にある最も不思議な品であるという証拠を得て、王子は旅を十年続けようと、全世界を駆けめぐろうと、このような珍品に決して出会うことはあるまいと信じて、買うことに躊躇しませんでした
 そこで、王子は競売人についてくるように合図し、旅宿に行くと、奴隷に命じて4万1千ディナールを支払わせました

 こうして、ハサン王子はこの象牙の筒の持主となりました

 美しいペルシアの詩を譜んじたりして、シーラーズの町で日々を過ごしたハサン王子は、故国に戻り、落ち合う先の3本道の旅宿に着きますと、そこには兄のアリ王子がおりました
 それでハサン王子は兄といっしょに、3番目の弟を待つことにしました



 ところで3番目の弟のフサイン王子はと申しますと、次のようでございます

 長い旅の末、王子が着いたところは、サマルカンド・アル・アジャムという町でございます

 フサイン王子は到着の翌日から、「大市場(バーザール)」と言う、市場に出かけました。一心に歩きまわっておりますと、自分の前2歩のところに、林檎をひとつ持った競売人を見かけました

 その林檎は、片側は赤く、別の側は金色で、西瓜ほどの大きさがあって、まことに見事なものなので、フサイン王子はすぐにこれを買いたくなりました
「その林檎はいくらだね」
「最初の付け値は、金貨3万ディナールです。我が御主人様。けれども、4万で、それも現金でなければ譲るなと、命じられております」
「なるほどこの林檎はいかにも美しく、このようなものは見たことはない。しかし、そんな法外な値段を要求するとは、お前はふざけているにちがいない」

 競売人がさし出した林檎の匂いは、まことに身にしみる、馥郁とした香りでした
「我が旅の疲れはすべて忘れた。母の胎内から今出たばかりのようだ。ああ、何という、えもいえぬ匂いだろう」

「それでは、殿よ、お聞き下さい
 実はこの林檎は自然のものではなく、人間の手によって作られたものなのです。ある大学者、極めて高名な哲学者の研究と不眠の果実なのでございます。この林檎のなかには、あらゆる薬草、有用植物、あらゆる薬用鉱物の精髄が含まれているのです
 ペストでも、じん麻疹でも、およそ何かの厄病にかかった大病人で、たとい瀕死の者なりとも、ただこの林檎の匂いを嗅いだだけで、直ちに健康を回復しないような者はないのでございます」

 ある人は「この林檎こそは林檎の女王で、薬のなかで随一の妙薬です。もうまったく望みのない病人たちでも、死の門から帰してくれるのです」と言うのでした

 たまたま、一人の盲目の中風病みの男が、運搬人の背負った籠に入れられて、通りかかった。競売人は素早く進みよって、鼻の下に林檎をさし出しました。すると、その病人は急に起き上がって、小猫のように運搬人の頭上を乗り越えて飛び下りると、両眼を熾火(おきび)のように見開いて、脚を風にまかせました

 そこでフサイン王子は、この不思議な林檎の効能を確信して「どうか私の宿までついてきてもらいたい」と競売人に言いました
 旅宿でフサイン王子は4万ディナールを払い、仲買のお礼として、1千ディナールの財布を与えました

 こうして不思議な林檎の持主となった王子は、隊商の用意がととのうとサマルカンドを出発し、兄のアリ王子とハサン王子の待っている3本道の旅宿に無事着きました

 そこで3人の王子は、互いの無事の到着を祝し合ってから…

…ここまで話した時、シャハラザードは朝の光が射してくるのを見て、慎ましく、口をつぐんだ
 

◎AKB48「唇にBe My Baby」のカップリング曲 MV

2015-12-05 11:33:47 | AKB48 HKT48 NMB48
AKB48「唇にBe My Baby」のカップリング曲 MV

AKB48「唇にBe My Baby」のカップリング曲 MV(short ver.)

〇チームK「お姉さんの独り言」
〇チームB「金の羽根を持つ人よ」
〇チーム4「なんか、ちょっと、急に…」

〇次世代選抜「君を君を君を…」
 センター はるっぴ

〇れなっち総選挙選抜「マドンナの選択」

 れなっち選抜

 HKT48からは

 むらしげちゃん 15位
 じーな 14位
 なつ 11位

 なんとセンターは、なつみかんちゃん(1位)
 みかんちゃん初センター?おめでとうさんでございます


〇高橋みなみ卒業ソング「背中言葉」

 感動的で胸にしみいるようないい曲


●チームA「やさしいplace」

 全部、聴きましたけど、この曲が断然一番いい!
 「僕たちは戦わない」になんか似ている
 
 さくちゃんセンター
 

 さくちゃんは、かわいい→かわいくて綺麗 に変身中なり

 髪形は、最近のように、固定でないほうがいい

 いつか三つ編みにしてくれないかな?