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◎千一夜物語 その8 ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語(5)

2015-12-10 21:29:16 | 物語
千一夜物語 その8 ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語(5)

★ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語(第807-814夜)(「完訳 千一夜物語10」、岩波文庫)


「ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語」(第811夜)より

 フサイン王子も、ハサン王子とヌレンナハール姫との結婚式には参列しませんでした

 フサイン王子は、消え失せてしまった矢を探しに、腕試しの行われた馬場の場所に出かけて行きました。矢の飛んでいった方向に、まっすぐに歩きはじめましたが、見つからず、どこまでも歩きつづけて、とうとう岩山に達しました

 矢はこの岩山を貫き通すわけはないから、もし矢がどこかにあるものならば、ここよりほかにはないはずだ、と思いました
 と、王子は地上に、矢尻を先にして横たわっている矢を認めました
「おお、不思議なことだ。自分自身の力で、こんなに遠くまで矢を射ることはできるわけがない。矢はこんな前代未聞の距離に達しているばかりか、岩に激しくぶつかって跳ね返されている」

 王子は矢を拾い上げて、矢のぶつかった岩を眺めたりしていますと、その岩に、扉の形に刻まれたくぼみがあるのに気づきました。近づいてみると、それは実際に隠れた扉で、わずかにわかるような入口でした。王子は開くだろうなどとは思わずに、その扉を押してみますと、動き出し、ぐるっと廻るのを見て、たいそう驚きました。
 王子は、その扉の先にあるゆるい勾配の廊下に入っていきました。ところが、扉はもとにもどって、廊下の入口をぴったりと閉ざしてしまい、あたりはまっ暗闇になりました。扉をまた開けようとしても、どうにもなりません

 そこで、王子は、暗闇のなかを前に進むことにしました。やがて、一条の光が射すのを見たので急ぎますと、廊下のはずれに出ました。すると突然、空の下に出て、前には青々とした野原があり、そのまん中に壮麗な御殿がそびえております

 そこから一人の驚くばかりの美しさの貴婦人が出てきて、こちらに進み寄ってまいりました。その婦人は、まごころにあふれた身振りで手を延ばしながら言いました
「ようこそおいであそばしました、フサイン王子様」
 王子は、いまだ会ったこともなく、これまで噂も聞いたことのない国に住んでいる貴婦人に、我が名を呼ばれるのを聞くと、驚きの極に達しました。すると
「何もお尋ねにならないで下さい。わたくしの館にお入りになった時に、あなた様の御不審をお晴らし申し上げましょう」

 乙女は王子の手をとって、並木道を通って案内し、応接の間のほうに連れてゆきました。まん中の長椅子の上に、自分の傍らに王子を坐らせ、王子の手を両手に包んで言いました

「フサイン王子様、わたくしはあなたがお生れになった時から存じ上げています
 実は、わたくしは魔神の王女の魔女(ジンニーア)でございます。サマルカンドであなたのお求めになった不思議な林檎も、ビスシャンガールでアリ様のお持ち帰りになった祈祷用の絨毯も、シーラーズでハサン様のお見つけになった象牙の筒も、みなこのわたくしが、売らせたのでございます。あなたの御身について、わたくしの知らないことは何ひとつないのです。あなたは従妹ヌレンナハールの夫におなりになる仕合せよりも、もっと大きな仕合せにふさわしいかただと、そう思いました。それゆえわたくしはあなたの矢を行方不明にして、ここまであなたを誘い、あなたご自身にここに来ていただこうとしむけたのでございます。今となっては、お指から仕合せをのがれさせるもさせないも、ただお心次第でございます」
 この最後の言葉を、非常に愛情のこもった調子で口にすると、美しい魔女の姫君は、すっかりあかくなって、眼を伏せました

 魔女の姫君のほうが、美しさも、魅力も、色香も、才智も、富も、どんなにかヌレンナハール姫よりもまさっているかを見て、我が運命を、ただ祝福するばかりでした

……

「あなたはわたくしの夫になって、わたくしを深く愛して下さいますか」
「あなたの夫としてどころか、あなたの奴隷の末席としてでも、1日を過ごすことができれば、私は一生涯をささげても苦しゅうございません」
「そういう次第ならば、わたくしはあなたを夫として迎え、今後わたくしはあなたの妻でございます。これからご一緒に、わたくしたちの最初の食事をとることにいたしましょう」
 姫は王子を第二の広間に案内しました

 さて食事が終ると、美しい魔女王女とその夫は、さらに美しい第三の広間に行って坐りました。すぐに多数の魔人の娘の舞姫がはいってきて、うっとりするような舞いを踊りました。同時に、音楽が上から下って、聞えてきました。舞姫たちは、なだらかな舞いの拍子に合わせて、広間を出て、婚姻の寝床のしたくがしてある部屋の戸口まで、新夫婦の前を進んでゆき、新夫婦を部屋にはいらせ、引き取りました
 2人の若い夫妻は、かぐわしい寝床に寝ましたが、それは決して眠るためではなく、楽しむためでございました…

…ここまで話した時、シャハラザードは朝の光が射してくるのを見て、慎ましく、口をつぐんだ
 

◎さくちゃん、走る

2015-12-10 00:08:33 | AKB48グループ
さくちゃん、走る

「唇にBe My Baby」タイプA

○「唇にBe My Baby」のMV

・やはり、とてもいい曲
・「会いたかった」のシーンが入っている

・さくちゃん、陸上部

 おそい
 例の走り方やん
 …
 フォームが少しよくなった
 …
 最後は、フォームがとても良くなってるやん!
 すごい! ちゃんと走れるやん!

●「やさしいplace

・やはり、「僕たちは戦わない」によく似ている

・すごく魅力的な曲で、何度も聴いています

・美しくて、かっこいいさくちゃん

 どんだけきれいになるんだろう

●「WORDS」

たかみなは、AKBに入ったときから、顔があまり変わっていない
 同んなじ顔やん

たかみなの歴史はすなわちAKB48の歴史