林家彦六(八代目林家正蔵)の「双蝶々(ふたつちょうちょう)冬の子別れ」を観ました。お見事
としか言いようがない程の出来で、噺に引き込まれてしまった。この時点で80歳と本人が高座で
語っていたのでこの迫力ある出し物は驚異だ。あの独特の籠ったような高いトーンの声で、しかも
語尾が明瞭な語り口は芝居噺にとても合う。ゆっくりした調子でいながら、展開が早く、ラストの
大立ち回りは本当に素晴らしい。真骨頂とは此のことだ。
六代目三遊亭圓生とはソリが合わなかったようだが、私の中では名人噺家として双璧で、まだまだ
沢山の演目を観てみたい。
としか言いようがない程の出来で、噺に引き込まれてしまった。この時点で80歳と本人が高座で
語っていたのでこの迫力ある出し物は驚異だ。あの独特の籠ったような高いトーンの声で、しかも
語尾が明瞭な語り口は芝居噺にとても合う。ゆっくりした調子でいながら、展開が早く、ラストの
大立ち回りは本当に素晴らしい。真骨頂とは此のことだ。
六代目三遊亭圓生とはソリが合わなかったようだが、私の中では名人噺家として双璧で、まだまだ
沢山の演目を観てみたい。