第６３回東京名物 神田古本まつり

２０２３年の第６３回　東京名物　神田古本まつりも無事開催されて、２７日の初日に行ってきました。

神保町駅には午前１０時に着きましたので、会場本部前も比較的空いています。いつも土、日に来ていたので時間をかけて本を

見ることが出来てうれしー！

こんなまばらな人出の会場本部前は初めて体験します。今、会場で本を物色している人は何となく来ているのではなく、私も含

めて、完全に古本まつりの為に来ている人たちですね。

そうなんですよ！ここは掘り出し物がとても多いんです。私も毎年ここが楽しみなんです。昼間から夕方にかけては押すな押す

なの人で、じっくり本を探すのが困難なほどです。

ここの路地は通りかかった時には、すでに一杯の人で混んでいました。この会場もいつも人が多～い。

いつの間にか澤口書店　神保町店が出来ていました。マンガの専門店で知り合いに教えたら喜びそう。私も次に神保町に来た時

にはゆっくり見てみようと思っています。

店舗前には通常通りに本が並べられています。

時間が過ぎるにしたがってドンドン人が増えています。各露店前には人だかりがしていて大混雑。興味がある場所があったら、

少し待てば入ることが出来ますよ。見ていて押された記憶はないので大丈夫です。まだまだこの後も本を探しにいきます。続

きをど～ぞ。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました（2014年米映画）

久しぶりに観た映画はテレビで放送されたものを録画したモノ。これが最高に愉しめた！主人公の有名

レストランの総料理長・カールを始め、各出演者の個性が際立っているし、料理の手際の良さ、見せ方

も秀逸、映画そのもののテンポも良く、何と言っても音楽が抜群で、聴いたことのあるメロディーが軽

快なラテンのリズムに乗って、次々に繰り出されて非常に効果的。アメリカ・マイアミからニューオー

リンズ、ロサンゼルスと風景が変わっていくロード・ムービーをグッと盛り上げていた。

 

シェフ・カールの料理する手元は勿論本物の吹き替えだと思うが、ここまでアクティブでキレイな映像

を見た記憶がなく、見事の一言。このシーンだけで見る価値はある。

 

一転してカールが職を失い、何処からも再就職の誘いがなく不安にさいなまれて、息子との関係も築く

自信をもてないところは身につまされてしまう。

 

日本語のタイトルはイマイチかなと思ったが、原題の「シェフ」では日本人にはイメージしにくいかも。

それでも観始まってしまえば、映画の中に入ることが出来て、本当に面白い。鑑賞後元気が湧いて来る

映画です。

アパレルの終焉と再生 小島健輔

平成を迎える頃、アパレルはすでに厳しい状況に陥っていた。原価を下げるために海外生産が異常に

増加し、供給が需要を上回り、在庫が積み上がり、セールはドンドン前倒しで、正価で購入すること

が馬鹿馬鹿しいと思えるようになった消費者が増え、販売価格は下がり続け、ユニクロが高いという

若年層が増えたことで、全体の価格は引き下げられた。元々高い利益率があらゆる問題をスルーして

きたが、コロナ禍はその全てを一気に吹き飛ばす威力があった。

 

コロナによる緊急事態宣言は百貨店、小売店を直撃し、軒並み休業を余儀なくされ、売り上げは激減

し、重くのしかかる運営費、人件費にアパレルは瀕死状態に陥った。地方百貨店は閉店が相次ぎ、ブ

ランドは廃止され、街中にあった小売店も減少傾向にある。

 

２０２０年に書かれた本書で著者はリモートワークが定着して都心に出かけることも少なくなり、ラ

イフスタイルも仕事軸から生活軸に変わって人生観まで変わっていくと予想しているが、確かに人々

の意識に変化の兆しは見られるが、大企業を中心にリモートワークは減り、通勤電車は混雑している。

ただ、人から見られる服装に対する意識は相当変わってしまい、物価高に追いつかない低賃金に服装

まで手が回らない実情がある。

 

著者はアパレル業界が顧客を見ていないと警告する。一方的な発信で感性の需給ギャップを、過大供

給で量の需給ギャップを引き起こすのは「顧客を見ない見切り発車だ」と断じている。そこから「需

給一致デフレ・サステナブルシステム」への転換を提唱している。これは日本の大企業偏重主義への

提言でもある。普段着としてのファッションは大企業が製造販売すれば事足りるが、物足りない思い

を抱く人々は必ず居る。製造販売業が必ずしも、大きな売り上げを目指さないくてもいいと考える。

 

　　　アパレルの終焉と再生　　　小島健輔　　　　　　　　　　　　　朝日新書

日本の名目GDP世界4位に転落へ

　経済の規模を示す名目GDP＝国内総生産。日本はこれまで世界3位でしたが、今年、55年ぶりにドイツに抜かれて

4位に転落する見通しとなりました。背景にあるのは、円安とインフレです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈中略〉

　観光していたドイツ人から聞こえてきたのは、「日本は安い」という声。大きな要因は円安です。円安の影響は、

世界の中での日本経済にも影を落としています。

 

　各国の経済の規模を示す、名目GDP＝国内総生産を表したグラフ。日本は2010年に中国に抜かれて世界3位に。そ

れから10年以上、3位でした。しかし、今年はおよそ4兆2300億ドル。人口が日本の3分の2程度のドイツの、およそ

4兆4300億ドルに抜かれ、世界4位に転落する見通しです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈中略〉

　西村康稔 経産大臣 「いずれにしても日本の成長力が低下している、低迷しているというのは事実」

 

　西村大臣は「日本の成長力の低下」は事実だと指摘。政府が促す企業の生産性向上や、持続的な賃上げがどこまで

実現できるか。世界4位となる今後の日本の経済のゆくえを左右しそうです。（TBS NEWS　10/27　金) 

 

日本の名目ＧＤＰが世界４位に転落する見通しが出ても政府は何の対策も打たない。円安がどれだけ進行しようとも

日銀は今までの政策を変えないので、日本の地位はドンドン低下していく。輸入品は値上がりし、原材料費は高騰し

続けているので、あらゆる業種で原価が上がり、収益は減少する一方だ。賃金も物価高に追いつかないので消費は減

退し、個人消費が6割に及ぶＧＤＰはさらに落ち込む可能性がある。

 

今頃になって岸田首相は所得税減税をするつもりのようだが、景気低迷に何ら効果を及ぼすこともないだろう。すで

に失われた３０年としながら、マスコミの報道に何の危機感も感じる事は無い。ニュースでは節約生活に安いスーパ

ーを日々報じるだけだ。政治の無策を報じ、意味のない政策を正し、日本の将来の為にするべきことを考える番組が

あってもいいのではないか。

 

いずれにしても自公政権に任せておけない事はハッキリした。

秋の鎌倉散歩part3 ー街中～江ノ電ー

今週はいい天気の日が多く出かけるのには最適ですね。火曜日の鎌倉は抜けるような青空が広がり歩いていて気持ちよかった。

祇園山ハイキングコースに向かう途中、古い酒屋さんを見かけました。鎌倉には結構こういう建物があって愉しい。

平日の小町通り裏はとても静かですが、有名店には早い時間から長い行列。

お昼は「鎌倉　美水」へ。表からは分かりにくいですが、奥まで深く結構な席数。午前１１時過ぎにも関わらずほぼ満席。ゆっ

くり座れるテーブルにつけてラッキー！メニューも豊富でうどんはツルツル、しこしこ美味しかった！

奥さんが見つけた、車屋さんのマスコット人形。小さいけど目立っていました。

御成町踏切で江ノ電を撮って、江ノ電乗り場に向かいます。

江ノ電ホームでしばらく待って、久しぶりに１番前の席に。この日は小学生も遠足でしょうか？沢山見かけました。

江ノ電最前列席は乗っていて全然飽きることが有りません。街中から、山側、そして海が見える風景は絵になります。海岸通り

の混雑する車の列を見ながら、江ノ電は颯爽と走り抜けていきます。