石破茂首相は27日、東京都内で開かれた内外情勢調査会で講演した。
来年の通常国会で2025年度予算案や重要法案が否決されたり、内閣不信任決議案が可決されたり
した場合、衆院解散・総選挙に踏み切る可能性もあると表明し、野党をけん制した。10月の衆院選
で大敗した直後の「解散カード」への言及は波紋を広げそうだ。
首相は「予算案や極めて重要な法案が否決された場合、衆院の意思と内閣の意思とどっちが正し
いか国民に決めていただくことは当然あり得べきことだ」と強調。不信任案可決への対応について
も「国民の信を問うということは当然あり得べきことだ」と述べた。(時事通信 12/27 金)
少数与党に転落していながら、再び解散総選挙に踏み切る可能性もある発言は稚拙すぎる。政権支
持率は下がっているし、有効な政策も打ち出すことが出来ていない。変わらない典型的なバラマキ
予算は景気浮揚に効果なく、野党が反対したところで国民の不信を買うこともない。
予算案を否決され、大義なき解散をして、さらなる与党の敗北となれば責任を問われるのは首相本
人である。2、3世議員とタレント議員ばかりの自民党にはさらに議席を減らしてほしい。