立憲民主党の野田佳彦代表は28日の衆院予算委員会で、自民党派閥裏金事件を巡り、旧安倍派で幹部
だった下村博文氏ら4人の参考人招致を求めた。政治資金パーティー券の販売ノルマ超過分の資金還流
を再開した経緯に関し、参考人聴取した同派会計責任者松本淳一郎氏の証言と、下村氏らの主張が食い
違っていると指摘した。立民の奥野総一郎氏から裏金事件の再調査の可能性を聞かれた石破茂首相は「
自民が調査し、検察当局も結論を出している。現在考えていない」と否定した。
野田氏は、松本氏への参考人聴取を踏まえ、派閥幹部だった下村、塩谷立、西村康稔、世耕弘成各氏
に対する再調査が必要ではないかとただした。首相は「わが党の問題で国民の政治不信を招いている。
真相解明に向けて、国会の努力に全面的に協力する」と述べるにとどめた。(共同通信 3/1 土)
自民党に自浄能力がないことは明らかだ。先の選挙結果を受け入れることなく、時間稼ぎをすれば国民
はいつの間にか忘れてしまい、次の選挙で最低限の議席を確保し権力を保持したいだけだ。日本には問
題が山積しているが、石破政権では解決に向けての道筋を見つけることが出来ない。
与党政権が大幅に議席を減らしたおかげで、様々な問題の裏が報道されるようになった。次の選挙でも
与党議員を減少させ、議員特権にメスを入れたい。