今日から日経新聞の一面の特集で「ネットと文明」の第2部が始まりましたね。
「増殖するイラチ」というコトバは今日の見出し。
“イラチ”という意味はご存知ですか?
大阪弁なんでしょうか、“せっかち”とか、“気が短い”とか、あまり誉められたコトバじゃないですよね。そう言うボクも、前の会社でいっしょに仕事をしていた同僚から「ホディさんって、イラチですよね。」って・・・
確かにボクも自分のことをそう思います。
みなさん、ハローです。ホディです。
日本人は電車が何分遅れるとイラ立つか。
シチズン時計の調査では「五分が限界」と社会人の半数が答えた。十年前は「十分」。
イラチ度はインターネット登場後、倍化した形だ。
朝、いつもの電車の中でそんな記事を読みながら、ボクは何分かな?
・・・ん???
その答えが、偶然、バッタリ帰りの電車で得られました。
「東京駅で人身事故がありました。しばらく停車いたします。お急ぎの方は振替輸送を行っていますので・・・」
車内から少しずつ人が移動します。周囲のつり革をつかんで立っていた人たちが、目の前の席が空いて座っていきます。
ボクの目の前の席も空きました。「よっこい正一」
すっかりオヤジ。
十分経過。
「現在、救出活動を行っております。お急ぎの方は振替輸送・・・」
ドンドン人が移動していきます。席に隙間ができました。
二十分経過。
「救出活動は終了いたしまして、現在、現場検証を行っております。お急ぎの方は振替輸送・・・」
人の動きが止まりました。携帯メールを打つ人、本を読む人、すっかり腰が据わっています。席はパラパラ。
約三十分経過。
「まもなく発車いたします。」
駆け込む人々。何事もなかったかのように、いつもの電車に戻りました。
ボクは本を読みながら、平穏な電車生活を送りました。たかが三十分。されど三十分。
“イラチのホディ”は鳴りを潜め、自分でも意外な結果。やればできるじゃないか!
・・・
でも、たまたまなんですよね。きっと。
昨日は休みで。今日の仕事もボチボチ。しかも明日は休みで。。。
となると、ストレス度は低い。
これが忙しい朝だったり、満員電車の中だったり、疲労が溜まっていたり・・・そんな日のボクはきっと平穏ではいられない。イラチ火山、大噴火でしょうね。
ボクらは無意識の中で、時間を意識している。
サイトが表示されるまでの時間。・・・今日の記事によると、我慢できるのは「十秒以内」。これを超えると七割強がイライラするそうです。
要はネット環境の充実で、ほとんどのサイトが十秒以内で表示される。少し前なら少しずつ表示される画面を待てていたのに、今のボクらは十秒のスピードに体が馴染んでしまった。。。
だから測るわけではないけど、十秒以上はおかしい。何かあったのかと思う。イライラする。
でも、待てる時間もある。
カップラーメンのお湯を注いで三分。・・・一時期、一分とか短い時間もありましたよね?(今もあるのか?)
一分もあるけど、ボクらは三分待ちたい。ウルトラマンの際どい勝利と同じ時間。
イラチのボクも、平穏な人も三分待てる。
面白い映画の時間、二時間。校長先生の挨拶、二十分。
美味しいラーメン屋の行列、三十分。コンビニのレジ待ち、三分。
ジャイアンツの猛攻、十分。投手交代の間のCM、一分。
・・・
待てる時間。待てない時間。
人それぞれ。
ボクらは時間の効率を求めるだけではないでしょう。
時間を楽しんでいる、だから時間を惜しんでいる。
でも、電車が遅れた時間も、ネットがカタカタ動いている時間も、どんなに嘆いても時間は返ってこない。それでも時間は流れている・・・
そんな時間も・・・結局は自分の意識ひとつ。
決してイライラせず いつも静かに笑っている そういうものにボクはなりたい。
一分でできるカップめんって、クイックワンとかいうやつじゃなかったでしたっけ?
ところで、お返しってわけじゃないですけど、hoddyさんのブログのサブタイトル(って呼んでいいのかな?)「さわやかに さりげなく」いいですね。考えてる方向が、わりと近いような気がします。
イラチの記事、僕も見ました。
いや~、ネットってホントにイラチを増殖させてますよね。自分もその1人です。
人生、気長にやらないと疲れますよね。
ホント時間って不思議ですよね~。
>ものすごく短く感じられたり、長く感じられたり
確かに。
何なんでしょうね?不思議な感覚です。
時間はやはり奥が深くて、難しいですね。。。ますます時間について考えたくなります。
「さわやかに さりげなく」・・・誉めていただいてありがとうございます。ボクのモットーです。
おっしゃる通り考えている方向は近いですよね。ブログは不思議とそんな人が引かれあって、いつの間にか顔も知らないお互いが知り合っていくような気がします。これも不思議ですね。
luckymentaiさん、おはようございます。コメントありがとうございます。
日経の一面の特集、ボクは結構好きなんですよね。ネタとしても多い気がします。。。
イラチの増殖・・・やっぱりネットも原因のひとつなんでしょうね。luckymentaiさんもブログでよく疑問視されていらっしゃると感じていますけど、ヒトはどこまで便利さを追求するのか?
便利さを追求した結果、時間の期待値がドンドン短くなっていく。。。ホントにいろいろなものがスピードアップされましたよね。良いものばかりではなく、その典型的な例のひとつが尼崎の事故を引き起こしたJR西日本の商売姿勢でもあるんでしょうね。
日経の記事にもありましたが、効率化して浮いた時間・・・その時間をどう活かすのか???
luckymentaiさんのおっしゃる通り結局、気長にやるほうが疲れないですし、幸せかもしれませんね。
イラチは 大阪弁ですか?
イライラもおもしろいもので、自分の都合で
まぁしょうがないと思ったり、気分次第です。
いつも静かに笑っている 私もそれが福を招くと信じています。(笑
>イラチは時と場合!
おっしゃる通りですね。
でも、ボクの場合はイライラをおもしろいとまでは思えないんですが・・・「まぁしょうがない」と受け入れたいですね。偉そうな記事を書きましたが、ボクはよく爆発させています。瞬間湯沸機です。
「イラチ」は大阪弁だと思っていますけど、どうなんでしょう?岡山も関西弁に近いと思いますけど、使われるんでしょうかね。
話は変わりますが、おかやま国体始まりましたね。mif-yuさんのブログを読む前に新聞の小さな記事で知りました。
独り言ですけど、国体って年々扱いが小さくなっていくような気がします。国体のようなスポーツ全体の大会は時代が求めてないのでしょうか。。。